フジミ 日本海軍 航空母艦 龍鳳 昭和19年 木甲板シール付き 1/700 特シリーズ 077EX-001 プラモデル

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日本海軍 航空母艦 龍鳳 昭和19年 木甲板シール付き

販売価格

4,180円 3,762円(税込)

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「日本海軍 航空母艦 龍鳳 昭和19年 木甲板シール付き (プラモデル) (フジミ 1/700 特シリーズ  No.077EX-001 )」です


●日本海軍の「航空母艦 龍鳳」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。

●太平洋戦争後期における帝国海軍の貴重な艦隊航空戦力となった「改装空母 龍鳳」の1944年時の姿を再現、羅針艦橋を飛行甲板下部に配置した、日本の小型空母を象徴する平甲板型のシルエットを再現した内容となっています。

●フジミ社製「日本海軍 航空母艦 龍鳳 昭和19年」のキットに、専用の甲板シート「日本海軍 航空母艦 龍鳳 専用木甲板シール」の2種をワンパッケージにしたスポット生産品です。
 ・ キットと専用甲板シートを別々に購入するよりも、お得な価格になっています。

【 日本海軍 航空母艦 龍鳳 昭和19年 木甲板シール付き (フジミ 1/700 特シリーズ 77EX-1) パッケージ内容 】


航空母艦 龍鳳 昭和19年
 ・ 航空母艦 龍鳳 (昭和19年時) ×1
 ・ 零式艦上戦闘機21型 ×2
 ・ 零式艦上戦闘機52型 ×2
 ・ 99式艦上爆撃機 ×2
 ・ 艦上攻撃機「天山」×2
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1

木甲板シート
 ・ 木甲板シート ×1
 ・ エッチングシート (真鍮製) ×1
 ・ 取付説明書 ×1枚


【 日本海軍 航空母艦 龍鳳 昭和19年 木甲板シール付き (フジミ 1/700 特シリーズ 77EX-1) プラモデルの内容 】


■ 航空母艦 龍鳳 昭和19年 概要
●この日本海軍の「航空母艦 龍鳳」を再現したプラスチックモデル組立キットです。

●細部再現を重視したフジミ社の「特シリーズ」のフォーマットに沿って「龍鳳」を再現、側面の通路、スポンソン、そしてその支柱などを別パーツ化して、日本の空母の特徴である各種構造物が連なった複雑な構造を再現し、同艦の魅力を立体化した内容となっています。

●「龍鳳」は、「マリアナ沖海戦」後に飛行甲板の延長工事が行っており、本キットでは延長工事前の1944年の姿(「マリアナ沖海戦」時)を再現しています。
 ・ 「マリアナ沖海戦」に参加した連合艦隊の艦隊編制を再現するのに適したキットで、同海戦が初陣となった「航空母艦 大鳳」(フジミ社製「日本海軍 航空母艦 大鳳」など)と合わせてコレクションするのも一興でしょう。

■ 航空母艦 龍鳳 昭和19年 全体構造
●喫水線から上の部分を再現した洋上モデルです。

●「龍鳳」は、「船体」「飛行甲板」「上甲板」「艦橋甲板」「艦橋などの構造物」「各スポンソン」「舷側部通路」「高角砲などの艤装類」をそれぞれブロック化して分割した構成となっています。

●船体は、舷側部分を左右に分割したパーツで構成。
 ・ 船体パーツには、格納庫側面を一体成型化して再現、船体パーツ上には、舷窓(上部の雨樋付き)、ホースパイプ、塵捨管などの細部ディテールを彫刻で再現しています。
 ・ 左右の舷側パーツの張り合わせは、パーツが歪まぬよう、舷側内側に「桁」パーツを挟み込んで組立てます。
 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています。

