ホビーボス ソビエト T-35 重戦車 初期型 1/35 ファイティングビークル シリーズ 83841 プラモデル

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ソビエト T-35 重戦車 初期型

販売価格

10,780円 9,702円(税込)

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「ソビエト T-35 重戦車 初期型 (プラモデル) (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ  No.83841 )」です


●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の多砲塔重戦車「T-35」の「初期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●本格的に量産され、実戦にも投入された多砲塔重戦車「T-35」を再現、巨大な車体に5つの砲塔(銃塔)を装備した迫力あるフォルムを再現した内容となっています

●「T-35」は、切り立った形状の砲塔を持つ「初期型」と、円錐形となる砲塔となった「後期型」の2種のタイプが存在しており、本キットでは「初期型」が再現されています

【 「重戦車 T-35」について 】


●第1次世界大戦において世界初の近代戦車として登場したイギリス軍の菱形戦車「Mk.1」は、イギリス海軍が陸上軍艦として開発したもので、第1次世界大戦後の戦車開発はこの陸上軍艦型の重戦車と小型の軽戦車という2つのカテゴリーに分けられていました

●その重戦車開発の頂点として1925年に登場したのがイギリスの重戦車「A1E1 インディペンデント」で、この多砲塔戦車は巨大な車体に5つの砲塔を持ち、展示演習において軽戦車を従えるように突き進む姿は各国の軍関係者に大きなインパクトを与えました

●ソ連軍では、ちょうどその頃、革命の混乱期を脱して軍の近代化を進めていた時期であり、「A1E1 インディペンデント」に深い感銘を受けた首脳部はその購入を打診、しかしイギリスからは断られてしまいます
●やむなく、ソ連軍では自国での多砲塔戦車の開発を開始、「A1E1 インディペンデント」を模した5つの砲塔を持つ重戦車「T-35」と、それよりもコンパクトな車体となる中戦車「T-28」の開発が同時進行で進められました

●「T-35」は、2両の試作車を経て1933年に制式化されます

●「T-35」は、車体中央部の戦闘室を取り巻く形で砲塔が集中され、中央部に「16.5口径 76.2mm戦車砲」を搭載した主砲塔、「42口径 45mm戦車砲」を装備する副砲塔と、機銃を装備した銃塔が1基ずつ主砲塔の前後に配置されました
●これらの多くの武装を操作するために「T-35」の乗員は11名を必要とし、重量は45tに達しています
●エンジンは500馬力のガソリンエンジンが搭載され、その最高速度は30km/hと、このような多砲塔戦車としては決して低いものではありませんでしたが、当時としては大重量であった「T-35」はトランスミッションへ等の負担が大きく、このため常に機械的不調を抱える戦車となってしまいました
●また、巨大な車体のために、良好な防御力を持たせることはできず、その装甲は軽戦車並みに過ぎず、その迫力あるフォルムとは裏腹に防御力は脆弱でした

●ソ連軍首脳部の期待を背負う形で登場した「T-35」ですが、生産コストの高さと生産工程の煩雑さにより、その生産数は年間10両程度で、第2次世界大戦の開戦時には61両が完成するに留まりました

●1939年のフィンランド戦では、多砲塔戦車である「SMK」や「T-100」が実験的に戦場に投入、しかし、このような多砲塔戦車は実際の運用は難しく、その戦果も微々たるものとなり、多砲塔戦車の評価は一気に低下してしまいました

●独ソ戦が開始されると、「T-35」は実戦に投入されましたが、懸念されていた機械的な故障が多発、戦う以前に放棄されてしまう車両も少なくありませんでした
●さらに、実際の戦闘では巨大な「T-35」はドイツ軍からの砲火が集中し、それに耐え得る防御力を持っていなかったために多くの車両が撃破されてしまう結果となってしまいます

●このように「T-35」が経験した実戦は散々なものでしたが、多くの砲塔を装備して周囲の敵を掃討しながら進むという、多砲塔戦車を具現化して量産、そして実戦に投入した唯一の車両となり、大戦間において話題となった戦場を制する夢の兵器「陸上軍艦」の一つの到達点となった存在だったのです


【 「ソビエト T-35 重戦車 初期型」のキット内容について 】


●このソ連軍の多砲塔重戦車「T-35」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●車体や砲塔の主要部は一体成型を多用しながらも、足回りや装備品類などを細分化したパーツとエッチングによって、「T-35」の車体上のディテールを細かく再現、その細部表現に重きを置いた内容となっています


●「T-35」は、「主砲塔」、「副砲塔」(×2)、「銃塔」(×2)、「車体」の6ブロックで構成されています

【 主砲塔 】
●主砲塔は、天板部に星のマークが加工された「T-35」の特徴的な丸みを帯びた砲塔を再現、視察口、リベットなどのディテールが繊細なモールドで表現されています

