タミヤ アメリカ 軽戦車 M3 スチュアート 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 042 プラモデル

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アメリカ 軽戦車 M3 スチュアート

販売価格

1,760円 1,584円(税込)

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「アメリカ 軽戦車 M3 スチュアート (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ  No.042 )」です


●第2次世界大戦初期におけるアメリカ軍の軽戦車「M3」の「後期生産型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット

●軽戦車にしては厚い装甲と機械的信頼性の高さにより活躍した軽戦車「M3」の「後期生産型」を再現、リベット接合の車体に圧延鋼板を使用した円筒状の砲塔を備えた、特徴的なフォルムを再現した内容となっています

【 「軽戦車 M3 スチュワート」について 】


●1930年代になって本格的な戦車開発を開始したアメリカ軍は、1930年代中頃にコンバットカー「M1」を制式化、同時期に開発していた軽戦車「M2」も制式化されました

●この軽戦車「M2」は、徐々に改良が施されて第2次世界大戦の開戦時には「M2A4」まで発展します

●軽戦車「M2A4」は、当時の軽戦車としては優れた性能を持ちましたが、接地圧の高さと装甲の薄さという欠点が目立つようになり、この「M2A4」をベースとした改良型として登場したのが軽戦車「M3」です
 ・ 「M3」では、誘導輪を接地状態として接地長を拡大、これにより「M2A4」の接地圧の高さを解消しています
 ・ 装甲は、「M2A4」の前面装甲が25mm厚だったのに対して、「M3」では38mm厚へと強化、これにより当時の対戦車砲の主力であった口径37mmクラスの対戦車砲に対抗できる防御力を擁しました
 ・ 主砲には「37mm戦車砲 M6」を搭載、「M2A4」が装備していた「37mm戦車砲 M5」では駐退機が防盾から突き出していましたが、「M3」では駐退機は防盾から後ろの位置に収められ、スッキリとした外観となりました
 ・ 副武装として、前方機銃、同軸機銃、対空機銃の他に車体スポンソン部に固定機銃を各1丁装備、これにより5丁もの機関銃を装備しましたが、固定機銃はほとんど役に立たなかったために後に廃止されています
 ・ エンジンは、航空機用のエンジンを転用した262馬力の星型ガソリンエンジンを搭載、このエンジンにより最高速度58km/hという高い機動力を持ちましたが、エンジンの大きさから背の高いシルエットとなっています

●軽戦車「M3」は、軽戦車にしては厚い装甲と強力な武装により活躍、特に太平洋戦争では日本軍相手にその強力さを発揮しました

●また、軽戦車「M3」はイギリス軍に供与が行われ、ドイツとの激戦が続いていた北アフリカ戦線へと投入、火力、装甲防御力では当時のドイツ戦車に劣りはしましたが、機動性能と機械的信頼性、そして主砲に榴弾が用意されていることなどから高い評価を受け、イギリス軍将兵からは「ハニー」という愛称で呼ばれています

●もっとも、アメリカ軍が北アフリカ戦線(チュニジア戦)に参加した際には、軽戦車「M3」はドイツ軍戦車に対して苦戦、この戦いによる戦訓により、これまで戦車部隊の主力を務めていた軽戦車は、主力である中戦車をサポートする車両へとその役目が変化するようになりました

●軽戦車「M3」は1943年頃まで運用が行われ、以後は後継で「M3」のマイナーチェンジ版となる軽戦車「M5」へと移行、「M3」はアメリカ軍の軽戦車運用に大きな足跡を残し、アメリカ軍の軽戦車の基礎ともなったのです

●なお、軽戦車「M3」は「前期生産型」では8角形の砲塔を装備していましたが、「後期生産型」では圧延鋼板による円筒状の砲塔へと変更、装甲厚も強化が行われています


【 「アメリカ 軽戦車 M3 スチュアート」のキット内容について 】


●このアメリカ軍の軽戦車「M3」の「後期生産型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●タミヤMMシリーズ初期の傑作キットであり、実車の特徴と雰囲気を捉えた造形、繊細なタッチながらもアメリカ戦車らしい骨太さが伝わる強弱のあるモールド、そして組み立てやすさを考慮したパーツ数を抑えた構成など、現在においても全く遜色の無い内容となっています

●現在のキットレベルから見ると、主砲の砲口を開口処理していない事や、機銃の放熱筒の表現、履帯のコネクター位置など気になる点も見受けられますが、キットの本質はそれらの事を補って余りあるものであり、造形やモールドの素晴らしさはミリタリーモデルの真髄を感じさせます

●パーツ数は少ないですから、ストレートにパッと組んで楽しむのもヨシ、ちょっとしたディテールアップで表情や印象が変わるのを味わうのもヨシ、フィギュアとの組み合わせによりジオラマ展開するのもヨシと、AFVモデルとしての様々な楽しみ方ができることでしょう

●また、組み立てやすさや製作時間の短さなど、初心者からベテランモデラーに至るまで広いユーザーに対応しますので、戦車模型の入門用としてやベテランモデラーの肩の凝らないモデリング、そしてハードなディテールアップ等、ユーザーごとのスタンスに沿った模型作りに挑戦できる格好の「素材」と位置づけることができるでしょう


