フジミ 日本海軍 航空母艦 蒼龍 昭和13年 (1938年) 1/700 特シリーズ 旧082 プラモデル

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日本海軍 航空母艦 蒼龍 昭和13年 (1938年)

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3,080円 2,772円(税込)

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「日本海軍 航空母艦 蒼龍 昭和13年 (1938年) (プラモデル) (フジミ 1/700 特シリーズ  No.旧082 )」です


●日本海軍の「航空母艦 蒼龍」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。

●10000tクラスの中型高速空母として建造された「航空母艦 蒼龍」の1938年竣工時の姿を再現、重巡洋艦並みのスマートな船体に、右舷前部に小型の艦橋を配置した特徴的なシルエットを再現しています。

●フジミ社製「日本海軍航空母艦 蒼龍 昭和16年 (1941年)」をベースに、艦載機の一部とデカールを変更したバリエーションキットです。

【 日本海軍 航空母艦 蒼龍 昭和13年 (1938年) (フジミ 1/700 特シリーズ No.082) プラモデルの内容 】


●航空母艦 蒼龍 昭和13 (1938)年 概要
●日本海軍の「航空母艦 蒼龍」を再現したプラスチックモデル組立キットです。

●日本の航空母艦特有の船体上の複雑な構造をパーツの細分化とパーツ上に施したモールドで再現、実艦のディテール再現にスポットを当てて「航空母艦 蒼龍」を再現した内容となっています。
 ・ 1/700スケールの場合、縮尺率から省略される飛行甲板の眼環(艦載機を固定する内蔵式のフック)も繊細なモールドで再現、航空母艦としての細かな造形が施されています。
 ・ また、各スポンソン部の支柱などを別パーツ化し、日本の空母の特徴である細かな構造物が織り成す様子をできるだけ精密に再現しています。

●喫水線までの部分を再現した洋上モデルです。

●航空母艦 蒼龍 昭和13 (1938)年 全体構造
●「蒼龍」は、「船体の左右舷側」「飛行甲板」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「高角砲などの艤装類」をそれぞれブロック化して分割した構成となっています。
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、飛行甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます。

●船体舷側部は、左右に分割したパーツで構成。
 ・ 左右の舷側パーツの張り合わせは、パーツが歪まぬよう、船体パーツ内側に「桁」パーツを挟み込んで組立てます。
 ・ 舷側部には、格納庫側面を一体成型化して再現。
 ・ 舷側部には、「給気筒」や各部の張り出し部などの基本構造の他、「舷窓」「フェアリーダー」「塵捨管」などの細部ディテールを繊細なモールドで再現しています。
 ・ 舷外通路は別ブロック化して再現しています。
 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています。

●飛行甲板は、全通状に一体成型化したパーツで再現、エレベーター部分は別パーツ化しています。
 ・ 飛行甲板上には、木甲板、甲板継ぎ手、航空機固定用の眼環、着艦制止装置基部、探照灯蓋、クレーン収納蓋など繊細なモールドで再現しています。
 ・ 飛行甲板前部にはカタパルト用の軌条をモールド化して再現しています(カタパルト機能は実用化されていなかったものと思われます)。
 ・ 遮風柵、側部の兵員用のスポンソンは別パーツ化して再現。
 ・ 飛行甲板裏側の梁は甲板パーツ裏に凸状のモールドで再現しています。
 ・ 船体の前後に設置した飛行甲板支柱は1本ずつ独立してパーツ化しています。

●上甲板は、船首部分、船尾部分、そしてボート収納デッキの3パーツ、それぞれ独立したパーツ構成となっています。
 ・ 甲板上には、滑り止めパターン、リノリウム押さえ表現の他に、アンカーチェーン導板、リール、ボラード、ボート収納庫などの細かなディテールを繊細かつ立体的なモールドで再現しています。

「蒼龍 昭和13 (1938)年」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 艦橋は5層に分割したパーツ構成。
 ・ 艦橋トップの「94式高射装置」は別パーツ化して再現しています。
 ・ 艦橋窓枠部分は、独立した一体成型のパーツで再現、「窓ガラス」の部分は一段凹んだ状態となっており、立体感を演出しています。
 ・ 艦橋構造物の「窓」「雨樋」「扉」などを微細なモールドで再現。
 ・ 艦橋を構成する「方位測定器」「探照灯」(×3)「測距儀」「ラッタル」などを別パーツ化して再現しています。