●「16.5口径 76.2mm戦車砲」の砲身は一体成型のパーツで、砲口部分が開口されています
・ 揺架と防盾は、各1パーツで再現
・ 砲塔の装甲カラー部は1パーツで構成されています
・ 装甲カラーに装備されるサーチライト(×2)が付属、ガラス部はクリアパーツとなります
・ 防盾は、上部可動とすることができます

●砲塔は、床面、中央部、天板部の3分割で再現され、中央部にはスライド金型により視察口、ピストルポート、リベットなどが彫刻されています
・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 天板のペリスコープがパーツ化
・ 機銃は機関部も含めて一体成型され、上部のドラム式弾倉は別パーツ化されています
・ 機銃のボールマウントは、内部のボール部分を、前後分割されたマウントで挟み込むことにより、回転可動します
・ 鉢巻式アンテナは、基部も含めて一体成型のパーツで再現、アンテナ引き込み部は別パーツとなります

【 副砲塔 】
●副砲塔は、円柱状となる本体に防盾の張り出し部を設けた独特の形状を再現、スライド金型を使用して側面のリベットなども詳細に再現されています

●「42口径 45mm戦車砲」の砲身は一体成型のパーツで、砲口部分が開口処理済みです
・ 防盾は1パーツで再現され、照準口などが開口されています
・ 防盾(砲身)は、完成後も上下に可動させることができます

●砲塔は、上下分割のパーツで再現され、防盾部分の張り出し部は別パーツ化されています
・ 上部ハッチは別パーツ化しており、開閉状態を選択できます
・ 砲塔上部のペリスコープ、吊り下げフック、ベンチレーターも別パーツ化して再現しています

【 銃 塔 】
●銃塔は、1人用として左右非対称の形状を再現、側面の視察口、リベットなどもパーツ上に彫刻して再現されています

●銃塔は、上下分割のパーツ構成、前面パネルは別パーツ化されています
・ 上部ハッチは別パーツ化されており、開閉状態を選択することができます
・ 銃塔の吊り下げフックは別パーツ化して再現
・ 機銃は機関部も含めて一体成型のパーツとなっており、上部のドラム式弾倉は別パーツ化しています
・ 機銃のボールマウントは、内部のボール部分を、前後に分割されたマウントで挟み込むことにより、回転可動します

【 車 体 】
●車体は、「T-35」としての巨大な車体と、そのレイアウトを再現、スポンソン部を回る履帯と複雑な足周り、そして大きなエンジングリルなど、その造りが表現されています

●車体は上下分割のパーツで構成、これにフェンダー、スポンソン部などを取り付けます
・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 前照灯は、前照灯、ガラス部、前照灯カバーで構成され、ガラス部はクリアパーツで再現しています
・ エンジンの点検ハッチは別パーツ化して再現
・ 排気管は上下分割のパーツで構成、先端部は別パーツとなります
・ エンジンの吸気口部分は別パーツ化しており、吸気グリルはエッチングで再現しています

●フェンダーは、左右各1パーツで再現され、フェンダー上面を通る支持架はエッチングで再現しています
・ フェンダー上に装備される車載工具類は、固定具がフェンダーパーツ上に一体成型して再現されています
・ 牽引ワイヤーは、アイの部分がプラパーツ、ワイヤー本体は金属製のワイヤーとなります

●スポンソンも、左右各1パーツで構成され、スポンソン内側の転輪の軸は別パーツ化されています
・ 側面の乗降用の梯子はエッチングで再現

●戦闘室部分は一体成型のパーツで再現され、側面のボックスは別パーツ化しています
・ ボックス上部のパネルはエッチングで再現しています

●エンジンデッキは車体パーツとは別パーツにて再現
・ エンジンデッキのスリット部は開口処理され、スリットは薄く成型されています
・ エンジンデッキ下方に存在するファンがパーツ化

●サスペンションユニットは、並列配置されたコイルサスペンション、下部転輪を前後分割されたボギー部で挟み込んで接着、上部にカバーとエッチングパーツによるステーを取り付けて完成させます(全8ユニット)
・ 誘導輪、下部転輪は前後分割となります
・ 起動輪は前後方向に4分割されています

【 履 帯 】
●履帯は、接着連結式履帯が付属しています
・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツで構成されています

ソビエト T-35 重戦車 初期型の商品画像

●前照灯、サーチライトなどを再現するクリアーパーツが付属
●吸気口のメッシュ、フェンダー支持架、梯子などを再現するエッチングパーツが付属しています


【 「T-35」の塗装とマーキング 】
●「T-35」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、砲塔上部の帯などを再現したデカールが付属しています


●「T-35」の完成時のサイズ
・ 全長 : 281mm
・ 全幅 : 98mm

●パーツ数 : 590点以上


【 「ソビエト T-35 重戦車 初期型」のパッケージ内容 】


・ ソ連軍 重戦車 T-35 初期型 ×1
・ デカールシート ×1枚
・ 金属製ワイヤー ×1本


●2014年 完全新金型



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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