トランペッター ソビエト BMP-1P 歩兵戦闘車 1/35 AFVシリーズ 05556 プラモデル

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ソビエト BMP-1P 歩兵戦闘車

販売価格

5,720円 5,148円(税込)

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「ソビエト BMP-1P 歩兵戦闘車 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ  No.05556 )」です


●現用のソ連軍(ロシア軍)の「歩兵戦闘車 BMP-1P」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●歩兵戦闘車の先駆けとなった「BMP-1」の改良型となる「BMP-1P」を再現、楔形のマッシブなデザインの車体に、小型の砲塔を搭載した特徴的なフォルムが表現されています

【 「BMP-1P」について 】


●第2次世界大戦時において、ソ連軍は戦車などの正面装備の開発・生産を積極的に行いましたが、補助車輌である装甲兵員輸送車については開発すら行われず、アメリカから供与された「M5/M9ハーフトラック」(「M2/M3ハーフトラック」の供与版)を使用したものの、大量の兵員を擁するソ連軍にとって台数が絶対数の少ない点に終始悩まされ続けました

●この兵員輸送車の不足を補填するため、戦車に跨乗しながら戦闘を行う「タンク・デサント」方式が採られましたが、勝利との引き換えに膨大な兵員を失うことになります

●この戦訓を踏まえて、大戦後のソ連軍は装甲兵員輸送車の開発を開始、最初に「M5/M9ハーフトラック」をコピーした装輪式の「BTR-152」が開発されます
●そして、装甲兵員輸送車の足周りを巡って試行錯誤が続けられ、装軌式の「BTR-50」、装輪式の「BTR-60」などが開発されることになります

●一方、西側諸国においても大戦での戦訓を糧にした、装甲兵員輸送車としてのあるべき姿が研究されます
●アメリカ軍では、大戦中の「M2/M3ハーフトラック」の「戦場タクシー」の思想をそのまま受け継いだ装軌式の「M113」を1960年に採用、大量生産を行います
●これに対し、1950年代後半の西ドイツ、フランスなどでは兵士を搭載ながら本格的な戦闘を行うことができる「戦闘兵車」の開発が行われましたが、生産コストなどの問題から採用は見送られ、西側諸国はアメリカ製の「M113」、もしくは同じコンセプトの兵員輸送車が導入されました

●ソ連軍でも、西ドイツやフランスと同じく「戦闘兵車」の開発が同時期に行われており、1964年には「BMP-1」の原形である「オブイェークト 764」の開発が開始、これを改良した「オブイェークト765」が1966年に「BMP-1」として制式化されます

●「BMP-1」の最大の特徴は、その強力な武装であり、半埋め込み式の1人用砲塔に「73mm 低圧砲」と対戦車ミサイル「9M14M マリュートカ (西側名 AT-3 サガー)」を搭載、西ドイツなどで研究された機関砲搭載型の装甲兵員輸送車よりも遥かに強い火力を装備していました
●車体は、浮航能力を持った楔形のデザインを採用、その武装と車体デザインにより兵員の搭載人数は8名で、西側の車輌よりも能力に劣りましたが、兵員も乗車時に戦闘に参加できるように小銃用のガンポートが設けられています

●「BMP-1」の出現は西側諸国に衝撃を与え、強力な支援戦闘能力を持つこの車輌は「歩兵戦闘車(IFV)」という新しいカテゴリーを生み出すことになります

●特に注目されたのが、搭載された「9M14M マリュートカ」の威力で、中東戦争においてイスラエル軍戦車を数多く撃破、その威力を世界に知らしめ、戦車不要論まで噴出する程の兵器でした

●この「BMP-1」の登場により、西側諸国では「歩兵戦闘車(IFV)」の開発が積極的に行われ、アメリカ軍では「M2/M3ブラッドレー」、西ドイツ軍では「マルダー」の武装強化型、イギリス軍では「ウォリアー」といった新世代の兵員輸送車が誕生しています

●ただし、「BMP-1」が実戦に投入された「アフガニスタン侵攻」において1人用砲塔の操作性や、「73mm 低圧砲」の射程不足、そして防御力の弱さなどの欠点が次々と露呈、それまでの神話掛かった同車の能力が疑問視されるようになります
●そこで、ソ連軍では改良型となる「BMP-2」を開発、「BMP-1」の主砲であった「73mm 低圧砲」は廃止されて「30mm機関砲」を装備、2人用砲塔の採用や防御力の強化が行われました

