ガリレオ出版 グランドパワー 2016年12月号 月刊 グランドパワー 271 雑誌

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グランドパワー 2016年12月号

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「グランドパワー 2016年12月号 (雑誌) (ガリレオ出版 月刊 グランドパワー  No.271 )」です

 (2016年10月27日発売)

●第1次世界大戦から現代に至るまでの戦闘車両をピックアップして、キャプションをつけた写真や線図イラストを交えて深く掘り下げて解説する「月刊 グランドパワー」です

●今月の「グランドパワー 2016年12月号」では、イギリス軍の歩兵戦車「チャーチル」を特集、クラシカルに見える巨体を問題視されながらも、厚い装甲に裏付けられた防御力と機械的な信頼性の点で将兵達から高い評価を得た「チャーチル」の詳細な構造解説と戦歴を辿りながら、その実像を解析します

【 「グランドパワー 2016年12月号」について 】


■特集 : チャーチルの開発と構造
●第1次世界大戦時に世界で初めて戦車を開発したイギリスは、戦後、世界中でも先端の戦車技術を有するようになり、輸出用に開発された戦車を次々と諸外国へと供給、世界各国がこぞってイギリスが生み出した先進的な戦車の導入を進めました

●1930年代中頃になると、イギリス軍は自軍戦車の開発と配備を、「軽戦車」「巡航戦車」「歩兵戦車」という3つカテゴリーに区分することを決定、この決定は第2次世界大戦時におけるイギリス戦車に大きな影響を及ぼす結果になります

●イギリス軍が実行した「巡航戦車」「歩兵戦車」というカテゴリー区分は、第1次世界大戦時の戦車運用実績を踏襲したものでしかなく、機動性能を重視した「巡航戦車」と、装甲防御力を重視した「歩兵戦車」は、性能的に偏りがありすぎ運用方法の難しい兵器となってしまい、どの戦車も重要な要素である「汎用性」が欠落してしまいます

●歩兵戦車「チャーチル」はその最たるもので、第1次世界大戦時における塹壕戦を考慮し、超壕能力に優れた長い車体を採用、膠着化した戦線を突破するために強固な防御力を持っているのが特徴でした
●それも、歩兵戦車「チャーチル」の開発決定は、ポーランド戦が始まった1939年9月であり、機動力を活かした電撃戦を展開するドイツ戦車とは思想的に雲泥の差がありました

●時代錯誤も甚だしいと思われた歩兵戦車「チャーチル」ですが、イギリスの戦車技術を結集して作りだされたこの戦車は、最高速度は遅いものの、不整地においても着実な機動力を持ち、機械的信頼性も高い戦車でした
●そして、歩兵戦車「チャーチル」を名戦車としたのが、強力な防御力であり、改良を重ねて徐々に装甲厚を増したことで「チャーチル Mk.7」では最大装甲厚は152mmにも達し、ドイツ軍の重戦車「タイガー 1」の能力を持ってしても、近距離でない限りは撃破が難しい戦車となりました
●さらに、車体長の長い歩兵戦車「チャーチル」は、そのキャパシティの大きさと装甲の厚さから、工兵用戦車などとしても流用され、イギリス軍に欠かせない戦車となったのでした

●今月の「グランドパワー 2016年12月号」では、この歩兵戦車「チャーチル」を特集、その開発の経緯と構造、各型式、派生車両、そして戦歴を詳しく解説します

●型式では、イギリス戦車らしい細かな仕様変更に伴う「Mk.」の違いを個別に紹介、派生車両では「A43 ブラックプリンス」「チャーチル Mk.4 NA75」などの珍しい車両も解説しています

●後半は、各戦線における歩兵戦車「チャーチル」の戦場写真も収録、ドイツ軍が鹵獲使用している車両の写真なども収めています

●開発思想は駄作戦車を予感されるものながら、イギリスらしい質実剛健さと堅牢さから名戦車となった歩兵戦車「チャーチル」、イギリス戦車技術の集大成的な同車の真の姿に迫った資料性価値の高い内容となっています


【 「グランドパワー 2016年12月号」の内容目次 】


●平成28年度 日米共同訓練
●東北方面隊 56周年記念行事
●スウェーデン・アーセナル戦車博物館 (2)
●平成28年度 自衛隊記念日観閲式予行
●「チャーチル」の開発と構造
 ・ 歩兵戦車「チャーチル」写真集
●マニュアルに見る「M36B2」駆逐戦車 その5

【 「グランドパワー 2016年12月号」の内容について 】


■巻頭カラーページ (16ページ)
●前半は、2016年9月にアメリカのヤキマ演習場で実施された「平成28年度 日米共同訓練 (雷神2016)」の様子を収録、「10式戦車」や「FH70」などの実弾射撃の発砲時の一瞬を収めた貴重なショットなどを収めています
●後半は、2016年9月に開催された「東北方面隊 56周年記念行事」、同年10月に行なわれた「平成28年度 自衛隊記念日観閲式予行」の様子を収録、「観閲式予行」では野戦築城により構築された特科陣地の姿なども掲載しています
●「スウェーデン・アーセナル戦車博物館 (2)」として、珍しいスウェーデン製の軽戦車「Strv fm/28」の写真も掲載しています

■「チャーチル」の開発と構造 (113ページ)
●「チャーチル戦車」誕生への道程として、第1次大戦後のイギリス戦車開発から、歩兵戦車「A20」と「A22(チャーチル)」との関係を紹介
●「チャーチル戦車」の構造としては、車体の細部構造、エンジン等の機関系、走行装置、砲塔、武装の各項目ごとに詳しく解説
●「チャーチル Mk.1」から「チャーチル Mk.11」までの各型式による仕様の違いや車体各部の差異も解説します
●「チャーチル戦車」の派生型として、「A43 ブラックプリンス」と「シャーマン」の砲塔を搭載した「チャーチル Mk.4 NA75」についても解説
●戦歴として、部隊配備後の「ディエップ上陸作戦」、北アフリカの戦闘、イタリアの戦闘、北フランスからドイツの戦闘、そして朝鮮戦争における「チャーチル戦車」配備部隊の戦闘を解説、「チャーチル戦車」の戦闘の軌跡を紹介します

●後半は、「チャーチル戦車」の戦場写真集として、初陣から1945年4月までの戦場での「チャーチル戦車」の勇姿を、車体各部の構造と迷彩塗装の解説も交えて収録しています

■マニュアルに見る「M36B2」駆逐戦車 その5 (8ページ)
●1945年7月刊行の「M36B2駆逐戦車 技術マニュアル TM9-745」から図版掲載ページを抜粋
●今回は、エンジン周囲の燃料系統の写真とイラスを掲載しています


【 「グランドパワー 2016年12月号」の仕様 】


●版型 : B5版
●全144ページ / モノクロ写真167枚、カラー写真32枚収録
●発行日 : 2016年12月1日
●コード : 4910135011269



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