チャーチル AVRE 工兵支援車輌 スネーク爆薬筒搭載型
「チャーチル AVRE 工兵支援車輌 スネーク爆薬筒搭載型 （プラモデル） (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35259 )」です
●地雷原啓開用の工兵戦車「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」を再現、「チャーチル Mk.4 AVRE」の車体に大量の爆破筒を装備した特異なスタイルを再現した内容となっています
●AFVクラブ社製「チャーチル Mk.4 AVRE 工兵支援車輌」をベースに、「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」を再現するため、爆破筒を再現したパーツと、フィギュア1体を追加したバリエーションキットとなります
【 「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」について 】
●頑強な防御陣地を構築する場合は、兵士が立て篭もるトーチカや塹壕の前に鉄条網と地雷が設置されました
●このような防御陣地を攻撃する際には、入念な砲爆撃が行われますが、砲爆撃によっても全ての鉄条網と地雷が除去されることはなく、攻撃側の兵士による除去作業が必要となります
・ 鉄条網は、ワイヤーを張っただけの構造であり、砲爆撃の爆風に耐えやすいという特性がありました
●基本的に地雷原や鉄条網の手前には障害物など存在しておらず、除去作業はおのずから兵士が露出した状態となるため、防御側の銃砲火に曝されてしまい、除去する兵士は死を覚悟しなければなりませんでした
●第2次世界大戦前、このような地雷原や鉄条網の啓開用として「爆破筒」を開発、この「爆破筒」は筒の中に爆薬が充填され、これを繋いで伸ばし、その爆破によって地雷及び鉄条網を破壊するシステムでした
●この「爆破筒」の出現により、地雷原や鉄条網の啓開作業は危険性が下がりましたが、それでも敵の銃砲火の下で作業を行うことから、兵士の被害は絶えませんでした
●イギリス軍ではこのような危険な作業から身を守るために工兵戦車が造られ、特にこのような作業では機動性能が重視されないことから重装甲を持つ歩兵戦車「チャーチル」をベースとした車両が数多く開発されています
●「爆破筒」を装備した工兵戦車として有名なのが「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」で、第79機甲師団の将校が開発した新型の爆破筒「スネークチューブ」を車体左右のフェンダー上に8本ずつ装備、この爆破筒を使用することで地雷原、鉄条網を啓開しました
●この「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」は、重装甲を持つ「チャーチル Mk.4」と爆破筒という組み合わせにより敵砲火の中での地雷原と鉄条網の啓開に活躍、他の部隊のための進撃路を切り拓くという重要な役割を果たしたのでした
【 「チャーチル AVRE 工兵支援車輌 スネーク爆薬筒搭載型」のキット内容について 】
●このイギリス軍の工兵戦車「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●AFVクラブ社のディテール表現力により「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」を再現、細分化したパーツ構成で、足周りを中心とした複雑な構造と各部のディテールとがきめ細かく再現された内容となっています
●サスペンション部分は金属製のスプリングを組み合わせて可動させることができ、付属のベルト式履帯により実車通りの足周りの動きも楽しむことができます
●レジン製のイギリス戦車兵フィギュアが1体付属しています
●「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」は、「砲塔」「車体」の2ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●砲塔は、「チャーチル Mk.4」の「鋳造型」の丸みを帯びた形状を再現、表面には鋳造肌が彫刻で再現されています
●「290mm スピゴット臼砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、スライド式金型を使用して砲口が開口処理されています
・ 砲身外側の刻印、内側のレール状の突起も再現
・ 砲塔内側の砲尾部分も細分化したパーツで細かく再現されています
・ 砲身は上下に可動させることができます
・ 砲身は通常の射撃状態と、砲身を折り曲げた装填状態とを選択できます
●砲塔は上下分割のパーツで構成、表面部には鋳造肌などが彫刻で再現されています
・ 砲塔後部2ヵ所のピストルポートは別パーツとなっており、開閉状態を選択可能、内側のディテールもパーツが用意され再現していますています
・ 砲塔後部の雑具箱は上下及び後面の3分割のパーツで構成
・ 車長及び装填手ハッチは別パーツ化されており、開閉状態を選択することができます
・ 複雑な形状の車長用直接照準指針はエッチングパーツで再現しています
【 車 体 】
●車体は、「チャーチル Mk.4」としての車体レイアウトを再現、足周りは細分化したパーツ構成と金属製バネで構成され、メカニカルで複雑な構造が再現されています
●車体は、実車の複雑な構造に伴い、各パネルを組み合わせて行く構成となっています
●車体上部は、前面パネル、戦闘室前面パネル、前部の追加装甲、上面パネルなどで構成されています
・ 機関部のハッチ及びハッチの把手は別パーツされています
・ 排気管は各4パーツで構成され、先端部は開口処理済みです
・ 車載工具類には固定具が車体上部パーツに一体成型して再現されています
●車体下部は、左右の足周りを組み立てた後、中央部分を挟み込むパーツ構成となっています
・ 各転輪に接続されるスプリングサスペンションは、1個ずつ別パーツとなっており、サスペンション部には金属製のスプリングパーツが用意されています
・ 転輪と接続するサスペンションアームは可動させることが可能、サスペンションの金属製のスプリングにより転輪が動くようになっています
・ 車体側面に存在するエスケープハッチは、別パーツとなっており、開閉状態を選択して組み立てることができます
【 スネークチューブ 】
●車体の履帯部分の上部に装備される「スネークチューブ」は、上下の各列ごと、上下に分割したパーツ構成で、先端の開口部は別パーツとなっています
・ チューブ後部の支持パネルは3パーツで再現されています
・ 支持パネル後面の各チューブの配線は、エッチングパーツにより個別にパーツ化
【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、各履板が細身の構造となった「チャーチル戦車」用の「軽量型」履帯が再現されています
【 フィギュア 】
●レジン製のイギリス戦車兵フィギュアが1体付属しています
・ 服装は、冬季用の戦車兵ツナギを着用、ベレー帽を被った姿です
・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部は繊細かつシャープなモールドで再現されています
・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です
●サーチライトなどを再現するためのクリアーパーツが付属
●排気グリルカバー、直接照準器、車体のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」の塗装とマーキング 】
●説明書には「チャーチル Mk.4 AVRE スネーク」の1種類の塗装例が記載されており、部隊マーク、国籍マーク、パーソナルネーム、車台番号などを再現したデカールが付属しています
【 「チャーチル 工兵支援車輌/スネーク爆薬筒搭載型」のパッケージ内容 】
・ チャーチル Mk.4 AVRE スネーク ×1
・ 戦車兵フィギュア （レジン製） ×1体
・ デカールシート ×1枚
●2014年 一部新金型
