ハセガワ 日本海軍 軽巡洋艦 天龍 フルハル スペシャル 1/700 ウォーターラインシリーズ フルハルスペシャル CH122 プラモデル

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日本海軍 軽巡洋艦 天龍 フルハル スペシャル

販売価格

4,840円 4,356円(税込)

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「日本海軍 軽巡洋艦 天龍 フルハル スペシャル (プラモデル) (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ フルハルスペシャル  No.CH122 )」です


●太平洋戦争時における日本海軍の「軽巡洋艦 天龍(てんりゅう)」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。

●日本海軍の近代的軽巡洋艦の雛形となった「軽巡洋艦 天龍型」のネームシップ「天龍」を再現、排水量3,500t余りの小型船体の中央軸上に兵装を配置した、シンプルなシルエットを再現した内容となっています。

●ハセガワ社製「日本軽巡洋艦 天龍」をベースに、スーパーディテールを凌駕するディテール表現を可能にした新規エッチングパーツをセット、さらに、フルハルモデル用の船底パーツ、金属製砲身、金属製のスクリューパーツ、木製のディスプレイスタンドなどを追加したフルハルモデルスペシャルバージョンです。
 ・ 付属のエッチングは「天龍型」の船体各所に渡り、プラスチックパーツでは補うことができない繊細なディテールを再現した内容となっています。
 ・ 「日本海軍 軽巡洋艦 天龍 スーパーディテール」とエッチングの内容は異なり、フルハルスペシャル版に付属するエッチングの方が、より幅広く点数が多くなっています。
 ・ 組立説明書は、エッチングの取付のみを別版化したものになっており、小さく繊細な箱状の組立を必要とするパーツもありますので、取り付けの難易度はやや高いものとなっていますが、ベースキットの「日本軽巡洋艦 天龍」の組立を中心に据え各自のスキルに応じてパーツを取捨選択することも可能ですので、ご購入前から「無理だ」と怯むことはありません。

【 日本海軍 軽巡洋艦 天龍 フルハル スペシャル (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ フルハルスペシャル CH122) プラモデルの内容 】


●日本海軍の「軽巡洋艦 天龍」を再現したプラスチックモデル組立キットです。

●ハセガワ社のウォーターラインシリーズのフォーマットに準じてパーツ数を抑えながらも、マストや主砲、機銃などの細部は繊細な彫刻を施したパーツで再現、舷窓や扉などの船体上のディテールもスケール感に沿った微細なモールドで再現しながらも、くっきりと輪郭が出るように成型されており、細部の再現を重視しながらも過度な演出によりスケール感を損なわぬような構成となっています。
 ・ 静岡模型教材協同組合社製の「兵装セット」のランナーを使用することなく、機銃、内火艇も含めすべて専用のパーツで再現しています。

●「天龍」は、1942年に対空兵装の増強が行われており、本キットは使用するパーツを選択することにより、太平洋戦争開戦時の状態と1942年7月以降の対空兵装増強時の姿とを選んで組み立てることができ、小粒な船体に兵装やディテールが詰まった姿を楽しむことができる内容となっています。

●艦底部も再現したフルハルモデルとなりますが、ウォーターラインモデルとして製作することも可能です。

■ 軽巡洋艦 天龍 の船体の構成
●「軽巡洋艦 龍田」の船体部は、舷側ラインを左右に分割したパーツで構成、別パーツ化した上甲板、フルハル用の船底を取り付けて船体のアウトラインを組みたてます。
 ・ 上甲板上に設置した「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」などを個別にブロック化して再現、それぞれを上甲板に取り付けて完成させます。
 ・ 舷側部の舷窓、塵捨て管、舷外電路、錨、舷側の鋼板継ぎ目などのディテールを微細な凹凸あるモールドで再現しています。
 ・ 舷側左右のパーツの張り合わせは、船体全体がが歪まぬよう、舷側パーツ内側に3個のブロック状の「桁」パーツを挟み込んで組立てます。
 ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツも付属、オモリの金属製バラストは付属していません。

●艦底部は一体成型のパーツで再現、バルジも別パーツ化して再現しています。
 ・ 艦底の3基のスクリューを別パーツ化して再現、プロペラと推進軸、支柱はともにプラスチック製のパーツです。
 ・ 1つの舵を再現したパーツも付属しています。

