アオシマ 海上自衛隊護衛艦 さざなみ 1/700 ウォーターラインシリーズ 044377 プラモデル

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海上自衛隊護衛艦 さざなみ

販売価格

1,980円 1,782円(税込)

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「海上自衛隊護衛艦 さざなみ (プラモデル) (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ  No.044377 )」です


●2005年(平成17年)に就役した 海上自衛隊の「たかなみ型護衛艦」の4番艦「DD-113 さざなみ」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット

●「はつゆき型」「あさぎり型」に続く海上自衛隊ガスタービン推進汎用護衛艦の第3世代、艦形にステルス性を採り入れた「むらさめ型」の改良型、「たかなみ型」4番艦「DD-106 さみだれ」の船体をウォーターラインモデルで再現

●2009年(平成21年)3月、ソマリア沖に出没する海賊から航行する船舶を護衛するために派遣された「DD-113 さざなみ」の特殊装備として「12.7ミリ機銃」「防弾板」を装備した姿を再現した内容となっています

【 海上自衛隊「たかなみ型護衛艦 DD-113 さざなみ」について 】


●「たかなみ型」は「はつゆき型」「あさぎり型」に続き建造された第3世代のガスタービン推進式汎用護衛艦「むらさめ型」の改良型です

●「ステルス性」「汎用性」「VLS」といった新世代護衛艦としての必要条件を考慮して設計された「むらさめ型護衛艦」は、大型化された船型を持ちながら、前級の「あさぎり型」と同じ武装しか装備されていませんでした

●そこで「むらさめ型護衛艦」の運用実績を踏まえて、余裕ある船体に充実した装備を施した拡大改良型「たかなみ型護衛艦」が設計され、2003(平成15)年3月、ネームシップの「DD-110 たかなみ」が建造されることになります

●「たかなみ型護衛艦」は「むらさめ型護衛艦」と比べ大幅な艦容の変化はありませんが、実用性に基づいた改良が盛り込まれ、「むらさめ型」よりも更に能力が向上しています

●「むらさめ型護衛艦」よりも強化された点として最も目を引くポイントは、主砲「オットー・ブレダ 127mm単装砲」です
 ・ 「むらさめ型」の「オットー・メララ 76mm単装砲」が船体サイズに比べて小さいイメージがあったのに対し、「イージス艦 こんごう型」でも採用されたこの「127mm砲」は「たかなみ型護衛艦」の船体サイズにマッチ、艦容を力強く見せると同時に水上打撃力は大幅に向上されています
 ・ 「オットー・ブレダ 127mm単装砲」は重量が約40トンと「オットー・メララ 76mm単装砲」の7.5トンに比べ5倍強となり、凌波性能が若干悪化したとも伝えられますが、大口径化による破壊力の向上は大きく、これまで主に対空用に使われてきた主砲に、対艦・対地攻撃力としての威力が期待できる様になった事は大きな進歩と言えるでしょう

●「むらさめ型」で汎用護衛艦として初採用となった「VLS(Vertical Launching System:垂直発射システム)」は構成が大きく見直され、船体中央の「シー・スパロー 対空ミサイル」のものが廃止され、変わって前部16セルの「アスロック 対潜誘導弾」用と兼用、セル数は倍の32へと変更、加えて艦内容積の都合上、「むらさめ型護衛艦」に比べて1段高い位置に発射口が設けられています
 ・ この「VLS」の装備場所の移動は、導入が予定されている新型「哨戒ヘリ SH-60K」と関連しており、「VLS」撤去後のスペースには武装化された「SH-60K」用の「空対艦ミサイル (ヘルファイア)」や「対潜爆弾 (航空爆雷)」用の弾庫とヘリコプター搭乗員待機室が設けられ、ヘリ格納庫との位置関係から合理的な設計とすることができました

●また、「あさぎり型護衛艦」以降、2機分の収容スペースを確保しているヘリ格納庫に、本格的な2機同時運用能力を付与するため、「たかなみ型護衛艦」にはヘリ運搬軌条がこれまでの「1本」から「2本」へと増設されています
●ほかにも「99式 艦対艦誘導弾 キャニスター」の位置が中央構造物から後部構造物の「VLS」があった位置へと移動、空いたスペースには現在「ディンギー」が追加で搭載されています

