ホビーボス ソビエト T-35 重戦車 1938年以前生産型 1/35 ファイティングビークル シリーズ 83842 プラモデル

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ソビエト T-35 重戦車 1938年以前生産型

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10,780円 9,702円(税込)

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「ソビエト T-35 重戦車 1938年以前生産型 (プラモデル) (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ  No.83842 )」です


●第2次世界大戦時におけるソ連軍の多砲塔重戦車「T-35」の「対空機銃装備型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●本格的に量産が行われ、実戦でも使われた多砲塔の重戦車「T-35」を再現、巨大な車体に5つの砲塔(銃塔)を装備した迫力あるフォルムを再現した内容となっています

●「T-35」は、切り立った形状の砲塔を装備した「初期型」と、円錐形状の砲塔を装備した「1938/1939年型(後期型)」の2種のタイプの他に対空機銃を装備したタイプも存在しており、本キットでは「初期型」ベースの「対空機銃装備型」を再現しています

●ホビーボス社製「ソビエト T-35 重戦車 初期型」をベースに、「対空機銃装備型」を再現するため砲塔の天板パーツを変更、対空機銃及び機銃架、上部ハッチなどの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります
 ・ 「ソビエト T-35 重戦車 初期型」とは、対空機銃の有無の他に、「ソビエト T-35 重戦車 初期型」では主砲塔上部に大型ハッチを1つ設置しているのに対して、この「対空機銃装備型」では小型ハッチ2つへと変更しています

【 「T-35 重戦車」について 】


●第1次世界大戦において世界初の近代戦車として登場したイギリス軍の菱形戦車「Mk.1」は、イギリス海軍が陸上軍艦として開発したもので、第1次世界大戦後の戦車開発はこの陸上軍艦型の「重戦車」と小型の「軽戦車」という2つのカテゴリーに分けられていました

●「重戦車」開発の頂点として、1925年に開発されたのがイギリスの重戦車「A1E1 インディペンデント」で、この多砲塔戦車は巨大な車体に5つの砲塔を持ち、展示演習において軽戦車を従えるように突き進む姿は各国の軍関係者に大きなインパクトを与えました

●ソ連軍では、ちょうどその頃、革命の混乱期を脱して軍の近代化を進めていた時期であり、「A1E1 インディペンデント」に深い感銘を受けた首脳部はその購入を打診、しかしイギリスからは断られてしまいます
●やむなく、ソ連軍では自国での多砲塔戦車の開発を開始、「A1E1 インディペンデント」を模した5つの砲塔を持つ重戦車「T-35」と、それよりもコンパクト車体の中戦車「T-28」の開発を同時進行で進めました

●「T-35」は、2両の試作車を経て1933年に制式化されました
 ・ 「T-35」は、車体中央部の戦闘室を取り巻く形で砲塔が集中され、中央部に「16.5口径 76.2mm戦車砲」を搭載した主砲塔、「42口径 45mm戦車砲」を装備する副砲塔と、機銃を装備した銃塔を1基ずつ主砲塔の前後に配置していました
 ・ これらの多くの武装を操作するために「T-35」の乗員は11名を必要とし、重量は45tに達しています
 ・ 動力には500馬力のガソリンエンジンを搭載し、最高速度は30km/hに達し、このような多砲塔戦車のスペックとして決して低いものではありませんでしたが、当時としては大重量であった「T-35」はトランスミッションへ等の負担が大きく、このため常に機械的不調を抱える戦車となってしまいました
 ・ また、巨大な車体のため高い防御力を持たせることができず、装甲は軽戦車並みでしかなく、巨大な迫力あるフォルムとは裏腹に防御力は低いものでした

●ソ連軍首脳部の期待を背負う形で登場した「T-35」ですが、高い生産コストと生産工程の煩雑さのため、生産数は年間10両程度でしかなく、第2次世界大戦の開戦時には61両が完成するに止まっています