●上甲板は、錨鎖甲板、船首楼甲板、後部甲板の3パーツに分割したパーツ構成。
 ・ 新資料に基づいた解釈を反映し、「天龍」の横方向に張られたリノリウム押さえの形状を再現 (龍田は縦方向に張られています)。
 ・ 甲板上には、主砲塔台座、リノリウム押さえ、爆雷軌条などの基本構造の他、リール、ボラード、アンカーチェーン、ケーブルホルダーなどの細かなディテールを微細な凹凸あるモールドで再現しています。

■ 軽巡洋艦 天龍 の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 「龍田」とは異なる羅針艦橋の形状を再現しています。
 ・ 艦橋は、上下の2ブロックに分割したパーツ構成、上部ブロックは上下に分割したパーツで再現、下部ブロックは左右に分割したパーツで再現しています。
 ・ 艦橋トップの測距儀は別パーツ化して再現しています。
 ・ 艦橋窓枠は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています。
 ・ 艦橋窓枠を再現したデカールも付属、モールドによる再現とデカールによる再現を選択することができます。

●メインマスト
 ・ メインマストは三脚檣型、トップは1本の単檣になっています。
 ・ 三脚檣部分は前後に分割したパーツ構成で、上部の単檣とクロスツリー部はそれぞれ一体成型のパーツで再現しています。
 ・ トップの単檣は、ヤードが2本となる太平洋戦争開戦時の状態のパーツと、ヤードを1本に減らし短縮した形状の1942年7月以降の状態のパーツの2種をセット、選択して使用することができます。
 ・ マスト上に設置された「須式探照灯」は別パーツ化して再現しています。
 ・ 「須式探照灯」は開戦時にはメインマスト上に装備、1942年の対空兵装強化時には第1煙突と第2煙突の中央へ移動しており、取り付け場所を変えることでこの違いを再現しています。
 ・ また、探照灯は、従来の探照灯のみを再現したパーツではなく、台座の一部を含んでパーツ化しています。
 ・ マスト中央部の見張り所を別パーツ化、見張り所の窓は付属のデカールで再現します。

●中央構造物
 ・ 中央構造物は、左右に分割したパーツ構成で、これに天板パーツを取り付けて作製します。
 ・ 側面の扉、梯子などのディテールを繊細なモールドで再現しています。
 ・ 中央構造物に装備する、「須式探照灯」(×1)、「パラベーン」(×2)を別パーツ化しています。
  (「須式探照灯」はマスト用と共用のパーツとなっています)

●後部構造物
 ・ 後部構造物は、左右に分割したパーツ構成で、これに天板パーツを取り付けて作製します。
 ・ 側面の扉、梯子などのディテールを繊細なモールドで再現しています。
 ・ 後部構造物に装備する、「探照灯」(×2種各1)、「方位測定器」(×1)を別パーツ化しています。
 ・ 艦後部の探照灯は、開戦時には「須式探照灯」を装備していましたが、1942年の対空兵装強化時には「96式探照灯」へと換装されており、2種の探照灯パーツをセット、選択して使用することができます。

● 煙突
 ・ 煙突は左右に分割したパーツで再現し、煙突トップは別パーツ化しています。
 ・ 「天龍」と異なり1本にまとめられた1番煙突の副管も煙突パーツ上にモールド化して再現、副管のトップは別パーツ化して再現しています。

●後檣
 ・ 後檣は単檣となっており、「龍田」と異なる形状を再現、一体成型のパーツとなっています。

●機銃座
 ・ 船体中央部に装備された前後の機銃座は、一体成型のパーツで再現、機銃座の鋼板の縞目を繊細なモールドで再現しています。
 ・ 船体後部の機銃座は、1942年の対空兵装強化時以降の姿を再現する場合に取り付けます。
 ・ 機銃座に装備する、「13mm単装機銃」(×2)(太平洋戦争開戦時)、「25mm連装機銃」(×4)(1942年7月以降)を別パーツ化して再現。

■ 軽巡洋艦 天龍 の兵装類
●主砲塔部 「50口径 3年式 14cm単装砲」 ×4
 ・ 主砲は、砲身と砲架を一体成型化したパーツに、シールドを再現したパーツを被せて作製します