●「BMP-1」も改修が行われ、対戦車ミサイルを従来の「9M14M マリュートカ」から「9M113 コンクルース」に変更、砲塔部分や乗員ハッチ部分などには装甲が追加され、この改修型は「BMP-1P」と呼ばれています
 ・ この「BMP-1P」への改修は、大多数の「BMP-1」で行われており、現行の同車の主仕様ともなっています

●「BMP-1P」は、ソ連軍(ロシア軍)の兵員輸送車の主力として運用されているものの、「戦闘兵車」の開発時に問題となった生産コストの高さは、当然ながら同車も抱えており、ソ連軍は「BMP」シリーズの他に平行して「BTR-60」系列の装輪式装甲車の配備を進め、西側の主要国も「歩兵戦闘車(IFV)」と「M113」のような装軌式装甲車、そして装輪式装甲車という3車種で整備が行われています


【 「ソビエト BMP-1P 歩兵戦闘車」のキット内容について 】


●この現用のソ連軍(ロシア軍)の歩兵戦闘車「BMP-1P」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●基本の躯体は一体成型のパーツで構成、これに細かに分割されたディテール用のパーツを付加するトランペッター社の1/35スケールシリーズのフォーマットに従い「BMP-1P」を再現
 
●「BMP-1P」の独特なフォルムを捉えながら、同車の特徴となるスカートや足周りなどのプレス構造、トリムベーンなどの浮航装備、砲塔の細部や追加装甲の造りが細かく表現されており、「BMP-1P」のフォルムとディテールとを再現した内容となっています

●トランペッター社製「ソビエト軍 BMP-1 歩兵戦闘車」をベースとして、「BMP-1P」を再現するために対戦車ミサイルと追加装甲の新規パーツを追加したバリエーションキットとなります


●「BMP-1P」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています

【 砲 塔 】
●砲塔は、「BMP-1」の砲塔に、円弧状に成型された追加装甲パーツを取り付ける構成となっています

●「73mm 低圧砲」の砲身は、プラパーツと金属製砲身の2種がセットされ、選択して使用することができます
 ・ プラパーツの砲身は一体成型で、砲口が開口処理されています
 ・ 砲身基部は上下分割式(プラパーツ、金属製砲身共)
 ・ 防盾は1パーツで構成されています
 ・ 同軸機銃は銃口が開口処理済みです

●「9M113 コンクルース」は10パーツで構成されています
 ・ランチャー部分は上下分割式で、前後端部分は別パーツとなっています

●砲塔は一体成型となっています
 ・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ ペリスコープは別パーツで、クリアーパーツです
 ・追加装甲は円弧状に成型され、5パーツで構成
 ・追加装甲上のボルトはエッチングパーツで再現します
 ・スモークディスチャージャーは個別にパーツ化

【 車体上部 】
●車体上部は、その独特な形状を一体成型で再現、エンジングリルのスリット部分が開口処理され、各部の溶接跡が繊細な彫刻で表現されています

●車体上部は一体成型となっています
 ・ 前部及び後部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ 側面のガンポートの蓋は別パーツです
 ・ 車体上部のペリスコープはクリアーパーツとなっています
 ・ 前部のトリムベーンは展開状態と収納状態とが選択できます
 ・ エンジングリルのメッシュを再現するエッチングパーツが付属
 ・ 前照灯のガラス部はクリアーパーツが用意されています

【 車体下部 】
●車体下部は、後部パネルも含めてバスタブ式に一体成型されています
 ・ 複雑な形状の床面構造が再現
 ・ サスペンションアームは別パーツです
 ・ 下部転輪は、本体部分と裏側内部の2分割式で、転輪のゴムの部分には特徴的なブロック状のラインが彫刻されています
 ・ 誘導輪は左右分割式で、内側の5枚の仕切り板はエッチングパーツとなっています

●後部ドアは前後分割式で、これにディテールパーツを取り付けます
 ・ 後部ドアは開閉状態が選択できます

【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式が付属しています
 ・ 履帯は、センターガイドが2枚付いたダブルピン式履帯となっています

ソビエト BMP-1P 歩兵戦闘車の商品画像

●前照灯、サーチライトのガラス部、ペリスコープなどを再現したクリアーパーツが付属
●エンジングリルのメッシュ、追加装甲のボルト、各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています


【 塗装とマーキング 】
●「BMP-1P」のマーキングとして、2種の塗装例(フィンランド軍他)が説明書に記載されており、塗装例に基づく国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています


●「ソビエト BMP-1P 歩兵戦闘車」の完成時のサイズ
 ・ 完成後の全長 : 191mm
 ・ 完成後の全幅 : 85mm

●総パーツ数 : 540ピース


●2013年 一部新金型



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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