●飛行甲板は、全通式に一体成型化したパーツで再現、着艦標識、兵員用のスポンソンを一体成型化して再現しています。
 ・ 飛行甲板上には、「木甲板表現」「滑り止めパターン」「探照灯蓋」などを繊細なモールドで再現しています。
 ・ 着艦制動装置、滑走制止装置はモールド化していませんので、同装置を再現したエッチングパーツが付属しているフジミ製「日本海軍 航空母艦 龍鳳 専用木甲板シール」などを使用する必要があります。
 ・ 「遮風柵」「エレベーター」は別パーツ化して再現しています。
 ・ 「エレベーター」下の内壁を再現したパーツも付属していますので、エレベーターの昇降状態を選択して組み立てることができます。
 ・ 飛行甲板を支える支柱は1本ずつ独立してパーツ化、飛行甲板裏側の梁は甲板パーツ裏に凸状のモールドで再現しています。
 ・ 飛行甲板上に収納式で装備された「21号電探」(×1)と、探照灯(×2)を別パーツ化して再現、装備の有無を選択できます。

●「上甲板」は、前甲板、船尾甲板、それぞれ独立したパーツで構成。
 ・ 甲板上には、「滑り止め表現」「リノリウム貼り表現」の他、「アンカーチェーン」「ケーブルホルダー」「ボラード」「リール」「ボート架台」などを繊細かつ立体的なモールドで再現しています。
 ・ 船尾甲板の後部の機銃座は別パーツ化しています。

●艦橋甲板にはリノリウム貼りを非常に繊細な凸モールドで再現、リールなどのディテールもモールド化して再現しています。

■ 龍鳳の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 艦橋部分の構造物は3パーツで構成
 ・ 艦橋窓枠、舷窓、扉などがモールドされています

●艦橋
 ・ 甲板下に配置した艦橋構造は3分割したパーツで構成。
 ・ 艦橋窓枠は、窓の部分を一段凹んだ状態で立体感を演出、舷窓、扉なども繊細なモールドで再現しています。
 ・ 側部スポンソンの補助艦橋は左右それぞれ1パーツで再現、艦橋窓枠もモールド化して再現しています。

●煙突
 ・ 「煙突」は上下に分割したパーツで再現、先端部の「整風板」「雨水カバー金網」は別パーツ化して再現しています。
 ・ 煙突側面には梯子をモールド化して再現しています。
 ・ 雨水カバー金網は開口した状態で成型したパーツとなっています。

●マスト、通信塔
 ・ 「マスト」と「通信塔」は、下部のトラス部、中央のヤード部、上部の単檣部の3パーツに分割して再現。
 ・ 「マスト」と「通信塔」は、起倒状態を選択して組み立てることができます。

●高角砲、機銃用スポンソンはブロックごとに別パーツとなっており、下面の補強板が一体成型で1枚ずつ再現
 ・ スポンソン部の支柱(支筒)は別パーツとなっています

●舷側部の通路はブロックごとに別パーツ化、ラッタル部分は一部を別パーツ化して再現しています。

●高角砲「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×4
 ・ 右舷後部の1基は煙突の煙除けのシールド付き(A1型改2)、左舷と右舷前部はシールド無しの状態を再現(A1型)。
 ・ シールド付きの高角砲は、連装状に一体成型した砲身部と、シールド部とで2分割したパーツで再現。
 ・ シールド無しの高角砲は、砲身部と砲架部の2パーツに分割して再現。

●対空機銃
 ・ 25mm 3連装機銃 ×7
 ・ 25mm 3連装機銃(シールド付き) ×3
 ・ 「25mm 3連装機銃(シールド付き)」は銃身とシールドで分割した2パーツで構成、その他の機銃は一体成型のパーツで再現しています。

●内火艇、カッターなど
 ・ 11m内火艇 ×2
 ・ 13m特型運搬船 ×1
 ・ 11m内火ランチ×1
 ・ 9mカッター ×2

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 菊花紋章及び艦首フェアリーダー
 ・ 射撃指揮装置
 ・ 測距儀
 ・ パラベーン
 ・ 方位測定器
 ・ 94式高射装置
 ・ 探照灯
 ・ 錨、副錨
 ・ 舷々門
 ・ クレーン
 などを独立したパーツで再現しています。