●「たかなみ型護衛艦」の艦内にも様々な点で変更が加えられ、「むらさめ型」より進化したコンピューターやデータリンクを装備、性能が強化されています
●艦内の居住性の面では「むらさめ型護衛艦」で採用された一室「12名」の小部屋化された科員寝室が戦闘時に不利であると指摘され、一室「30名」と大部屋化されたほか、緊急時には2段ベッドを3段に増やし、邦人輸送任務などの際に「50名」分の追加スペースを確保できるようにしています

●「護衛艦 たかなみ型」4番艦「DD-113 さざなみ」は2005(平成17)年竣工、呉基地に所属し、2012(平成24)年現在はイージス艦「DDG-174 きりしま」を旗艦とする「第4護衛隊群 第8護衛隊」に配備されています

●折りしも2001(平成13)年9月11日の「アメリカ同時多発テロ」を契機に世界情勢は緊迫化、この後自衛隊も様々な海外任務に当たる事となります
●「たかなみ型護衛艦」はこれらの海外任務に度々動員されており、2001(平成13)年から2010(平成22)年にかけての「インド洋派遣」では2004(平成16)年の第10次派遣を皮切りに参加、その第1陣として出動したのが「護衛艦 むらさめ型」6番艦「DD-106 さみだれ」と「護衛艦 たかなみ型」4番艦「DD-113 さざなみ」の2艦でした

●交戦の可能性を伴う脅威度の高い任務に対し、「M-2 12.7ミリ機関銃」「防弾板」「大音響発生装置」そして臨検用の「多目的高速艇」などを追加装備し、ヘリコプターは通常を上回る2機を搭載して参加、2012年(平成24年)現在も派遣は続行中です

●「たかなみ型護衛艦」がこの種の任務に多用されているのは、省人化による居住性の向上が大きく貢献しているものと考えられ、単純に装備面だけにとどまらず「新世代」に相応しい素養を備えた護衛艦と評価することができるでしょう
 ・ 「たかなみ型」の50名分の追加人員収容スペースは、邦人救出などに大きな効果が期待でき、遠くない将来発生するかもしれない危機的状況を想定した対応能力が盛り込まれていると言えます

●近年、我が国を取り巻く国際情勢は大きなうねりを見せていますが、「たかなみ型護衛艦」を始めとする新世代護衛艦は今後も新たな局面に柔軟に対応し、活躍を続けていく事が期待されています


【 「海上自衛隊護衛艦 さざなみ」のキット内容について 】


●この海上自衛隊「たかなみ型護衛艦 DD-113 さざなみ」を再現した組立キットです

●2009(平成21)年アフリカのソマリア沖海賊対策のため出動した当時の「DD-113 さざなみ」の姿を再現した内容となっています
 ・ 海賊対応の特殊装備として「12.7mm機銃」 ×4丁を装備した姿を再現
 ・ 「12.7mm機銃」を再現したエッチングパーツが付属しています

●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルとなっています


●「DD-113 さざなみ」は「船体」「艦上構造物(前・中・後)」及び「装備品」のパーツで構成されています
 ・ 船体部は一体成型のパーツで構成され、喫水線部分までが再現されています
 ・ 現用艦の舷窓のないフラットな舷側が再現されています
 ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています

●上甲板は錨鎖甲板の部分が分割されています
 ・ 甲板全体にある歩行帯は繊細な凸モールドで再現、ガイド無しでの塗装を容易にしており、単調となりがちな1/700スケール艦艇に情報量を盛り込む工夫が施されています

●上甲板上の構築物となる「32セル Mk.41 VLS」「艦橋部」「マスト」「主砲」「中央構造物(第1煙突)」「後部構造物(第2煙突・ヘリ格納庫)」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます


「DD-113 さざなみ」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●船体
 ・ アオシマ社製「むらさめ型護衛艦」とパーツを共有しているため、旧「16セル Mk.41 VDS」モールドの後方にある突起物の削除が必要となります
 ・ 「護衛艦 たかなみ型」再現用の新規パーツとして、錨鎖甲板より1段高くなった「32セル Mk.41 VLS」が付属します
 ・ 「護衛艦 たかなみ型」より搭載ヘリ2機格納に対応した2本レールのヘリ運搬軌条がヘリ甲板にモールドされています

