トランペッター ソビエト軍 T-62 BDD 主力戦車 Mod.1984 1/35 AFVシリーズ 01554 プラモデル

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ソビエト軍 T-62 BDD 主力戦車 Mod.1984

販売価格

5,060円 4,554円(税込)

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「ソビエト軍 T-62 BDD 主力戦車 Mod.1984 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ  No.01554 )」です

●「ソビエト軍 T-62 BDD 主力戦車 Mod.1984」です

●現用のソ連軍(ロシア軍)の主力戦車「T-62」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、近代化改修を受けた「T-62M」が表現されています

●近代化改修により追加装甲、サイドスカートを装備した「T-62M」を再現、原型の「T-62」とは異なるイメージを持つ同車の特徴的なフォルムが表現されています

●トランペッター社製「ソビエト軍 T-62 主力戦車 Mod.1962」をベースとし、「T-62M」を再現するために追加装甲、照準装置、サイドスカートなどを追加したバリエーションキットとなります


【 「T-62M」について 】


●1950年代、ソ連軍は主力戦車として「T-54・55」を開発、低シルエットと重装甲、そして生産コストの低さからなど大ヒット作となり、チェコスロバキアやポーランドではライセンス生産、中国ではコピー生産が行われるベストセラー戦車となりました

●この「T-54/55」が搭載する主砲は「56口径 100mmライフル砲 D-10T2S」であり、当時の西側戦車の主砲が「90mm砲」クラスなのに対して表面上は優位性を持っていましたが、威力自体は同程度となっていました

●そこで、ソ連軍は新開発された「115mm滑腔砲」を搭載した中戦車「T-62」を開発、1960年代の前半から生産を開始します

●この「T-62」の基本的なデザインは「T-54・55」を踏襲、「115mm滑腔砲 U-5TS」を搭載するために新設計された砲塔と車体により、実質的に「T-54・55」の拡大型とも言うべき姿となっています

●同車の特徴として、車外への自動排莢装置を装備しており、砲塔後部の小ハッチから発射後の砲弾の空薬莢が射出されるようになっています
 ・この排莢装置は、砲を水平状態に戻すことが必要となり、結果的には同車の主砲の発射速度の低下を招くこととなりました

●主砲は、世界で初めて実用戦車に搭載された滑腔砲で、同砲は回転により砲弾の安定を図るライフル砲よりも、砲弾先端部にエネルギーが集中するために装甲貫通能力が高くなっています
●ただし、「T-62」は第2次世界大戦型の旧式の照準器を装備した関係で測距能力が低く、西側の主力戦車と比べて遠距離においては射撃精度が劣るのが欠点でした

●1973年に開始された「第4次中東戦争」において「T-62」はアラブ側の戦車戦力の中核として参加、その主砲火力はイスラエル軍側の脅威となりましたが、前述の遠距離射撃能力の問題や、車高の低さによる主砲の俯角制限、射撃速度の遅さなどの欠点を露呈、多数が撃破されてしまいます

●この戦いにより、「T-62」の評価は低下したものの、戦車としての基本能力は劣るものではなく、延命のための近代化改修が行われました

●「T-62M」は、1970年代初めに実施された近代改修型で、レーザー測距装置を搭載、追加装甲やサイドスカートの装着が行われ、主砲の威力以外は「T-72」と同等な能力を擁していると言われています
 ・ 追加装甲は、簡易複合装甲となっており、成型炸薬弾に対して高い防御力を持っています

●この「T-62M」は、その後の新型戦車の登場によりソ連軍(ロシア軍)及びCIS諸国では2戦級兵器となりましたが、同車を主力戦車として使用している国も多く、今後も継続して運用され続けると思われます


【 「ソビエト軍 T-62 BDD 主力戦車 Mod.1984」のキット内容について 】


●このソ連軍(ロシア軍)の主力戦車「T-62M」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●「T-62M」をシャープに再現、「T-62」としての基本フォルムやディテール、そして近代改修によって装着された追加装甲、サイドスカートなどを忠実に表現した内容となっています


