フジミ 日本海軍 駆逐艦 秋月/照月 (2隻セット) 1/700 特EASYシリーズ 013 プラモデル

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日本海軍 駆逐艦 秋月/照月 (2隻セット)

販売価格

2,640円 2,376円(税込)

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「日本海軍 駆逐艦 秋月/照月 (2隻セット) (プラモデル) (フジミ 1/700 特EASYシリーズ  No.013 )」です


●太平洋戦争時における日本海軍の防空駆逐艦(「乙型駆逐艦」)「秋月型」の「秋月」と「照月」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット

●艦隊防空の要として「長10cm高角砲」を搭載した駆逐艦「秋月型」を再現、駆逐艦としては大型の船体に前後に2基ずつ主砲(対空砲)を配置した、端整なシルエットを再現した内容となっています

【 「日本海軍 駆逐艦 秋月/照月 (2隻セット)」のキット内容について 】


●日本海軍の防空駆逐艦「秋月型」の「秋月」と「照月」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●フジミ社製「特EASYシリーズ」として駆逐艦「秋月」「照月」を再現、船体は建造された海軍工廠に合わせたグレーで成型、リノリウム甲板、煙突のトップ部分、艦橋窓などを再現したシールを使用することで、組み立てるだけで塗装を行わなくても実艦に近い雰囲気を楽しむことができる内容となっています
 ・ リノリウム甲板のシールは、塗装では再現が難しい「リノリウム押さえ」(真鍮製のライン)をプリントしています

●フジミ社製「日本海軍 駆逐艦 秋月 竣工時 (秋月&照月 2隻セット)」から金属製バラストを省き、成型色を変更、「特EASYシリーズ」用のシールを付属したバリエーションキットとなります
 ・ 「日本海軍 駆逐艦 秋月 竣工時 (秋月&照月 2隻セット)」のキットがベースになっていますので、通常どおりに塗装を行うこともできます

●「秋月」は明るめとなる舞鶴海軍工廠色、「照月」は暗めとなる佐世保海軍工廠色で成型したパーツとなっています

●「秋月」「照月」は、太平洋戦争における戦訓から順次対空兵装の増強が行われており、キットは単装機銃を装備していない竣工時の姿を再現しています

●艦体喫水線まで部分を再現した洋上モデルです


●「秋月」「照月」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」の各ブロックごとに分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます

●船体は、喫水線ラインで上下に分割したパーツ構成となっています
 ・ 船体には、「舷外電路」「舷窓」「ホースパイプ」などのディテールをモールドで再現、「舷窓」の上部の雨樋も繊細なモールドで再現しています
 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています

●上甲板は、一体成型のパーツで再現
 ・ 甲板上には、リノリウム押さえ、滑り止め、主砲塔台座、魚雷発射管台座などの基本構造の他、「魚雷運搬用軌条」「リール」「ボラード」「アンカーチェーン」などのディテールをモールドで再現しています

「秋月」「照月」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 艦橋は上下のブロックで構成しています
 ・上部ブロックは3層のパーツで再現、下部ブロックは各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
 ・ 「艦橋窓枠」は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出、艦橋窓枠の部分を再現したシールも付属しています
 ・ 艦橋下部の「舷窓」や「救命具」などのディテールをモールドで再現

●メインマスト、後檣
 ・ メインマストと後檣は三脚檣型となっており、メインマストは4パーツ、後檣は3パーツで構成しています
 ・ パーツ構成によりトラス構造を再現、マストには「梯子」をモールドで再現しています

●煙突
 ・ 煙突は、下部の構造物を含めて左右に分割したパーツで再現、トップは別パーツとなっています
 ・ 煙突の各管は別パーツ化しています

●機銃台座
 ・ 煙突後部の機銃台座は、台座本体と支柱部分とに分割したパーツで再現
 ・ 機銃台座に装備する、「25mm連装機銃」(×2)、方位測定器(×1)を別パーツ化