●艦橋部
 ・ ステルス性確保ため、「八の字」型の正面系を有する艦橋部は、基部に天板、ブリッジ窓部とブルワークを含む中段が組み合わされた姿で再現されています
 ・ 艦橋基部は、前部、左右側面、天板、ブリッジ窓部、ブルワークを含む中段に分割されたパーツ構成となっており、これに「バルカンファランクス」「TYPE 2-31 FCS」「チャフ散布機」「NORA-1C通信アンテナ」と別組の「マスト」を組み合わせる形になっています
 ・ 艦橋上構の窓、リブ、水密扉、救命浮き輪などのディテールがモールドで再現されています
 ・ アオシマ社製「むらさめ型護衛艦」とパーツを共有しているため船体前部「32セル Mk.41 VLS」に干渉する艦橋前部モールドの削除が必要となります
 ・ 「DD-113 さざなみ」に装備された「12.7mm機銃」を再現するためのエッチングパーツが付属しています

●メインマスト
 ・ メインマストは四脚檣型、側面とヤードを含む後面はトラスが張られており、マスト頂部は別パーツとなっています
 ・ マスト上に設置された「OPS-28D 対空レーダー」「OPS-24 三次元対空レーダー」「LINK 11 アンテナ」「ECM」は別パーツにて再現されています

●中央構造物 (第1煙突)
 ・ 「第1煙突」を含む中央構造物は左右に分割された本体、天板、煙突排煙部で構成されています
 ・ 側面にはルーバー、リブ、水密扉、救命浮輪などのディテールががモールドされています
 ・ アオシマ社製「むらさめ型護衛艦」とパーツを共有しているため煙突後部、旧「99式 艦対艦誘導弾」装備位置のダボ穴を埋めるパーツが付属しています
 ・ 「クレーン」「探照灯」等が別パーツで再現、これらを組み合わせる形で構成されています
 ・ 探照灯台座、及び探照灯は別パーツで構成

●後部構造物 (第2煙突・ヘリ格納庫)
 ・ 「第2煙突」「ヘリ格納庫」を含む後部構造物は左右分割の本体、煙突排煙部、天板、ヘリ格納庫シャッターで構成されており、これに「99式艦対艦誘導弾」キャニスター、「バルカンファランクス」「TYPE 2-31 FCS」等を組み合わせる形になっています
 ・ 側面にはルーバー、リブ、水密扉、救命浮輪などのディテールががモールドされています

●主砲塔部オットー・ブレダ 127mm単装砲」 ×1
 ・ 砲塔は左右分割の本体と砲身の組み合わせで構成されています
 ・ 砲身基部には可動軸がある為、砲身は可動もしくは角度をお好みの位置に設定して組み立てる事ができます

●99式艦対艦誘導弾 ×2
 ・ 発射機本体が左右に分割されており、1基が4本のキャニスターで構成され後部構造物の前部に装備されます

●バルカンファランクス ×2
 ・ 一体で成型されており、艦橋直前と後部構造物の後端に装備されます

●物資受給ポスト ×1
 ・ 受給ポスト×2で構成され、中央構造物と後部構造物の間に装備されます

●多目的高速艇 ×1
 ・ 中央構造物の右舷に装備されており、ボートダビットが付属します

●3連装短魚雷発射管 (左右)
 ・ 中央構造物の両舷、多目的高速艇の後方に装備されます

●TYPE 2-31 射撃指揮装置 ×2
 ・ 1基を艦橋上部に、もう1基を第2煙突後方に装備します

●チャフ発射機 ×4
 ・ メインマスト脇のブルワークに各舷2基ずつ装備されます

●ディンギー ×1
 ・ 中央構造物、第1煙突直後のスペースに搭載

●膨張式ボートコンテナ ×6
 ・ 第2煙突両脇に各舷2組、ヘリ格納庫の両脇に各舷1組ずつ、計6組が装備されます

●艦首及び艦尾旗竿
 など、となっています


●「DD-110 たかなみ」の搭載ヘリコプターとして
 ・ SH-60J ×1
が付属しています
 ・ 「SH-60J」の機体は一体成型のパーツで構成、メインローター、左右のランディングギアで構成されています


●デカールは「DD-113 さざなみ」の1隻分が付属
 ・ 艦名、ハルナンバー、ヘリ甲板着艦位置表示、主砲旋廻ライン用サークルが付属
 ・ 艦尾旗竿に取り付ける「海軍旗」のシールが付属、まっすぐな状態と風ではためいた状態の2種類がセットされています

●「DD-113 さざなみ」の船体サイズ
 ・ 全長 : 約215mm



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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