●魚雷発射管 「53cm 3連装発射管」 ×2
 ・ 魚雷発射管は一体成型のパーツで再現しています。

●高角砲 「40口径 3年式 8cm高角砲」 ×1
 ・ 高角砲は一体成型のパーツで再現、仰角を付けた状態になります。

●対空機銃 「13mm単装機銃」×2、もしくは「25mm連装機銃」 ×4
 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現。

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 11m 内火艇 ×1
 ・ 9m 内火艇 ×1
 ・ 9mカッター ×2
 ・ 6m 通船 ×1

 ・ 「天龍」「龍田」では装備するダビッドが異なっており、「天龍」では「11m内火艇」のみ「ラジアル式ボートダビット」を用いて格納していました(ほかは「ラフィング式ボートダビット」で格納)。
 ・ また、開戦時と1942年時では格納位置が微妙に変更されており、舷側パーツに空けられた穴を埋めることでこの変更に対応しています。

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 菊花紋章
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ リール
 などをセットしています。

■ 付属するエッチングパーツ
●プラスチックパーツでは細密な再現が難しい船体上の細かなディテール類を表現したエッチングパーツをセット、上記の組立工程中に付加したり、パーツを交換して使用、より密度を高めたモデルの製作に役立つ内容となっています。

●エッチングパーツで再現しているディテールアップポイントは
 ・ 船体や上部構造物などの各部の手摺り (脚無しタイプ、一部弛み表現付き)
 ・ 羅針艦橋上部全体
 ・ 艦橋トップ 見張り台

 ・ 煙突雨水カバー
 ・ 煙突の手摺り兼足掛け

 ・ マスト見張所
 ・ マスト垂直ハシゴ
 ・ マストヤード
 ・ 方位測定器

 ・ 中央構造物全般
 ・ 後部構造物全般
 ・ 探照灯台

 ・ 機銃座 (前後)
 ・ 機銃弾薬箱
 ・ 爆雷装填台
 ・ 爆雷投下器
 ・ クレーン

 ・ ボートダビット
 ・ オール
 ・ 錨見台
 ・ 舷々門
 ・ ラッタル
 ・ 梯子
 ・ リール
 ・ 防水扉
 ・ 舵柄信号
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 など、となっています。

■ ディスプレイ台・ネームプレート
●完成後に見栄え良く飾ることができるディスプレイ用の台座とネームプレートをセット、完成した「軽巡洋艦 天龍」をそのまま載せてディスプレイすることができます。

●ディスプレイの台座は木製のブロック、船体を支える支柱はプラスチック製のパーツとなっています。
●ネームプレートはアルミ製、プレート表面に「日本海軍 軽巡洋艦 天龍」の文字をプリントしています。


【 日本海軍 軽巡洋艦 天龍 フルハル スペシャル (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ フルハルスペシャル CH122) 塗装とマーキング 】


●付属の組立説明書内には、「軽巡洋艦 天龍」の塗装指示及びマーキング指示をモノクロで記載しています。
 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類は組立説明書内に記載しています (Mr.カラー/水性ホビーカラー)。
 ・「軽巡洋艦 天龍」の船体細部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各組立工程中にて指示しています。

●艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいている状態の2種)、艦橋窓枠、水深線、艦名表示などを再現したデカールが付属しています。


【 日本海軍 軽巡洋艦 天龍 フルハル スペシャル (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ フルハルスペシャル CH122) 製品仕様 】


●プラスチックモデル組立キット
 ・ 組立にあたり接着剤が必要になります
●パーツ成型色 : ライトグレー
●製品素材 : PS、PE
●パーツ数 : 116
●完成時のサイズ
 ・ 全長 : 204.5mm
 ・ 全幅 : 22mm

【 日本海軍 軽巡洋艦 天龍 フルハル スペシャル (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ フルハルスペシャル CH122) パッケージ内容 】


 ・ 軽巡洋艦 龍田 ×1
 ・ エッチングシート ×1 (真鍮製)
 ・ ディスプレイスタンド ×1
 ・ アルミ製ネームプレート ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1