●艦載機
 ・ 艦載機は、胴体、キャノピー、脚、尾脚、プロペラに分割したパーツ構成。
 ・ 増槽及び武装は別パーツ化しています。
 ・ クリア成型のパーツ。

●艦載機内容
 ・ 零式艦上戦闘機21型 ×2
 ・ 零式艦上戦闘機52型 ×2
 ・ 99式艦上爆撃機 ×2
 ・ 艦上攻撃機「天山」×2

【 日本海軍 航空母艦 龍鳳 昭和19年 木甲板シール付き (フジミ 1/700 特シリーズ 77EX-1) 塗装・マーキング 】


●「塗装図・マーキングガイド」は組立説明書内にモノクロで記載しています。
 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。
 ・「龍鳳」のカッターなどの細部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各工程内にて指示しています。

●甲板上に描かれた、各表示線、着艦標識、艦尾の軍艦旗、艦載機用の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています。
 ・ 着艦標識は赤色のみをプリントしています。
 ・ デカールは、フジミ社製「日本海軍 航空母艦 龍鳳 1942年 (昭和17年)」にセットしていた内容と同じです。


【 日本海軍 航空母艦 龍鳳 昭和19年 木甲板シール付き (フジミ 1/700 特シリーズ 77EX-1) 甲板シート内容 】


●レーザーカッターで表面を加工し木製甲板のラインを再現、不規則性な木調で着色された木甲板シートで、塗装では表現が難しい細かなラインの入った木甲板の模様をリアルに再現しています。
 ・ シートは極薄で仕上げられ、裏紙を剥がせばそのまま本キットのほか「日本海軍 航空母艦 龍鳳 1942年 (昭和17年)」「日本海軍 航空母艦 龍鳳 1945年 (昭和20年)」の甲板パーツへと貼り付けることができます。
 ・ 木甲板シートは本キットの甲板パーツに合わせてあらかじめカッティングされています。

●飛行甲板上のディテールを再現するエッチングパーツが付属、エッチングで再現した内容は
 ・ エレベーター ×2
 ・ 飛行甲板上の遮風柵 ×1
 ・ 滑走制止装置 ×2
 ・ 着艦制動装置 ×9
 ・ 探照灯収納蓋2種 ×各2(蓋を閉じた状態と開いた状態)
 などとなっています。


●2018年 バリエーション スポット生産品
●2013年 バリエーション


【 日本海軍 航空母艦 龍鳳 について 】


●ワシントン軍縮会議と、ロンドン軍縮会議において主力艦と巡洋艦、駆逐艦などの補助艦艇の保有制限が定められた帝国海軍は各艦の能力を高めることに全力を注ぎ込みます。

●列強に比べ厳しい制限を課せられた日本海軍は、条約上の保有制限に抵触しない10,000tクラスの潜水母艦や給油艦を建造する計画を立案、これら船艇は、有事の際、短い工期で航空母艦に転用できるように設計しており、保有制限にかかる不利を補う艦艇として位置づけました。

●この計画に基づき建造されたのが、「潜水母艦 大鯨」「高速給油艦 剣崎・高崎」で、「大鯨」は1933年に建造が開始されています。

●この「大鯨」は、世界で初めて船体の全てに電気溶接を採用、機関部には帝国海軍の大型艦では初のディーゼルエンジンを搭載しました。
●電気溶接式は、リベット接合よりも強度が高く、全体の重量も軽減できる、という利点がありましたが、当時はまだその技術が未熟なものであり、進水後に強度不足が発覚、再びドックへ入りリベット接合を行っています。
●また、搭載したディーゼルエンジンは不調が続き、当初予定していた半分の出力しか発揮できませんでした。
●「大鯨」は、記録上では1934年3月に竣工していますが、その後も改修工事を継続、1935年に「第4艦隊事件」で知られる台風に同艦も遭遇、損害が発生し、1936年に修理工事が行われています。

●結局、「大鯨」が実質的に戦力化されたのは1938年9月になってからで、「第1潜水戦隊旗艦」に就任します。

●同艦は、南方に進出して潜水母艦として行動しましたが、太平洋戦争直前の1941年12月に内地に帰投、航空母艦への改造工事を開始します。

●この工事は、当初の予定では短期間で完了するはずでしたが、機関を通常のタービンエンジンに換装するために時間がかかり、さらに、1942年4月の東京初空襲の際に爆弾1発が命中、この修理を行いようやく1942年11月に航空母艦として完成、「龍鳳」と命名されます。
 ・ 「龍鳳」は、「祥鳳」「瑞鳳」(旧「高速給油艦 剣崎」と「高崎」)と準同型艦となりますが、元々の船体が異なるために「龍鳳」は若干大きく、細部も異なっています。