●後部構造物
 ・ 後部構造物は一体成型のパーツで再現、側面には「舷窓」「扉」「パラベーン」をモールドで再現しています
 ・ 探照灯台座と高射装置台座は別パーツにて再現
 ・ 後部構造物に装備する、「高射装置」(×1)、「探照灯」(×1)を別パーツ化

●主砲塔 「65口径 98式 10cm連装高角砲」 ×4
 ・ 砲塔は上下に分割したパーツで再現、砲身は基部も含めた連装状に一体成型となったパーツで再現しています
 
●4連装魚雷発射管 「92式 61cm 4連装魚雷発射管」 ×1
 ・ 魚雷発射管は上下に分割したパーツで再現

●対空機銃 「25mm連装機銃」 ×2
 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現しています

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 11m内火艇 ×2
 ・ 9mカッター ×2

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 錨
 ・ 前部フェアリーダー
 ・ 爆雷装填台
 ・ 爆雷用ダビット
 ・ 魚雷
 ・ 艦尾、艦首旗竿
 ・ スキッドビーム
 ・ 通気筒
 などをセットしています

●リノリウム貼りの甲板部、艦橋窓、カッターの甲板部、煙突の黒い部分、探照灯のガラス部、旗竿に掲げられる軍艦旗などを再現したシールが付属
 ・ リノリウム貼りの甲板シールは、甲板の表面部分の構造物に合わせてカット処理が行われています

●「日本海軍 駆逐艦 秋月/照月 (2隻セット)」の成型色
 ・ 「秋月」の船体、船底、上甲板、上部構造物、艤装類 : グレー(舞鶴海軍工廠標準色)
 ・ 「照月」の船体、船底、上甲板、上部構造物、艤装類 : グレー(佐世保海軍工廠標準色)

【 「日本海軍 駆逐艦 秋月/照月 (2隻セット)」のパッケージ内容 】


 ・ 駆逐艦 秋月 ×1
 ・ 駆逐艦 照月 ×1
 ・ シールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●2015年 成型色を変更、特EASY用シールをセットしたバリエーションキット (フジミ社「特EASYシリーズ」第13弾)


【 「駆逐艦 秋月型」について 】


●第1次世界大戦に初めて戦場に投入された航空機は、その後急速な性能の発達により爆弾や魚雷の搭載能力が向上し、1930年代には各国海軍にとって無視できない存在となります

●当時世界最大の海軍力を誇ったイギリス海軍では、先陣を切る形で1930年代の中頃から防空巡洋艦の建造を開始、アメリカ海軍もこの影響を受けて防空巡洋艦「アトランタ級」の建造を計画します

●日本海軍でも、このような世界的な流れと日本海軍自体の航空機運用から防空艦の必要性を認め、当初は旧式化しつつあった5500tクラスの軽巡洋艦を防空巡洋艦に変更する計画を立案しましたが、この5500tクラスの艦は水雷戦隊用として船体の幅が狭く、搭載できる高角砲の数は充分とは言えず、計画は中止となりました
●新規の巡洋艦の建造は「利根型」や「最上型」といった大型軽巡洋艦を優先しており、防空巡洋艦を作る余裕がなく、そこで防空用の艦として新規の駆逐艦が建造されることになります

●この防空駆逐艦は「秋月型駆逐艦」として1939年に計画が立てられ、1940年から建造を開始します

●「秋月型駆逐艦」は、主砲を従来の駆逐艦が装備していた「12.7cm砲」から、1938年に制式化した「65口径 98式 10cm連装高角砲」(通称「長10cm高角砲」)を搭載しているのが最大の特徴となっています
●この「65口径 98式 10cm連装高角砲」は、当時の主力高角砲であった「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」よりも砲口径は小さくなったものの、射程(射高)、初速、発射速度などの能力を大幅に向上、「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」と比較して1.5倍程度の能力を擁すると言われました
●また、従来の駆逐艦は仰角を引き上げることで対空射撃を行うことが可能なように改良を施していましたが、元々が対空能力を持たない発射速度の遅い砲であり、有効な対空射撃は期待できず、「65口径 98式 10cm連装高角砲」を装備した「秋月型駆逐艦」との対空能力の差は歴然でした

