ハセガワ ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド w/フィギュア 1/72 ミニボックスシリーズ MT058 プラモデル

ホーム AFV ハセガワ 1/72 ミニボックスシリーズ

ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド w/フィギュア

販売価格

3,850円 3,465円(税込)

購入数

「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド w/フィギュア (プラモデル) (ハセガワ 1/72 ミニボックスシリーズ  No.MT058 )」です


●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の列車砲「28cm列車砲 K5(E)」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●最大射程64kmという遠距離射撃性能で、前線よりも遙か後方に位置して支援射撃や制圧射撃に活躍した「28cm列車砲 K5(E)」を再現、フレームを多く用いた第1次世界大戦型の列車砲から脱却し、単純な車台に火砲を搭載したフォルムを再現した内容となっています

●ハセガワ社製「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド」をベースに、新規パーツとなるフィギュア「24体」を追加、デカールを変更したバリエーションキットです

【 「28cm列車砲 K5(E)」について 】


●19世紀から20世紀にかけて軍を構成する戦力は「人」「馬」から「火砲」へと変容し、「火力」をまかなう「火砲」は次第に大型化(大口径・長砲身)します

●しかし、「砲」の口径が大きくなればなるほど、これを支える砲架は大きく、頑丈さが求められ、火砲全体の重量が増し、野戦での運用が困難になっていきます

●そこで、大口径の「砲」を運搬しやすいように、線路で運行する専用の車体に艦艇用の大型火砲を装備した「列車砲」が登場、第1次世界大戦時には両陣営が使用し、要塞の攻略や都市の砲撃に威力を発揮しています

●第1次世界大戦での敗北によりドイツ軍は「列車砲」の保有を制限されるようになりますが、一方で沿岸砲などの大型火砲は防御用の兵器として保有が認められていたことから、再軍備化を機会にストックしていた砲身を利用した「列車砲」を次々と製造します

●ただし、このような「列車砲」は、第1次世界大戦時の「列車砲」を原型としたものであり、射程や構造、運用に必要な人員数など、改良の余地を多く残していました

●そこで、完全新設計の「列車砲」の開発を進め、大戦中期に登場したのが「28cm列車砲 K5(E)」です
 ・ 「28cm列車砲 K5(E)」は1937年から試験を開始、1941年2月から部隊への配備が始まり、1945年までに28門を生産しています
 ・ 最大射程は64kmという長射程を誇り、前線の遙か後方から支援砲撃が可能で、長いリーチを活かして英仏海峡などにも配備され、イギリスへの睨みを効かせました
 ・ 運用には、重量40tのディーゼル機関車が用いられ、射点への移動の他に、カーブを利用することにより射角を変更する作業も行いました

●「28cm列車砲 K5(E)」は大戦中期から実戦運用が行われたため、初期の電撃戦に貢献することはできませんでしたが、制空権の多くを失ったドイツ軍にとって極めて有効な兵器となりました

●「28cm列車砲 K5(E)」は、敵航空機の飛来が予測される時には、トンネルやブンカー(コンクリート製の掩体)へと避難、脅威がなくなった時点で射点へと展開して砲撃を行うという戦術を採っていました

●この戦術が特に効果的だったのがイタリア戦線で、アンツィオに上陸した連合軍相手に2門の「28cm列車砲 K5(E)」が砲撃を繰り広げ、連合軍は航空機による入念な偵察を行いますが、「28cm列車砲 K5(E)」を発見することはできませんでした
●このため、連合軍は一方的な砲撃に曝され甚大な被害を被り、連合軍将兵は「28cm列車砲 K5(E)」を「アンツィオ・アニー」(「アニー」は射撃の名手の意味)と呼び、その砲撃を恐れたのでした

●「28cm列車砲 K5(E)」のような列車砲は、航空機が空を支配するようになった第2次世界大戦では旧式な兵器として見られる傾向が強く、実際に有効に利用したのはドイツ軍のみでしたが、ドイツの優れた火砲技術力によって威力を発揮し、連合軍に対して痛打を与えたのです

ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド w/フィギュアの商品画像

【 「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド w/フィギュア」のキット内容について 】


●このドイツ軍の列車砲「28cm列車砲 K5(E)」を再現したプラスチックモデル組立キット
です

●パーツ上のモールド表現を中心としてパーツ数を抑えながら、架台や台車のメカニカルな構造、各部の手摺り、梯子などのポイントをしっかりと押さえて「28cm列車砲 K5(E)」を再現、1/72スケールのキットとしてディテール再現とコレクション性のバランスに優れた内容となっています


●「28cm列車砲 K5(E)」は、「砲身」「架台」「動力車」「台車」の各ブロックで構成しています

【 砲 身 】
●砲身は、左右に分割したパーツで構成、砲口部分は別パーツ化して再現しています
 ・ 砲尾は砲身パーツに一体成型化しています
 ・ 砲身下部の緩衝器は前後方向に3分割したパーツで再現

