1/72 グランドパワー シリーズ A34 コメット巡航戦車 アイルランド国防軍 ホビーマスター

「A34 コメット巡航戦車 アイルランド国防軍 完成品 (ホビーマスター 1/72 グランドパワー シリーズ  No.HG5204 )」です

●第2次世界大戦後期に開発されたイギリス軍の巡航戦車「A34 コメット」の戦後型を1/72スケールで再現したダイキャスト＆プラスチック製完成品モデル

●1960年代におけるアイルランド国防軍仕様車が再現されています

【 「巡航戦車 コメット」について 】

●イギリス軍は1930年代から定められた計画に従い、「歩兵戦車」と「巡航戦車」という2種類のカテゴリーで戦車開発を行っていました

●「巡航戦車」は、機動力を重視した戦車であり、装甲は比較的薄いものでした

●しかし、第2次世界大戦が開戦すると「巡航戦車」は装甲の薄さが露呈、より大型化と重装甲化が図られることになります

●ただ、イギリスの戦車は所有する火力と装甲の適切なバランスが取れておらず、大戦中期に開発された強力な装甲貫通能力を誇る「17ポンド砲」も、ターレットリングの大きさの関係からイギリス製の戦車に搭載することがでなかったため、アメリカ製の「M4中戦車」シリーズに搭載されたりしています

●この「M4中戦車」シリーズは、火力（「17ポンド砲搭載型」を除く）、装甲共にドイツ戦車と比べると凡庸なスペックしか持っていませんでしたが、汎用性の高い戦車であり、イギリス軍の戦車部隊の主力の地位を占めるようになります

●そのため、比較的強力な装甲を持って誕生した「巡航戦車 クロムウェル」も、肝心の戦車部隊にはほとんど配備されず、機動力の高さを活かした機甲偵察部隊向けの戦車となっています

●ただ、イギリス軍としても外国産の戦車が戦車部隊の主力となっているのは忌々しき事態で、この「巡航戦車 クロムウェル」をベースに、強力な火力を持った新型巡航戦車の開発が行われ、その結果登場したのが「巡航戦車 コメット」です
　・ 「巡航戦車 コメット」は、「クロムウェル」よりも大型化した車体に「17ポンド砲」を若干コンパクト化したタイプを搭載しています

●同車は、イギリス製戦車として最も強力な戦車でありイギリス軍の期待を背負った存在でしたが、登場した1945年にはドイツ戦車部隊は壊滅しており、「コメット」が活躍する機会はあまり多くありませんでした

【 「A34 コメット巡航戦車 アイルランド国防軍」の製品内容について 】

●この「A34 巡航戦車 コメット」を再現した完成品モデルです

●彩色済みの完成品モデルですので、パッケージから取り出して、そのままディスプレイすることができます

●車体下部はダイキャスト製、その他のパーツはプラスチック製となっています

●クロムウェルよりも大型化され、長砲身砲を装備したイギリス戦車独特の無骨な「A34 コメット 巡航戦車」のフォルムを再現
　・ 車体前面の装甲板やハッチ類、砲塔上のキューポラ、車体後部のエンジンパネルや排気管などのディテールを再現しています
　・ 主砲先端の球形状のマズルブレーキ、防盾形状、車体前面に装備された機銃などを再現
　・ フェンダー上に設置された雑具箱やスコップなどの装備品も再現されています

●砲塔には6連装タイプのスモークディスチャージャー、車体後部のグリル部にはカウルを装備、車体後部パネルにノズルが装備された「戦後型」の車輌を再現しています

●キャタピラは軟質素材製です

●砲身は上下可動式
●砲塔は左右旋回が可能です


●「A34 コメット 巡航戦車」の車体マーキングは「アイルランド国防軍 （1960年代）」の車輌を再現
　・ 車体全体に、ブルーグレーの単色塗装が塗られています
　・ 基本塗装の上から、部分的にシャドー吹きが施され、立体感が強調されています
　・ 機銃、各種車載工具類などが塗り分けられています
　・ 部隊マーク、車台番号などがタンポ印刷にてプリントされています


●コレクションに便利なネーム入りのケースが付属しています

【 「A34 コメット巡航戦車 アイルランド国防軍」のパッケージ内容 】

　・ A34 巡航戦車 コメット ×1
　・ ネーム入りコレクションケース ×1


●ダイキャスト製塗装済み完成品モデル
●「巡航戦車 コメット」シリーズ 第4弾 （1/72 グランドパワーシリーズ）