●「M3」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています

【 砲 塔 】
●円筒状となる砲塔本体と、上部に突き出した車長キューポラを持つ、「M3」の「後期生産型」の砲塔形状を再現、各部の溶接跡などを繊細かつシャープなモールドで再現しています

●「37mm戦車砲 M6」の砲身は、一体成型のパーツで再現
 ・ 防盾は一体成型のパーツで再現、同軸機銃は別パーツ化しています
 ・ 防盾は、完成後も上下に可動させることができます

●砲塔は左右に分割したパーツ構成で、これに天板、前面パネルを取り付けて作製します
 ・ 車長キューポラの左側面部は砲塔に一体成型しており、別パーツとなっている右側面部を接着して完成させます
 ・ ピストルポートはモールドで再現、後部のピストルポートは別パーツ化しています
 ・ 車長ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ 対空機銃架は2パーツで再現、装備する「M1919A4 機関銃」は一体成型のパーツで再現しています

【 車体上部 】
●なだらかな傾斜となる前面部と、切り立った形状となる戦闘室とエンジンルームで構成する「M3」の車体上部レイアウトを再現、リベット、パネルライン、小フック、フェンダー支持板などの細部を強弱を交えた繊細かつシャープなモールドで再現しています

●車体上部は、フェンダーも含めて一体成型のパーツで再現、戦闘室前面、側面パネル、車体後部パネルは別パーツとなっています
 ・ 操縦手ハッチはモールドで再現
 ・ エアクリーナーは上下に分割したパーツで構成
 ・ 車体側面の雑具箱は、本体と蓋との2パーツで再現
 ・ 前照灯、ホーン、ライトガード、アンテナマウント、シャベルなどを別パーツ化

【 車体下部 】
●車体下部は、複雑な造りとなるボギー式サスペンションをパーツ数を抑えて再現、リベットなどの細部をエッジの立ったモールドで再現しています

●車体下部はバスタブ状に一体成型となったパーツで再現、後部パネルは別パーツとなっています
 ・ サスペンションは前後に分割したパーツで再現、転輪、サスペンションアーム、コイルスプリングを挟んで接着します
 ・ 誘導輪のアームは前後に分割したパーツで再現、誘導輪を挟んで組立てます
 ・ 起動輪は前後に分割したパーツで構成
 ・ 転輪、誘導輪はそれぞれ一体成型のパーツで再現
 ・ 起動輪は肉抜き穴が開いた「前期型」を再現しています
 ・ 誘導輪、転輪はスポークタイプを再現しています

【 履 帯 】
●履帯は、軟質素材によるベルト式履帯が付属しています
 ・ 履帯の結合は焼き止めとなります


【 フィギュア 】
●車長を再現したフィギュア1体が付属しています
 ・ フィギュアは半身像となります
 ・ 車長キューポラから上半身を出して、両手でキューポラ部分を持っているポーズです
 ・ 服装は、「M41野戦服」を着用、戦車帽を被った姿です
 ・ フィギュアは、胴体、両腕のパーツで構成


【 「M3 軽戦車 スチュアート」の塗装とマーキング 】
●「M3 軽戦車 スチュアート」のマーキングとして、4種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ アメリカ軍 第1機甲師団 第13機甲連隊 (チュニジア / 1942年)
 ・ アメリカ軍 第3機甲師団 第32機甲連隊 (ヨーロッパ戦線)
 ・ イギリス軍 第7機甲師団 第4機甲連隊 第8軽騎兵連隊 (アフリカ戦線)
 ・ カナダ軍 第4カナダ機甲旅団 第22機甲連隊

●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています


【 「アメリカ 軽戦車 M3 スチュアート」のパッケージ内容 】


 ・ 軽戦車 M3 (後期生産型) ×1
 ・ フィギュア ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


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【 「アメリカ 軽戦車 M3 スチュアート」のワンポイント 】


●本キットは現在の模型誌では取り上げられる事は少ないですが、タミヤMMシリーズの傑作キットの中の一つです
●キット自体はかなり古いものですが、模型としての基本はしっかりとしている上に、モールドは現在のキットと遜色はありません
●パーツ数は、現在のキットと比べてかなり少なめですので、「戦車模型の入門キット」として最適と思います

●また、様々なアイテムの製品化が進む現在、製品化に作るペースが付いて行かず、製作の途中でキットを放り出してしまうユーザーも多いのではないでしょうか?
●本キットは短時間で組むことができ、完成まで至らないユーザーのカンフル剤としてオススメします

●確かに、機関銃のディテールや履帯の表現は現在の目で見ると物足りなさを感じます
●しかし、それはキットとしての「枝葉」の問題であり、気になる人はその部分を替えたり、手を加えたりすれば良いのです
●パーツ数の多いキットが溢れている現在、本キットは「自分の技量に沿って、自分の裁量によってディテールの追加や変更をする」という模型本来の楽しさに立ち戻ることができるアイテムです



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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