●この「65口径 98式 10cm連装高角砲」を4基搭載するため「秋月型駆逐艦」は排水量3000tを超える大型の船体となり、日本海軍の駆逐艦の中では最大で、軽巡洋艦「夕張」に匹敵する規模となっています
●また、艦隊戦を重視した日本海軍は、この防空駆逐艦にも魚雷の搭載、次発装填装置付きの4連装魚雷発射管を備え、発射速度の速さによる砲撃力と魚雷により艦隊戦での活躍も期待されていました
 ・ 各種艦艇の装備している機銃は、有効射程の関係で基本的にその艦自体を守る防空兵器としての能力しかなく、艦隊の防空能力としては高角砲が主体となります

●「秋月型駆逐艦」は、その防空能力により艦隊防空に活躍して高い評価を獲得、特に機動部隊の護衛として重用されています
●同艦はその能力から39隻の大量の建造が行われる予定でしたが、戦時による資材の不足などにより建造は進まず、竣工隻数は12隻にとどまっています

【 「駆逐艦 秋月」について 】


●駆逐艦「秋月」は、「秋月型駆逐艦」の1番艦として1942年6月に竣工しました

●「秋月」は、早速、機動部隊の護衛として用いられ、同年9月にはショートランド島において難敵であったアメリカ軍の重爆「B-17」を撃墜する戦果を挙げます
●「秋月」は日米双方が死闘を繰り広げたソロモン海域にも投入が行われ、ガダルカナル島への輸送任務や飛行場への砲撃を行う挺身艦隊への護衛として参加、昼間には対空戦闘に活躍しますが、自身も爆撃を受けて被弾、内地へと帰還しました

●1943年には再び戦列に復帰、ガダルカナル島撤退作戦や各種の護衛任務に従事するものの、潜水艦の雷撃を受けて大きく損傷します
●「秋月」はショートランド島において応急修理を受け、再び任務に就きますが、損傷の影響で航行中に艦橋下部のキールが折れてしまい、僚艦に曳航されて内地へと帰還します

●内地に帰還した「秋月」は本格的な修理が行われ、艦橋部分から前の部分を失ったことから、建造中の同型艦「霜月」の艦首を接合するという方法が採られています

●修理後、「秋月」は南方への艦隊の護衛任務に従事、1944年6月には「マリアナ沖海戦」に参加し、その対空能力を発揮しましたが、海戦自体は日本海軍の完敗に終わっています
●続く「レイテ沖海戦」において「秋月」は、囮の役目を果たす機動部隊へと配属、数波に渡るアメリカ艦載機の波状攻撃を受けて船体中央部に爆弾1発を被弾します
●この爆弾は、艦に深刻なダメージを与えた上に、その後搭載していた魚雷が誘爆、「秋月」はその姿を波間に消したのでした

【 「駆逐艦 照月」について 】


●駆逐艦「照月」は、「秋月型駆逐艦」の2番艦として1942年8月に竣工しました

●竣工後、「照月」は「秋月」と同様に機動部隊の直衛として艦隊に編入、南方へと進出します
●1942年11月、「照月」はガダルカナル島のアメリカ軍飛行場を砲撃する挺身作戦の護衛として参加、待ち構えるアメリカ艦隊との間で「第3次ソロモン海戦」が発生します
●この海戦において、「照月」は夜間での砲撃戦、昼間での対空戦闘に活躍を果たすものの、護衛していた戦艦「霧島」と「比叡」は失われてしまいました

●翌月の1942年12月、「照月」はガダルカナル島への輸送任務に参加、昼間の航空機攻撃は防いだものの、夜間においてアメリカ軍の魚雷艇による攻撃を受けて同艦は魚雷2本を被雷、その短い生涯を閉じたのでした



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