アオシマ 日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 SD 1/700 ウォーターラインシリーズ スーパーデティール 012277 プラモデル

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日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 SD

販売価格

4,180円 3,762円(税込)

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「日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 SD (プラモデル) (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ スーパーデティール  No.012277 )」です


●太平洋戦争時における日本陸軍の揚陸艦「あきつ丸」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●航空機運用のできる強襲揚陸艦として建造、その機能を活かして戦争後期には護衛空母として運用された揚陸艦「あきつ丸」を再現、輸送船の船体上部に飛行甲板を備えたような特異なシルエットを再現した内容となっています

●アオシマ社製「揚陸艦 あきつ丸 (艦隊コレクション)」をベースとして成型色を変更、艦隊コレクション用の付属品を省き、SD(スーパーディテール)版用のエッチングパーツを追加したバリエーションキットです

【 「日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 SD」のキット内容について 】


●日本陸軍の揚陸艦「あきつ丸」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●アオシマ社のウォーターラインシリーズのフォーマットに沿って揚陸艦「あきつ丸」を再現、ディテール再現を重視しながらも一体成型化とモールド表現を主体としてパーツ数を抑えており、ウォーターラインシリーズとしての作りやすさを考慮した内容となっています

●「あきつ丸」は、1944年4月から護衛空母としての改装を受けており、本キットでは、船尾のデリックを撤去した、改装終了後の1944年8月以降の姿を再現しています

●艦体喫水線から上の部分を再現した洋上モデルです

日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 SDの商品画像

●「あきつ丸」は、「船体」「上甲板」「シェルター甲板」「飛行甲板」「艦橋などの上部構造物」「高射砲などの艤装類」のをそれぞれブロック化して分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、飛行甲板、上甲板、シェルター甲板、上部構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます

●船体部は左右に分割したパーツ構成、シェルター甲板の側面部分も一体化して再現しています
 ・ 船体には、舷窓、ホースパイプ、上甲板部の開口部などのディテールを繊細なモールドで再現
 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属
 ・ 船底パーツには、揚陸用のウェルドックの構造を再現、搭載する「大発動艇」(×6)が付属しています
 ・ 「船尾扉」は別パーツ化、開状態と閉状態の2種のパーツをセットしており、開閉状態を選択することができます

●上甲板部は、全通状となった一体成型のパーツで再現、船首と船尾の上甲板は別パーツ化しています
 ・ 上甲板の木甲板表現のほか、「ボラード」「アンカーチェーン」などのディテールを繊細なモールドで再現しています
 ・ 上甲板のスポンソンは別パーツ化
 ・ 前後の「格納庫」は、上甲板に一体成型化、格納庫の天板部分を別パーツ化しています

●シェルター甲板は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
 ・ 各パネルには、各デッキの「窓」「扉」などを繊細なモールドで再現、船体に一体成型化しているシェルター甲板側面により、通常の商船と同様の構造となった「あきつ丸」のシェルター甲板構造を再現しています

●飛行甲板は、一体成型のパーツで再現、船尾のエレベーターは別パーツ化しています
 ・ 飛行甲板裏側の細かな梁構造は、甲板パーツと一体成型化して再現
 ・ 飛行甲板支柱は、ブロックごと個別にパーツ化しています


「あきつ丸」の艦上の構造物は下記のパーツで構成しています
●船橋
 ・ 船橋は左右に分割したパーツ構成、天板は別パーツ化しています
 ・ 「船橋窓枠」はクリアパーツで再現、「窓ガラス」の部分を一段凹んだ状態で再現し、立体感を演出しています
 ・ 船橋後部の「空中勤務者待機所」は上下のブロックに分割しており、それぞれ左右に分割したパーツで再現しています

●マスト
 ・ マストは前後に分割したパーツで再現

●煙突
 ・ 煙突は左右に分割したパーツで再現、トップは別パーツ化しています
 ・ 「副管」は一体成型化

●デリック
 ・ 煙突後部のデリックは、前後に分割したパーツで再現

●機銃用スポンソンは区切りごとにパーツ化

●高射砲 「88式 7.5cm高射砲」 ×4
 ・ 高射砲は一体成型のパーツで再現

●対空機銃 「25mm単装機銃」 ×8
 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現

●対潜兵器 「2式 12cm迫撃砲」 ×1
 ・ 迫撃砲は一体成型のパーツで再現

●艦載機
 ・ 3式指揮連絡機 ×2
 ・ カ号観測機 ×2

●艦載機のパーツ構成
 ・ 艦載機は、「胴体」「主脚」「プロペラ」に分割したパーツ構成、「カ号観測機」は「エンジン」を別パーツ化しています
 ・ オプションパーツとして、付属している機数分の「プロペラ」「ローター」「主脚」「翼支柱」を再現したエッチングパーツが付属しています

●内火艇、カッターなど
 ・ カッター ×4

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 船首、船尾旗竿
 ・ 着艦指揮灯
 などをセットしています


【 付属しているエッチングパーツ 】
●SD(スーパーディテール)版として「あきつ丸」用のエッチングパーツが付属しています
●エッチングパーツの内容は
 ・ 飛行甲板の支柱
 ・ 船橋
 ・ 船橋窓枠
 ・ 艦載機用 2翔プロペラ ×5
 ・ 艦載機用ローター ×2
 ・ 艦載機の主脚
 ・ 艦載機の翼支柱
 など、となっています


