フジミ 日本海軍 軽巡洋艦 阿賀野/能代 1/700 特シリーズ 091 プラモデル

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日本海軍 軽巡洋艦 阿賀野/能代

販売価格

3,080円 2,772円(税込)

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「日本海軍 軽巡洋艦 阿賀野/能代 (プラモデル) (フジミ 1/700 特シリーズ  No.091 )」です


●太平洋戦争時における日本海軍の軽巡洋艦「阿賀野型」の1番艦「阿賀野」と2番艦「能代」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●水雷戦隊旗艦として水上戦闘を重視した砲撃力と魚雷兵装を備えた「阿賀野型」の1番艦「阿賀野」と2番艦「能代」を再現、それまでの軽巡洋艦から設計を改め、近代的かつスマートなシルエットを再現した内容となっています

●「阿賀野」と「能代」のどちらか1艦を選択して作製することができるコンバーチブルキットです
 ・ 船体及び上甲板、「阿賀野」「能代」の構造物の相違点については、各艦ごとに2種のパーツをセットしていますが、兵装・艤装類は共通化したパーツを使用しますので、本パッケージでは1艦しか作成することができません

【 「日本海軍 軽巡洋艦 阿賀野/能代」のキット内容について 】


●日本海軍の軽巡洋艦「阿賀野型」の1番艦「阿賀野」と2番艦「能代」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●フジミ社「特シリーズ」のフォーマットと最新の考証に基づき軽巡洋艦「阿賀野」「能代」を再現、ディテール再現のためにスライド金型を用いた一体成型と細分化したパーツ構成、そして繊細なモールドで、軽巡洋艦「阿賀野」「能代」の両艦の仕様の違いと細部再現に重きを置いた内容となっています

●マストや探照灯台座などのトラス構造物はスライド金型を用いて鉄骨の間をヌケた状態で再現、煙突の各管は個別にパーツ化、そして航空機作業甲板は下部の桁構造も再現しており、新鋭艦ながらも重巡洋艦なみの構造となった軽巡洋艦「阿賀野」「能代」を表情豊かに再現しています

●「阿賀野」と「能代」とを選択して作製することが可能なコンバーチブルキットです

●「阿賀野」と「能代」とは外観上では主に以下の相違点があります(ただし、本キットでの考証によるもの)
 ・ 「阿賀野」は艦橋に、遮風装置を付けているのに対して、「能代」は装備していない
 ・ 「阿賀野」は船体中央部の両舷に探照灯とその台座を設けているが、「能代」はその部分に「94式高射装置」とその台座を装備(探照灯は煙突前部に移動)
 ・ 「阿賀野」の航空機作業甲板は1枚物となっているのに対して、「能代」では前後に分かれた構造となっている
 ・ 「阿賀野」が装備するカタパルトは「1式2号11型射出機」、「能代」が装備するカタパルトは「呉式2号5型射出機」

●このように、「阿賀野」と「能代」は小さな部分を含めると同型艦ながら相違点が多く、本キットではその相違を正確に再現するために、船体、上甲板を含めてそれぞれ専用パーツをセットしています(作製できるのは1艦のみです)

●艦体喫水線までを再現した洋上モデルです

日本海軍 軽巡洋艦 阿賀野/能代の商品画像

●「阿賀野/能代」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」の各ブロックごとに分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます

●船体は、左右に分割したパーツで構成 (「阿賀野」「能代」用の2種をセットしています)
 ・ 左右の舷側を合わせる際に船体に歪が生じないよう、間に「桁」を挟み込んで組み立てます
 ・ 船体には、舷窓、舷外電路、塵捨て管、ホースパイプ、フェアリーダーなどのディテールを繊細なモールドで再現しています
 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています

●上甲板は、鎖錨甲板、中央甲板、後部甲板の3パーツで構成 (「阿賀野」「能代」用の2種をセットしています)
 ・ 上甲板上には、主砲塔台座やカタパルト台座などの基本構造の他に、滑り止めパターン、リノリウム貼り表現、リール、ボラード、ウインチ、昇降口、アンカーチェーンなどをモールドで再現しています