【 架 台 】
●架台は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現、これに前面パネル、後部パネル、天板を取り付けて作製します
 ・ 側面の「操作パネル」は、蓋を閉じた状態をモールドにて再現
 ・ 架台内側のパネルは1枚ずつ個別にパーツ化
 ・ 「平衡器」は上下に分割したパーツで再現、シリンダー状に組むことで砲から伸びるステーを可動させることができます
 ・ 「砲身受け」は上下に分割したパーツで再現
 ・ 前部の梯子は一体成型のパーツで再現、側面の梯子はそれぞれ3パーツで構成し伸縮構造を再現しています
 ・ 手摺りは各ブロックごとにパーツ化しています

【 動力車 】
●動力車は、本体、後部パネル、天板部、天板の左右の枠の5パーツで構成
 ・ 「側面ハッチ」はモールドで再現、左右各1つずつは別パーツ化しており、開閉状態を選択して作製します
 ・ 「排気管」は、上下に分割したパーツで再現
 ・ 「手摺り」はブロックごとにパーツ化

●クレーンは、アームのパーツを左右に分割した基部のパーツで挟み込んで作製します
 ・ アーム部分は完成後も可動とすることができます
 ・ 各操作ハンドルを別パーツ化

●砲弾運搬車(×1)と砲弾(×4)が付属しています

【 台 車 】
●台車は、一体成型となった台車本体に、前部パネル、後部パネル、側面パネル、天板、下部の車軸受けを取り付けて作製します
 ・ 「車輪」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
 ・ 「連結装置」は3パーツで構成、連結用の「パッド」はそれぞれ一体成型のパーツで再現しています
 ・ 「上部の手摺り」「操作ハンドル」「側面のステップ」などを別パーツ化して再現しています


【 フィギュア 】
●砲兵を再現したフィギュアが24体付属しています
 ・ フィギュアは一体成型のパーツ、もしくは片腕、両腕を別パーツ化して再現しています
 ・ 服装は、「M36野戦服」を着用、サスペンダーを装着し、ブーツを履き、ヘルメットを被った姿です

●フィギュアのポージングについて
 ・ セットしているフィギュアのポーズは24体、8種類
  片膝を付いた姿勢で両腕を伸ばしているポーズ ×2
  座った姿勢で、片手を腰の位置、もう一方の手を座った部分に置いているポーズ ×2
  立った姿勢で
   上方に向けて指を差しているポーズ ×2
   片手で双眼鏡を持っているポーズ ×2
   両手を腰の位置に置いているポーズ ×6
   片手を上げ、もう一方の手で外したヘルメットを抱えているポーズ ×2
   足を開き、両手でハンドルなどを操作しているポーズ ×2
   片手を腰の位置に置き、上方を見ているポーズ ×4
   大きく足を開き階段などを上っているポーズ ×2
 となっています  

●線路を再現したディスプレイベースが付属しています

ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド w/フィギュアの商品画像

【 「28cm列車砲 K5(E)」の塗装とマーキング 】
●「28cm列車砲 K5(E)」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ 「レオポルド」 (1944年1月~6月)
 ・ 「レオポルド」 (1943年以前)
 ・ 「ロベルト」( 1944年1月~6月)

●説明書の塗装例に基づく、パーソナルネーム、車両表示などを再現したデカールが付属しています


●「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド w/フィギュア」の完成時のサイズ
 ・ 全長 : 444mm
 ・ 全幅 : 42mm

●パーツ数 : 313点


【 「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド w/フィギュア」のパッケージ内容 】


 ・ 28cm列車砲 K5(E) ×1
 ・ 砲兵フィギュア ×24
 ・ ディスプレイベース ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●2015年 フィギュアランナー追加 (「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド」にフィギュアを追加し定番化)


-----------------------------------------------------

【 「ドイツ列車砲 K5 (E) レオポルド w/ フィギュア」のワンポイント 】


●本キットは、ハセガワ社のミニボックスシリーズの傑作キット「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド」をベースに新たにフィギュアを追加したものです

●1/72スケールに沿ったパーツ構成とシャープな造形、そしてアイテム選択の良さから高い評価を得ましたが、一方でキット化した当時は資料としてアバディーンに存在している実物程度しかなく、現在の目で見ると間違いと思われる箇所が有ります

●説明書には後部の台車上に載っている構造物を「弾薬貨車」と表記しており、天板部分には内部から砲弾を供給するための開口部を設けています
●これは実際には、揚弾用のクレーンや砲の操作時などの動力を供給するための設備であり、天板に開口部は存在していませんので、天板部分と面一となるようにプラバンなどで塞ぐと良いでしょう

●架台部分上部の操作部には台車のように木製の「スノコ」を敷いています
●これはアバディーンに存在している実物が劣化のためにスノコが喪失してしまったからですが、これを追加するのは少々厄介ですので、省略するのも止むを得ないでしょう

●また、フィギュアはサスペンダーを装着した状態となっていますが、基本的にサスペンダーは前線に展開する兵士が付けるものなので、「28cm列車砲 K5(E)」のような遙か後方から砲撃を行う列車砲の砲兵が装着することは稀です

●ただし、キットは1/72というミニスケールで、キット自体の素性は良いですので、このような細部に捉われることなく、そのまま組んで楽しむのも十分にアリでしょう

ハセガワ 1/72 ミニボックスシリーズ 「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド w/フィギュア」
販売価格

3,850円 3,465円(税込)

購入数



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

この商品のカテゴリー

これまで見た商品