● 煙突
 ・ 煙突本体部分は上下に割したパーツで再現、煙突トップ部は別パーツ化しています。
 ・ 煙突本体のパーツ上には緊急用排煙口などを微細なモールドで再現しています。
 ・ 煙突内側のスリット状の整風板は別パーツ化して再現。
 ・ 煙突トップの雨水カバー金網は開口した状態で成型したパーツとなっています。

●メインマスト
 ・ メインマストは3分割したパーツで再現、マスト中央のトラス構造はパーツ上にモールド化して再現しています。

●通信マスト
 ・ 通信マストは一体成型のパーツで再現、トラス状の構造をヌいた状態で成型したパーツとなっています。

●機銃用スポンソンはブロックごとに独立してパーツ化しており、下部の補強板はパーツ上にモールド化して1枚ずつ再現。
 ・ スポンソン部の支柱(支筒)は1本ずつ個別にパーツ化しています。

●高角砲「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×6
 ・ 右舷後部は煙突の煙除けのシールド付き(A1型改2) ×1、左舷と右舷前部はシールド無しの状態を再現(A1型) ×5
 ・ シールド付きの高角砲は、連装状に成型した砲身部と、シールド部の2パーツに分割して再現。
 ・ シールド無しの高角砲は、砲身部と砲架部との2パーツに分割して再現。
 ・ 機銃台座のスポンソン部分と高角砲支筒は別パーツ化、複雑な形状を再現しています。

●対空機銃
 ・ 25mm 連装機銃 ×11
 ・ 25mm 連装機銃(シールド付き) ×3
 ・ 連装機銃は一体成型のパーツで再現、シールド付きの連装機銃は連装状に成型した銃身部とシールド部分の2パーツに分割して再現。

●内火艇、カッターなど
 ・ 12m内火艇 ×3
 ・ 13m特型運搬船 ×2
 ・ 9mカッター ×2

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 錨、副錨
 ・ 菊花紋章(前部フェアリーダー含む)
 ・ パラベーン
 ・ ラッタル
 ・ 舷々門
 などを独立したパーツで再現しています。

●艦載機
 ・ 艦載機は、機体胴体、翼支柱、副翼、脚、プロペラに分割したパーツ構成
 ・ クリア成型のパーツとなっています。

●艦載機内容
 ・ 96式艦上戦闘機 ×3
 ・ 96式艦上爆撃機 ×3
 ・ 97式艦上攻撃機 ×3

【 日本海軍 航空母艦 蒼龍 昭和13年 (1938年) (フジミ 1/700 特シリーズ No.082) 塗装・マーキング 】


●「塗装図・マーキングガイド」はパーツリスト内にモノクロで記載しています。
 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / Mr.カラースプレー / 水性ホビーカラー)。
 ・「蒼龍」の甲板や船体からカッターなどの細部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各工程内にて指示しています。

●飛行甲板上に書かれた表示線、艦名表記、着艦標識、艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいているタイプ)、艦載機の日の丸マークを再現したデカールが付属しています
 ・ 「日本海軍航空母艦 蒼龍 昭和16年 (1941年)」では含まれていない飛行甲板上の艦名表示「サ」を再現したデカールも付属しています

【 日本海軍 航空母艦 蒼龍 昭和13年 (1938年) (フジミ 1/700 特シリーズ No.082) のパッケージ内容 】


 ・ 航空母艦 蒼龍 昭和13(1938)年 ×1
 ・ 96式艦上戦闘機 ×3
 ・ 96式艦上爆撃機 ×3
 ・ 97式艦上攻撃機 ×3
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1
 ・ パーツリスト ×1


●2013年 一部新金型 (艦載機の一部)


【 日本海軍 航空母艦 蒼龍 について 】


●帝国海軍は、1922年に世界初の新造空母「鳳翔」を竣工、続いてワシントン軍縮会議により戦艦から転用された「赤城」「加賀」の2大空母を保有します。

●この3隻の空母は、空母運用の研究段階で竣工されたため、竣工直後から発着艦システムや航空機の格納方法などで度々改装が行われ、更に航空機の発達により飛行甲板の延長もしくは全通式甲板への改装も行われています。