「阿賀野/能代」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 「艦橋」は4層で構成され、トップの「測距儀」「方位盤」は別パーツとなっています
 ・ 「艦橋窓枠」は、窓の部分を一段凹んだ状態で立体感を演出しています
 ・ 「阿賀野」の特徴である艦橋下部の「遮風装置」は一体成型のパーツ、立体化して再現しています
 ・ 「阿賀野」の艦橋部分に装備する、「方位測定器」(×1)、「1.5m測距儀」(×1)、「探照灯」(×2)を別パーツ化
 ・ 「能代」の艦橋部分に装備する、「21号電探」(×1)、「22号電探」(×2)、「方位測定器」(×1)、「1.5m測距儀」(×1)、「探照灯」(×2)を別パーツ化しています

●前部構造物
 ・ 「前部構造物」は、一体成型となったパーツで再現、これに各甲板、機銃座などを取り付けて作製します
 ・ 「前部構造物」には、スライド金型により「窓」「扉」「梯子」などのディテールをモールドにて再現
 ・ 「阿賀野」の「前部構造物」に装備する、「25mm3連装機銃」(×2)、「射撃装置」(×1)、「パラベーン」(×2)などを別パーツ化
 ・ 「能代」の「前部構造物」に装備する、「25mm3連装機銃」(×2)、「パラベーン」(×2)などを別パーツ化しています

●メインマスト
 ・ 「メインマスト」は下部は三脚檣型、上部は単檣型で、三脚檣部分、フラット、単檣部分の3パーツで再現しています
 ・ 下部の三脚檣部分はスライド金型を使用してトラス構造を再現
 ・ 「能代」の「メインマスト」に装備する、「13号電探」(×1)を別パーツ化

●煙突
 ・ 「煙突」は左右に分割したパーツで再現、トップの雨水カバー部は別パーツとなっています
 ・ 雨水カバー部は開口しており、内部の整風板も再現しています
 ・ 「煙突」の各「蒸気捨て管」は1本ずつ個別にパーツ化しています

●後檣
 ・ 「後檣」は2段式の単檣で、下部、クロスツリー、上部の3パーツで再現
 ・ 「クレーン」は別パーツ化して再現
 ・ マストに装備する「探照灯」(×1)を別パーツ化

●探照灯台座 (「阿賀野」)
 ・ 「阿賀野」の「探照灯台座」は1パーツで再現、装備する「探照灯」(×各1)を別パーツ化しています

●探照灯台座 (「能代」)
 ・ 「能代」の「探照灯台座」は、下部のトラス構造部と上部の円形台座部分を各1パーツで再現、トラス構造部は開口しています
 ・ 「探照灯台座」に装備する、「探照灯」(×1)を別パーツ化

●高射装置台座 (「能代」)
 ・ 「能代」の「高射装置台座」は一体形成のパーツで再現、スライド金型を使用して「窓」などのディテールをモールドで再現しています
 ・ 「高射装置台座」に装備する、「94式高射装置」(×各1)などを別パーツ化

●航空機作業甲板 (「阿賀野」)
 ・ 「阿賀野」の「航空機作業甲板」は一体成型のパーツで再現
 ・ 「航空機作業甲板」上のリノリウム貼り表現、航空機運搬軌条、甲板下部の桁などをモールドで再現しています
 ・ 「航空機作業甲板」に装備する、「94式高射装置」(×2)、「補用フロート」(×2)を別パーツ化

●航空機作業甲板 (「能代」)
 ・ 「能代」の「航空機作業甲板」は一体成型のパーツで再現
 ・ 「航空機作業甲板」上の滑り止めパターン、航空機運搬軌条、甲板下部の桁などをモールドで再現しています
 ・ 「航空機作業甲板」に装備する、「25mm3連装機銃」(×4)、「補用フロート」(×2)を別パーツ化

●後部艦橋 (「阿賀野」)
 ・ 「阿賀野」の「後部艦橋」は一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して「窓」を繊細なモールドで再現しています
 ・ 「後部艦橋」に装備する、「測距儀」(×1)を別パーツ化

●後部艦橋 (「能代」)
 ・ 「能代」の「後部艦橋」は、機銃座を含めた一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して「窓」を繊細なモールドで再現しています
 ・ 「後部艦橋」に装備する、「25mm3連装機銃」(×2)、「測距儀」(×1)を別パーツ化