●「龍鳳」は、完成後直ちに艦隊に編入され、短期間の訓練の後、爆撃機の輸送任務によりトラック島に向かいます。
●ところが、この最初の任務においてアメリカ潜水艦の攻撃を受け、1本の魚雷が命中、大事には至りませんでしたが、内地に帰投して修理を受けました。

●修理完了後、損傷した「航空母艦 飛鷹」の代わりに「第2航空戦隊」に配属されますが、当時の連合艦隊の空母機動部隊は、ソロモン海域での消耗戦への艦載機の供出が続いており、空母を使用した艦隊決戦は行われず、「龍鳳」も航空機輸送を中心とした輸送任務に従事することになります。

●1944年5月に空母機動部隊が練成訓練を行っているフィリピン南部のタウイタウイ泊地に進出、搭載する航空隊の訓練を開始します。
●ただし、戦線後方として比較的に安全が確保されていたはずのタウイタウイ泊地でしたが、日本軍側の対潜能力の低さからアメリカ潜水艦が跳梁跋扈しており、充分な訓練を行うことが出来ない状況でした。
 ・ 艦載機の発着艦時には、空母は風上に向かって直進する必要があり、このような直線運動は潜水艦にとって狙いやすい目標となります。
●もっとも、帝国海軍ではこれまでの戦いの経緯や、諜報網などから近々にアメリカ軍が大艦隊を擁して日本の要地を攻撃してくることを予想しており、一大航空決戦によってアメリカ軍に大打撃を与え、戦局を覆すことを目標とし、同泊地には9隻の航空母艦が集結、搭載航空機も400機以上が集められていました。
●しかし、帝国海軍はこれまでの消耗戦において練度の高いベテラン搭乗員を数多く失っており、集められた航空機は数の上では有力な戦力でしたが、その実体は搭乗員の多くが練度不足で、攻撃能力はもとより、洋上での航法にも支障をきたしているほどでした。

●1944年6月、アメリカ軍は日本軍が絶対防衛圏としていたマリアナ諸島のサイパン島に上陸を開始、これを撃退とアメリカ艦隊の撃滅を狙って連合艦隊が出撃します。

●連合艦隊では、戦力的に不利な事を自覚しており、この不利をカバーするために日本軍側の艦載機の航続距離の長さを利用した「アウトレンジ作戦」を考案、アメリカ軍の艦載機が届かない距離から攻撃を加え、一方的に敵艦隊を叩くことを意図します。

●一方、アメリカ軍側では、続々と就役する新鋭空母、十分に訓練と実戦経験を経た航空機搭乗員、そして新兵器となる近接信管「VT信管」も供給され、日本軍側を待ち構えていました。

●この1944年6月に発生した一大航空決戦「マリアナ沖海戦」においいて、連合艦隊が考案した「アウトレンジ作戦」は、搭乗員の練度の低さとアメリカ軍の迎撃態勢に遭い失敗、アメリカ軍の物量と航空機の性能、搭乗員の質の差などにより結果的にはアメリカ軍のワンサイドゲームとなり、連合艦隊は完敗を喫します。

●この「マリアナ沖海戦」では航空機のみならず日本軍側の艦艇に大きな損害が発生しましたが、「龍鳳」はアメリカ艦載機の攻撃を受けるものの、至近弾を受ける被害に止まり、内地へと帰還することができました。
●しかし、「龍鳳」は搭載機のほとんどを失い、以後は本来の航空母艦としての活動を行うことができなくなりました。
 ・ 内地に帰還した「龍鳳」は、損傷の修理と、性能が向上した艦載機への対応のための飛行甲板の延長、そして対空兵装の強化を行いますが、肝心の航空機の搭載は予定すら立たない状況でした。

●これらの事情の下で「龍鳳」は「レイテ沖海戦」に参加はできず、また連合艦隊は「マリアナ沖海戦」のダメージを回復する余力も無く、同艦は瀬戸内海で待機する日々を過ごします。
●「龍鳳」は1945年3月の呉大空襲により大破、そのまま砲台代わりとして係留され、終戦を迎えています。



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