●甲板上に描かれた各表示線、艦載機用の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています


【 「日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 SD」のパッケージ内容 】


 ・ 揚陸艦 あきつ丸 ×1
 ・ 3式指揮連絡機 ×2
 ・ カ号観測機 ×2
 ・ エッチングシート ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●スポット生産品


【 「揚陸艦 あきつ丸」について 】


●第1次世界大戦以降、日本陸軍は中国大陸への進出を開始し、日本の権益の拡大を図りました

●1932年の「上海事変」において、日本陸軍は敵前への上陸作戦を展開、この上陸作戦は成功しましたが、日本陸軍に大きな戦訓を残しました
●その戦訓とは、上陸部隊の兵士は、母船から小さな舟艇に乗り換えなければならず、この際、波で激しく動く舟艇に母船から縄梯子を辿って乗り込むことから事故が多発、乗り換えにも多くの時間が必要となったことでした

●日本陸軍では、このデメリットを解消すべく上陸作戦用専用の艦艇を独自に開発することを決定、1934年に揚陸艦「神州丸」を建造します
●この「神洲丸」では、船体内部に舟艇を収容できるウェルドックを設け、上陸時には兵士は船内から直接舟艇へと乗り込み、船尾の開口部から舟艇を発進することで上陸作戦の円滑化を図っていました
●この方式は現在の強襲揚陸艦と同様であり、日本陸軍は世界に大きく先駆けて揚陸艦の運用法を確立していたのです

●「神洲丸」は太平洋戦争の緒戦において南方の上陸作戦に参加、揚陸艦の能力を如何なく発揮しています

●「神州丸」では上陸作戦支援用として航空機を射出するカタパルトを装備していましたが、その後の航空機の発達と重量増加に伴い、「神州丸」が装備するカタパルトでは射出が困難となっていました
●この「神洲丸」の航空機運用の発想を拡大、上部に飛行甲板を持った揚陸艦として1942年1月に竣工したのが「あきつ丸」です
 ・ 「あきつ丸」では、「神洲丸」と同様に揚陸能力を備えており、27隻の「大発動艇」を収容することができました

●ただし、「あきつ丸」が装備する飛行甲板は、あくまでも上陸支援用の航空機を「発艦」させるためだけの機能しか有しておらず、発艦した航空機は、上陸部隊が占領した飛行場に着陸することを前提としていました
 ・ 「あきつ丸」の飛行甲板には、着艦時に必要な着艦制動装置などは備えていませんでした
 ・ また、船尾には揚収用の大きなデリックを装備しており、この点からも「あきつ丸」が着艦を想定していなかったと想定できます

●竣工した「あきつ丸」は、早速南方へと送られ、インドネシア方面の各上陸作戦に参加、「神州丸」と同様に上陸作戦の成功に大きく貢献しました
●このインドネシア方面への上陸作戦の終了により、日本陸軍による上陸作戦は一段落を迎え、「あきつ丸」は南方方面の輸送任務に従事しています

●それまで魚雷の不調を原因として戦果の挙がらなかったアメリカ潜水艦群は、1943年に入ると猛威を奮いはじめ、日本の輸送船は大きな損害を受けるようになります
●このため、日本海軍では、連合艦隊から独立する形で海上護衛総司令部を設立しましたが、日本陸軍も多くの船舶を失ったことを鑑み、輸送船団を護衛する必要を強く意識するようになりました

●1943年8月、飛行甲板を持つ「あきつ丸」を護衛空母へと転用することが計画され、当時開発中だったオートジャイロ「カ号観測機」を搭載して実験が行われました
●実験は成功しましたが、「カ号観測機」自体に動力伝達装置などの故障が多発、このことから「カ号観測機」の搭載は見送られることになります

●また、上記のように「あきつ丸」は元々着艦を想定していない設計となっていたことから、そのままの形で護衛空母として運用するには無理があり、1944年4月から大規模な改修が行われました
●この改修によって、後方のデリックは煙突後方へと移動、飛行甲板の幅を拡大し、対空兵装も増強されています
●「あきつ丸」の艦載機には、短距離での離発着が可能な「3式指揮連絡機」が選ばれ、搭載機数は6機~8機程度でした

●1944年8月、改修が完了した「あきつ丸」は、輸送及び対潜哨戒任務に従事しています

●1944年11月、「あきつ丸」は輸送船団の一員としてフィリピン方面に向けて出港、この輸送船団には海軍の護衛空母「神鷹」が随伴していたため、「あきつ丸」は航空隊を転出し、通常の輸送船として参加しています
●しかし、「神鷹」をはじめとする日本軍の対潜哨戒の隙を突かれ、「あきつ丸」はアメリカ潜水艦の攻撃を受け、2本の魚雷を被雷、その身を波間に消したのでした

●「あきつ丸」は、世界の歴史上、陸軍が空母を運用した唯一の例であり、そして航空機運用が可能な強襲揚陸艦として世界に先駆けた存在でもあったのです



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