●カタパルト (「阿賀野」)
 ・ 「1式2号11型射出機」は一体成型のパーツで再現、側面のトラス構造を凹凸モールドで再現しています

●カタパルト (「能代」)
 ・ 「呉式2号5型射出機」は一体成型のパーツで再現、側面のトラス構造を凹凸モールドで再現しています


●主砲 「50口径 41式 15cm連装砲」 ×3
 ・ 「砲塔」は上下に分割したパーツで再現、これに1本ずつ個別にパーツ化した「砲身」を取り付けて作製します
 ・ 「砲身」には基部の防水布をモールドで再現
 ・ 「砲塔」にはスライド金型を使用して側面の「窓」「パネルライン」などをモールドで再現
 ・ 「測距儀」「空中線支柱」を別パーツ化しています

●高角砲 「60口径 98式 8cm連装高角砲」 ×2
 ・ 「高角砲」はシールドと、連装状に一体成型となった砲身の2パーツで再現
 ・ 「高角砲」のスポンソンは1パーツで再現しています

●魚雷発射管 「92式 61cm 4連装発射管」 ×2
 ・ 「魚雷発射管」はシールド部と4連装状に一体成型となった発射管本体との2パーツで再現
 ・ 「魚雷発射管」のシールド部には、スライド金型を使用して「扉」などをモールドにて再現しています
 ・ 「予備魚雷装填装置」は個別にパーツ化しています

●対空機銃(「阿賀野」) 「25mm3連装機銃」×2
 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現

●対空機銃(「能代」) 「25mm3連装機銃」×10、「25mm単装機銃」×20
 ・ 各機銃は一体成型のパーツで再現

●内火艇、カッター及びボートダビッド (「阿賀野」)
 ・ 11m内火艇 ×1
 ・ 9m内火艇 ×1
 ・ 12m内火ランチ ×1
 ・ 9mカッター ×3

●内火艇、カッター及びボートダビッド (「能代」)
 ・ 11m内火艇 ×1
 ・ 12m内火ランチ ×1
 ・ 9m内火艇 ×1
 ・ 9mカッター ×2

●艦載機
 ・ 「零式3座水上偵察機」 ×2
 ・ 「98式水上偵察機」 (阿賀野用) ×1
 が付属しています

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 錨
 ・ ケーブルホルダー
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ ラッタル
 ・ 爆雷投下軌条
 ・ 爆雷用ダビット
 ・ 航空機運搬台車
 ・ 係船桁
 などをセットしています


●艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいている状態の2種)、艦載機の日の丸マーク、識別帯などを再現したデカールが付属しています


【 「日本海軍 軽巡洋艦 阿賀野/能代」のパッケージ内容 】


 ・ 軽巡洋艦 阿賀野/能代 (どちらか1艦を製作可能) ×1
 ・ 零式3座水上偵察機 ×2
 ・ 98式水上偵察機 ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×2 (「阿賀野」用と「能代」用)


●2015年 完全新金型(機銃等を除く)


【 「軽巡洋艦 阿賀野型」について 】


●第1次世界大戦後、日本海軍は軽巡洋艦として「天龍型」を2隻建造、その後この「天龍型」を拡大した形で「球磨型」「長良型」「川内型」の14隻の5500tクラスの軽巡洋艦を次々と建造しました
●これにより水雷戦隊旗艦としての軽巡洋艦の隻数をほぼ満たすようになり、その後しばらくは軽巡洋艦の建造は行われなくなります
 ・ 軽巡洋艦「夕張」は、正式には大型駆逐艦として区分されており、実験艦の意味合いが強い艦でした

●1930年の「ロンドン軍縮条約」により、巡洋艦などの補助艦艇の保有制限総トン数が定められると、日本海軍は8000tクラスの大型軽巡洋艦「最上型」「利根型」の建造を開始、しかし、これらの艦は後の条約脱退を想定して、容易に主砲塔を換装できるようになっており、実質的に重巡洋艦に近いものでした

●1930年の後半になると、5500tクラスの軽巡洋艦はさすがに旧式化が目立ち始め、1939年に立案された建造計画により、水雷戦隊用の乙型軽巡洋艦「阿賀野型」4隻と、潜水戦隊用の丙型軽巡洋艦「大淀型」2隻の建造が進められます