●「空母」という新しい艦種を編成に加えた帝国海軍では、様々な試行錯誤の繰り返しを行いつつ空母の運用方法を確立、搭乗員達の厳しい訓練とともに新しいノウハウを蓄積していきます。

●1922年の「ワシントン軍縮条約」と、1930年の「ロンドン軍縮条約」により列強国の海軍の保有艦艇数の上限が定められ、わが国は戦艦の削減が求められますが、航空母艦の枠では排水量21000t分の余裕が生じました。
●この21000tの枠を活かして2隻の中型空母の建造が行われることになり、1番艦「蒼龍」が1934年、2番艦「飛龍」が1936年に起工されます。
●「蒼龍」「飛龍」2隻の空母は、これまで帝国海軍にて蓄えられた空母の運用方法に基づき建造された艦で、全通式の飛行甲板を持ち、最大速度34.5ノット、従来の3隻とは異なり、空母として洗練されたデザインと構造を持つ最新鋭空母として誕生します。
 ・ この2隻の空母は、準同型艦として設計されていましたが、「飛龍」の建造時期には軍縮条約の脱退が確定しており、同艦は「蒼龍」よりも一周り大きな艦として建造されています。
 ・ この後「飛龍」は帝国海軍の空母設計の基本となり、「雲龍型空母」の誕生の礎となりました。

●「蒼龍」は1937年末に竣工、しかし、一定の大きさの飛行甲板や、その格納庫、対空兵装などの装備により当初予定されていた排水量10000tという枠内に収めることは全くの不可能であり、実際は16000tクラスと大幅に排水量が増えてしまいます。
 ・ 小型空母である「龍驤」は12000tクラスで、後に登場する小型の特設空母でも10000tを超えていました。
●「蒼龍」の搭載機数は、常用57機、補用18機という中型の空母としては充分な能力を持ち、最大速度は34.5ノットという高速性能を発揮、空母運用上、非常に使い勝手の良い艦であったと言われています。
●ただし、当初は小型空母として建造されたことから、中型空母として運用するには船体に大きさなどの余裕がなく、このことが「飛龍」がひとまわり大きな艦として設計され、日本空母のスタンダードとなる要因となっています。

●竣工した「蒼龍」は、「飛龍」と共に「第2航空戦隊」を編成、太平洋戦争開戦前には仏印地域へと派遣、北部および南部の仏印進駐の支援に参加しています。

●1941年時点の帝国海軍は、「赤城」「加賀」で編成される「第1航空戦隊」、「蒼龍」「飛龍」の「第2航空戦隊」、「鳳翔」「瑞鳳」の「第3航空戦隊」、「龍譲」「春日丸(大鷹)」の「第4航空戦隊」、そして竣工したばかりの「翔鶴」「瑞鶴」で編成される「第5航空戦隊」という世界有数の規模を持つ空母艦隊を保有していました。
●他の国の海軍では空母を補助戦力と考え、戦艦などで構成される主力艦隊の索敵、上空護衛に充てる方法が採られましたが、アメリカ、イギリスという強大な仮想敵国を持つ帝国海軍にとって他国と同じ戦法では劣勢となることは明らかであり、空母を集中配備して戦力化することが図られました。
●これによって誕生したのが、第1、第2、第5航空戦隊から編成される「第1航空艦隊」で、これは帝国海軍が保有する正規空母の6隻を集約したものでした。
●この「第1航空艦隊」は、搭載艦載機総数が400機以上を数え、これまでに鍛え上げられたベテラン搭乗員と世界でトップクラスの性能の艦載機の集中により、世界最強の攻撃力を持つ空母機動部隊として名を轟かせました。
●ただし、当時の趨勢としては航空機戦力に対して懐疑的であり、航空機は防御力の高い戦艦を撃沈する能力に乏しいものとして捉えられており、このような帝国海軍の流れに追従する国はありませんでした。

●1941年12月、この第1航空艦隊はハワイの真珠湾を奇襲攻撃を敢行、その航空機による大きな戦果は世界を驚愕させ、海戦の主役が戦艦から航空機へと移ったことを世界に知らしめたのでした。



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