●2017年 スポット生産品


【 日本海軍 軽巡洋艦 天龍型 について 】


●第1次世界大戦は様々な海戦から数多くの戦訓を生み出し、この戦訓に沿うことで艦艇の様式が大きく変わった時期でもありました。

●巡洋艦には、全体を装甲で覆った主力艦となる装甲巡洋艦と、全体の装甲を省いて機関室などの重要区画の上部のみに装甲板を付けた防護巡洋艦という2種の艦が存在していましたが、第1次世界大戦以降、速力の遅い装甲巡洋艦は巡洋戦艦と、重巡洋艦に、防御力が弱い防護巡洋艦は一定の装甲を持つ軽巡洋艦へと進化しています。

●日本海軍は、直接大きな海戦に参加することはありませんでしたが、戦勝国を中心に戦訓を学び、その戦訓を活かして新たなる艦の建造を進めました。
●上記のように、それまでの防護巡洋艦はもはや時代遅れとなり、駆逐艦で編成される水雷戦隊の旗艦用に新たな艦種となる軽巡洋艦「天龍型」の建造が行われます。
 ・ 「天龍型」では、当時の艦隊駆逐艦よりも2倍程度大きな船体に、駆逐艦の主砲よりも大きな14cm砲を搭載、この砲火力によって敵の駆逐艦に対して有利に戦うことができました。
 ・ 水雷戦隊旗艦として、雷撃力も重視しており、3連装魚雷発射管を2基装備しています。

●この「天龍型」は、欧米諸国での教導駆逐艦に相当する艦で、通常の教導駆逐艦よりも砲火力に勝る長所を持っていましたが、アメリカ海軍やイギリス海軍では軽巡洋艦としてより強力な艦の建造を進めており、砲火力も劣勢となるのは明らかとなりました。

●このため、「天龍型」は2隻の建造で終了、後は「天龍型」よりも大型で砲の数も多い、5,500tクラスの軽巡洋艦の建造が行われています。

●「天龍型」は2隻のみしか建造が行われませんでしたが、その様式は5,500tクラスの軽巡洋艦の雛形となり、日本海軍の軽巡洋艦の基礎を作ったのでした。

【 日本海軍 軽巡洋艦 天龍 について 】


●軽巡洋艦「天龍」は「天龍型」の1番艦として、1919年に竣工しました。

●直後に建造が行われた5,500tクラスの軽巡洋艦は逐次近代化改装が行われ、水雷戦隊旗艦としての性能を維持していましたが、「天龍型」の2隻は大きさが小さいことから大きな近代改装を受けることなく、竣工時に近い姿で太平洋戦争の開戦を迎えています。

●戦争が開戦すると、「天龍」はウェーク島の攻略作戦に参加、砲撃により同島の砲台を一時無力化することに成功しますが、その後砲台と航空機による反撃を受け、駆逐艦2隻が戦没、「天龍」も損傷を受けてしまいます。
●結局、ウェーク島の攻略は大きな増援を受けることで占領を果たすことができました。

●その後、「天龍」はラバウルやニューギニア方面の攻略作戦に参加します。
●1942年8月、アメリカ軍がガダルカナル島に上陸を開始、トラック島に進出していた「第8艦隊」がガダルカナル島への突入を開始すると「天龍」はこれに随伴、夜戦において連合軍の艦隊に大きな損害を与えるという戦果を挙げることに成功します(第1次ソロモン海戦)。

●日本海軍はガダルカナル島の陸軍部隊への輸送に重点を置くようになり、「天龍」も同島への輸送任務に従事、待ち伏せを行うアメリカ艦隊の間をすり抜けるようにして物資の輸送を行いました。

●1942年10月、日本海軍はガダルカナル島のアメリカ軍の航空基地への砲撃を行うために戦艦「比叡」「霧島」を同島に突入させ、「天龍」はその護衛として行動を共にしました。
●アメリカ海軍はこの艦隊を迎撃するために、強力な巡洋艦隊と戦艦を派遣、2夜に渡る戦闘(第3次ソロモン海戦)で、両軍に著しい損害が発生します。
●「天龍」は無事にこの戦いを切り抜け、ラバウルへと帰還しました。

●1942年12月、「天龍」は輸送船を護衛してマダンへの上陸作戦に参加、この作戦中にアメリカ潜水艦の攻撃を受けて魚雷を被雷、浸水によりその身を波間に消したのでした。



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