武装親衛隊 戦車指揮官 (迷彩ジャケット) #2
「武装親衛隊 戦車指揮官 (迷彩ジャケット) #2 （レジン） (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35188 )」です
●第2次世界大戦時における武装親衛隊の戦車長1体を1/35スケールで再現したレジン製組立キット
●ハッチから上半身を出して、片手で双眼鏡を持ち、もう一方の手はキューポラ部分を掴み、前方を見ている姿を再現しています
【 「武装親衛隊」について 】
●武装親衛隊はナチス党の私兵集団である親衛隊における実戦部隊として誕生、発展した軍隊です
●このため、ドイツの国軍となる国防軍とは趣を異にする軍隊となっていましたが、有事の際には国防軍の指揮下に入ることを明確化していたため、大戦中は国防軍と肩を並べて戦闘を行いました
●武装親衛隊は編成当初の時点では、とても軍隊とは言えない部隊でしたが、プロイセン時代の伝統を受け継ぐドイツ国防軍に対して、武装親衛隊ではそのような伝統に捉われることがなかったために、国防軍経験者や離脱者が流入、これにより軍隊としての能力が飛躍的に向上しています
・ プロインセン時代の伝統は、階級制度に大きく影響を与えており、上級将校の多くは貴族出身者となっていました
●また、伝統に捉われないことから兵士の訓練方法も当時最先端かつ実戦的なプログラムとなり、将校も兵卒と寝食を共にしていたため、部隊の連帯感も高いものがありました
●このようにエリート部隊として成長した武装親衛隊でしたが、武装親衛隊の拡大を画策する親衛隊首脳部により外国人の募兵が積極的、もしくは半強制的に行われるようになると部隊の構成員は一気に拡大したものの、全体的な兵士の質の低下は目を覆うばかりとなります
●武装親衛隊では政治的な配慮などにより、このような多様な兵士を部隊ごとに大まかに分けており、SS第1、第2、第3、第5、第9、第10、第12師団のようなエリート兵士を中心とした部隊に対して、その他の師団は2戦級レベルで、さらに第20番代以降の師団は戦闘能力すらも疑わしいものとなっていました
●もちろん、戦車師団など戦車を保有する部隊はほとんどがエリート兵士であり、戦車に搭乗する兵士にはさらに高い資質と技量とが求めらていれました
●このような武装親衛隊の戦車部隊は、大戦後期になると戦いの動向に強い影響を及ぼす程の大きな戦力へと発展、ドイツ軍の機甲戦力の中核として欠かせない存在となったのです
【 「武装親衛隊 戦車指揮官 （迷彩ジャケット） ＃2」のキット内容について 】
●この武装親衛隊の戦車長を再現したレジン製フィギュアキットです
●ハッチから上半身を出し、片手で双眼鏡を持ち、もう一方の手はキューポラ部分を掴んで前方を見ているポーズを再現しています
●服装は、「迷彩戦車服」を着用してマフラーを巻き、ヘッドフォンと咽頭マイクを装着した姿となっています
・ この「迷彩戦車服」は1944年の春頃から支給が始まり、同年6月からのノルマンディ戦では代表的な服装となりました
・ 「迷彩戦車服」のデザインは通常の「戦車服（パンツァージャケット）」と同一ですので、黒色をベースとした塗装を施すと「戦車服」へと変更することが可能です
●フィギュアは、ベルトのバックルの形状から「将校」を再現していることがわかります
●服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、皺が寄った表現など服の質感も演出しており、ポケットや服の縫い目などのディテールは繊細な彫刻で再現しています
●フィギュア本体は、頭部、胴体、両腕に分割されたオーソドックスなパーツ構成
●頭部は、「略帽」を被った状態と、「戦車規格帽」を被った状態の2タイプが付属し、選択して使用します
・ 2タイプの顔自体の造りは、ほぼ同じです
・ 「戦車規格帽」は、前部のボタンは1個となる初期のタイプを再現しています
●付属している装備品類
・ 拳銃ホルスター ×1
【 「武装親衛隊 戦車指揮官 （迷彩ジャケット） ＃2」のパッケージ内容 】
・ ドイツ武装親衛隊 戦車長フィギュア （「迷彩戦車服」着用） ×1
・ ヘッドパーツ ×2 （フィギュアに使用するヘッド×1を含む）
・ 拳銃ホルスター ×1
●2015年 新造型
----------------------------------------------------
【 「武装親衛隊 戦車指揮官 （迷彩ジャケット） ＃2」のワンポイント 】
●キットは、ミリタリーフィギュア造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さを極力活かしています
●レジン成型の特徴により、パーツ数を極力抑えながらも細部再現に拘った内容となっており、その組み立てはインジェクションキットよりも容易、その分塗装に凝ることもできます
●また、既存のフィギュアはスケール的に若干大きなものが多く、実際に車両のハッチに収めるのは困難な場合が少なくないのですが、「アルパインミニチュア」のフィギュアはその点もしっかりと考慮しており、車両とのマッチングも良好です
●AFVモデルに配置するだけで、戦車モデルとフィギュアモデルとが織り成す世界観を楽しむことができる、ジオラマシーンから単品作品の演出まで幅広く活躍するフィギュアとなっています