●「T-62M」は、砲塔、車体、左右フェンダーの4ブロックで構成されています

●砲身は、金属砲身とプラパーツとの選択式となっています
 ・ 金属砲身は、排煙器も含めて一体成型されています
 ・ プラパーツは、排煙器、砲身後部は左右分割式、砲身前部は一体成型で、砲口部分が開口処理されています
 ・ 防盾は、防塵カバー付きとカバー無しのパーツが用意されており、選択して使用します

●砲塔は上下分割式です
 ・ 車長ハッチ、装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ ペリスコープ類はクリアーパーツとなっています
 ・ 砲塔後部の排莢ハッチは別パーツです
 ・ 後部の小フックがパーツ化
 ・ スモークディスチャージャーは、基部とランチャー部とで構成されており、ランチャー部は1本づつに分割されています
 ・ 砲塔前面の追加装甲は、左右各4パーツで構成

●対空機銃「12.7mm重機関銃 DShKM」が付属しています
 ・ 機銃本体は機関部も含めて一体成型されています
 ・ 機銃架は5パーツで構成

●車体は、車体下部パーツに、車体上部パネルを取り付ける構成となっています

●車体下部は、バスタブ式に一体成型されています
 ・ サスペンションアームは別パーツです
 ・ 車体下部前面は、ドーザーアタッチメントが付いたパーツと、アタッチメントの無いパーツとが用意されており、選択して使用します
 ・ 転輪は、ホイール部とゴムの部分とが分割され、ゴムの部分はラバー製となっています
 ・ 履帯は、1枚づつが分割された接着連結式履帯が付属しています

●車体上部パネルは、前面部とエンジンデッキ前後の3分割式です
 ・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ ペリスコープ、前照灯のガラス部はクリアーパーツとなっています
 ・ エンジングリルのメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています
 ・ 前面の追加装甲は1パーツにて再現、表面部の細部は別パーツとなっています
 ・ ライトガードは上下分割式です

●フェンダーは、中央部分と前後のフラップ部の3分割式です
 ・ 排気管の先端部を再現するエッチングパーツが付属
 ・ フェンダー上の各雑具箱は各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
 ・ サイドスカートは1パーツで構成

●後方の予備燃料タンクは各4パーツで構成されています

●車体後部に装備された粗朶を再現したパーツが付属しています

●ペリスコープ、前照灯及びサーチライトのガラス部を再現するクリアーパーツが付属

●エンジングリルのメッシュ、排気管の先端部などを再現するエッチングパーツが付属しています


●説明書にはソ連軍とアフガニスタン軍の各1種類の塗装例が記載されており、その塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています


●2012年 一部新金型


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【 「T-62」の各タイプについて 】


●トランペッター社からは「T-62」の各タイプが数種類キット化されていますが、各タイプの違いが今一つ分かり難いので簡単に解説します

●「T-62」は、生産当初は装填手ハッチが砲塔のラインに沿って傾いて取り付けられており、このタイプは一般には「T-62」と呼称、トランペッターでは「1962年型」(「ソビエト軍 T-62 主力戦車 Mod.1962」)と表記されています

●その後、装填手ハッチが水平状態となり、これに対空機銃用の機銃架が付けられたタイプが登場、このタイプは一般的に「T-62A」と呼ばれ、トランペッターでは「1972年型」(「ソビエト軍 T-62 主力戦車 Mod.1972」)と表記されています
 ・ タミヤ社の「ソビエトT-62A戦車」はこのタイプとなります

●前述のように、中東戦争において大きな損害を出した「T-62」シリーズは、近代化改修版である「T-62M」が登場、「T-62A」をベースとしたタイプとしてトランペッター社から「ソビエト軍 T-62 BDD 主力戦車 Mod.1984」が発売されています

●また、ソ連軍では爆発反応装甲「ERA」を取り付け、防御力を向上させた戦闘車両が数多く登場、「T-62」に「ERA」を装備した車両が「ソビエト T-62 ERA 主力戦車 1962」、「T-62A」に「ERA」を装備した車両が「ソビエト軍 T-62 ERA 主力戦車 1972」となります



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