●1939年の「フィンランド戦」では、多砲塔戦車「SMK」や「T-100」を実験的に戦場に投入、しかし、このような多砲塔戦車の実際の運用は難しく、その戦果も微々たるものとなり、多砲塔戦車の評価は一気に低下してしまいます

●「独ソ戦」が始まると、「T-35」は実戦に投入されましたが、懸念されていた機械的な故障が多発し、戦う以前に放棄されてしまう車両も少なくありませんでした
●さらに、実際の戦闘では巨大な「T-35」はドイツ軍からの砲火が集中し、それに耐え得る防御力を持っていなかったために多くの車両が撃破されてしまう結果となってしまいます

●このように「T-35」が経験した実戦は散々なものとなってしまいましたが、多くの砲塔を装備して周囲の敵を掃討しながら進むという、多砲塔戦車を具現化して量産、そして実戦に投入した唯一の車両となり、大戦間において話題となった戦場を制する夢の兵器「陸上軍艦」の一つの到達点となった存在だったのです


【 「ソビエト T-35 重戦車 1938年以前生産型」のキット内容について 】


●このソ連軍の多砲塔重戦車「T-35」の「対空機銃装備型」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●車体や砲塔の主要部に一体成型化したパーツを多用しながら、足回りや装備品類などを細分化したパーツとエッチングによって、「T-35」の車体上のディテールを細かく再現、細部再現に重きを置いた内容となっています


●「T-35」は、「主砲塔」、「副砲塔」(×2)、「銃塔」(×2)、「車体」の6ブロックで構成しています

【 主砲塔 】
●天板部に星のマークを加工した「T-35」の特徴的な丸みを帯びた砲塔を再現、「視察口」「リベット」などのディテールを繊細なモールドで再現しています

●「16.5口径 76.2mm戦車砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、砲口部分は開口した状態となっています
 ・ 「揺架」と「防盾」は、それぞれ一体成型のパーツで再現
 ・ 砲塔の「装甲カラー」部も一体成型のパーツで再現しています
 ・ 「装甲カラー」に装備する「サーチライト」(×2)が付属、ガラス部はクリアパーツで再現しています
 ・ 「防盾」は、上部に可動させることができます

●砲塔は、床面、中央部、天板の3パーツで構成、中央部にはスライド金型を使用して「視察口」「ピストルポート」「リベット」などを彫刻で再現しています
 ・ 「車長ハッチ」「装填手ハッチ」を別パーツ化、開閉状態を選択できます
 ・ 天板の「ペリスコープ」を別パーツ化
 ・ 「前方機銃」は機関部も含めて一体成型のパーツで再現、上部のドラム式弾倉は別パーツ化しています
 ・ 機銃のボールマウントは、内部のボール部分を、前後に分割したマウントで挟み込むことにより、回転させることが可能です
 ・ 「鉢巻式アンテナ」は、基部も含めて一体成型のパーツで再現、アンテナ引き込み部は別パーツとなります

●「対空機銃」と「機銃架」が付属しています
 ・ 「対空機銃」は、機銃本体、弾倉、対空照門の3パーツで構成、対空照門は付属のエッチングで再現しています
 ・ 「機銃架」は、プラスチック製パーツによるアーム部と、エッチングのステーとで構成、操作ハンドルなどはプラスチック製のパーツで別パーツ化して再現しています

【 副砲塔 】
●円柱状となる本体に防盾の張り出し部を設けた独特の副砲塔の形状を再現、スライド金型を使用して側面の「リベット」などをモールドにより再現しています

●「42口径 45mm戦車砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、砲口部分は開口されています
 ・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現され、照準口などを開口しています
 ・ 「防盾」(砲身)は、完成後も上下に可動させることができます

●砲塔は、上下分割のパーツで構成、防盾部分の張り出し部は別パーツ化しています
 ・ 「上部ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
 ・ 砲塔上部の「ペリスコープ」「吊り下げフック」「ベンチレーター」も別パーツ化して再現しています