●「阿賀野型」は、5500tクラスからほぼ20年後に建造が行われた軽巡洋艦で、従来のデザインとは全く異なる近代的なフォルムを持ち、「15.2cm砲」を連装式に3基搭載、魚雷兵装も「4連装魚雷発射管」を2基装備し、次発装填装置も付けられた強力な武装を持っていました
●また、スマートな船体形状と、10万馬力の機関から最高速度は35ノットを発揮、水雷戦隊を率いる旗艦として申し分無い性能を誇っています
●しかし、この水雷戦隊用としての役割を重視したため、主な対空兵装は「98式 8cm連装高角砲」2基のみであり、1939年に計画された艦としては貧弱さが否めないのも事実でした
 ・ この「98式 8cm連装高角砲」は、航空母艦「大鳳」や駆逐艦「秋月型」などが装備した「98式 10cm高角砲」のスケールダウン版で、対空能力に優れた火砲でしたが、連装2基しか搭載されなかったことで航空戦となった太平洋戦争下では火力不足が明らかとなってしまいます

●「阿賀野型」は、1942年から1944年にかけて4隻を竣工、戦争後期に竣工した「酒匂」以外は最新鋭艦として第一線に投入が行われ、新鋭艦に相応しい働きを見せましたが、水上戦闘を行う機会は少なく、3艦共に戦没しています


【 「軽巡洋艦 阿賀野」について 】


●軽巡洋艦「阿賀野」は、「阿賀野型」の1番艦として1942年10月に竣工しました

●しかし、この時期、ガダルカナル島を巡る戦闘がピークを迎えており、「阿賀野」は艦の習熟期間の関係でその戦闘には参加することができず、実質的に第一線に登場したのは戦局が悪化してからとなります

●1942年12月に「ウエワク攻略作戦」に「第10水雷戦隊」の旗艦として支援任務に参加、その後はトラック島を拠点にして行動し、輸送船団の護衛などの任務に従事します

●1943年11月、「ブーゲンビル島沖海戦」に参加、しかし、この海戦ではレーダー装備に優れたアメリカ艦隊が戦いを有利に進め、日本軍側の損害は大きいものでしたが、「阿賀野」は至近弾を多く受けたものの無傷で帰還します

●同月、ラバウルでの停泊中にアメリカ艦載機の雷撃を受けて1本の魚雷を被弾、応急修理の後に自力航行でトラック島に向かいますが、さらにアメリカ潜水艦により魚雷を受けて航行不能に陥り、僚艦の曳航によりトラック島に到着することができました

●3ヶ月の応急修理が完了後、1944年2月に本格修理のために内地へと出発、ところが再びアメリカ潜水艦の雷撃を受けて2本の魚雷を被弾、火災と浸水が広がって手の付けられない状態となり、総員退艦の後にその姿を波間に消しました

【 「軽巡洋艦 能代」について 】


●軽巡洋艦「能代」は、「阿賀野型」の2番艦として1943年6月に竣工しました

●竣工後「能代」は南方への輸送任務に従事します

●1943年11月、「能代」はアメリカ軍のブーゲンビル島への上陸に対応するために進出した「ラバウル」において空襲を受けて損傷、1944年1月にも輸送任務中に空襲により損傷を受けますが、大事に至ることはありませんでした

●1944年6月、「能代」は「マリアナ沖海戦」に参加しますが、海戦自体は航空戦であり、その性能を発揮する機会はありませんでした

●1944年10月、「レイテ島」にアメリカ軍が上陸を開始、「能代」は水上戦力の主力となる「栗田艦隊」へと編入、フィリピン中央部を突き進んで「レイテ島」を目指します
●その途上の潜水艦攻撃や空襲によって脱落艦を出しながらも、「栗田艦隊」はレイテ島沖へと到達、護衛空母で編成されたアメリカ海軍の空母機動部隊と遭遇しました
●「能代」は敵機動部隊に対して突進し、砲雷撃を加えましたが、護衛空母から緊急発進した艦載機によって損傷してしまいます
●「栗田艦隊」は海戦によってバラバラとなった艦隊を集結して帰路に着きますが、アメリカ機動部隊の艦載機による攻撃を受けて「能代」は爆弾1発と魚雷1本を被弾し、航行不能に陥ります
●洋上を漂う「能代」に対して再び攻撃を受けて魚雷1本を被雷、これが致命傷となり、「能代」は総員退艦後にその姿を波間に消したのでした



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