【 銃 塔 】
●左右非対称となる一人用の銃塔形状を再現、側面の「視察口」「リベット」などをパーツ上に彫刻して再現しています

●銃塔は、上下に分割したパーツ構成、前面パネルは別パーツ化しています
 ・ 「上部ハッチ」を別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ 銃塔の「吊り下げフック」は別パーツ化して再現
 ・ 機銃は機関部も含めて一体成型のパーツとなっており、上部のドラム式弾倉は別パーツ化しています
 ・ 機銃のボールマウントは、内部のボール部分を、前後に分割したマウントで挟み込むことにより、回転させることができます

【 車 体 】
●「T-35」の巨大な車体レイアウトを再現、スポンソン部を回る履帯と複雑な足周り、そして大きなエンジングリルなど、特徴的な構造を再現しています

●車体は上下分割のパーツで構成、これにフェンダー、スポンソン部などを取り付けて作製します
 ・ 「操縦手ハッチ」を別パーツ化、開閉状態を選択できます
 ・ 「前照灯」は、前照灯、ガラス部、前照灯カバーで構成され、ガラス部はクリアパーツで再現しています
 ・ エンジンの「点検ハッチ」は別パーツ化して再現
 ・ 「排気管」は上下分割のパーツで構成、先端部は別パーツとなります
 ・ エンジンの吸気口部分は別パーツ化しており、吸気グリルはエッチングで再現しています

●フェンダーは、左右それぞれ一体成型のパーツで再現、フェンダー上面を通る支持架は付属のエッチングで再現しています
 ・ フェンダー上に装備する車載工具類を個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
 ・ 「牽引ワイヤー」は、アイの部分をプラスチック製パーツ、ワイヤー本体は付属の金属製のワイヤーを使用して再現しています

●スポンソンは、左右それぞれ一体成型のパーツで再現、スポンソン内側の転輪の軸は別パーツ化しています
 ・ 側面の乗降用の「梯子」はエッチングパーツにて再現

●戦闘室部分は一体成型のパーツで再現、側面のボックスは別パーツ化しています
 ・ ボックス上部のパネルは付属のエッチングで再現しています

●エンジンデッキは車体パーツとは別パーツ化して再現
 ・ エンジンデッキのスリット部は開口した状態となっており、スリットは薄く成型されています
 ・ エンジンデッキ下方に存在するファンを別パーツ化して再現

●サスペンションユニットは、並列配置したコイルサスペンションと下部転輪を前後に分割したボギー部で挟み込んで接着、上部にカバーとエッチングパーツによるステーを取り付けて完成させます(全8ユニット)
 ・ 「誘導輪」「下部転輪」は前後に分割したパーツで再現
 ・ 「起動輪」は前後方向に4分割したパーツで再現しています

【 履 帯 】
●「履帯」は、「T-35」用のシングルピン履帯を再現しています
 ・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割した一部連結式履帯となっています


●前照灯、サーチライトのガラス部などを再現するクリアパーツが付属
●吸気口のメッシュ、フェンダー支持架、梯子などを再現するエッチングパーツが付属しています

ソビエト T-35 重戦車 1938年以前生産型の商品画像

【 「T-35 重戦車 1938年以前生産型」の塗装とマーキング 】
●「T-35 重戦車 1938年以前生産型」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、砲塔上部の帯などを再現したデカールが付属しています


●「ソビエト T-35 重戦車 1938年以前生産型」の完成時のサイズ
・ 全長 : 281mm
・ 全幅 : 98mm

●パーツ数 : 630点以上


【 「ソビエト T-35 重戦車 1938年以前生産型」のパッケージ内容 】


 ・ T-35 重戦車 対空機銃装備型 ×1
 ・ エッチングシート ×3
 ・ デカールシート ×1
 ・ 金属製ワイヤー ×1
 ・ クリアランナー ×3
 ・ 組立て説明書 ×1
 ・ カラー塗装図 ×1


●2015年 一部新金型

ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ 「ソビエト T-35 重戦車 1938年以前生産型」
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