タミヤ イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4 1/48 ミリタリーミニチュア シリーズ 072 プラモデル

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イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4

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2,090円 1,881円(税込)

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「イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4 (プラモデル) (タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュア シリーズ  No.072 )」です

●「イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4」です

●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の歩兵戦車Mk.2「マチルダ」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●第2次世界大戦初期においてその真価を発揮したイギリス軍の「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」を再現、側面に装甲スカートを装備、小型の車体の戦車ながら力強さを秘めた独特のフォルムが表現されています

【 「歩兵戦車Mk.2 マチルダ」」について 】


●イギリスは第1次世界大戦において世界で初めて近代戦車を開発した国であり、第2次世界大戦時までその設計思想であった「陸上軍艦」という概念が深く浸透していました

●イギリス軍は世界恐慌による軍縮時代を抜けた1930年代前半、以後の戦車開発の道筋を決定します
●それには、戦車を系統に分けて開発することが決められ、偵察、警戒任務を行う「軽戦車」、比較的軽装甲ながら高い機動力により敵を追撃する「巡航戦車」、重装甲により歩兵を支援する「歩兵戦車」という軍艦的な色の濃い3つのカテゴリーとなりました

●その「歩兵戦車」の第1弾として1936年に開発されたのが「歩兵戦車 Mk.1 マチルダ」で、2人乗りの小型戦車ながら、最大装甲は65mmと当時の戦車としては強力な防御力を持っていました
●しかし、この「歩兵戦車 Mk.1 マチルダ」は、搭載火器は機銃のみであり、戦車として能力不足との見地から、より大型で砲火力を持つ歩兵戦車の開発が進められます

●この新型歩兵戦車は1938年に完成、先代の名称を継承し「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」として制式化されます
●同車は、主砲として「2ポンド砲(口径40mm)」を装備、最大装甲厚は78mmで、当時の戦車としては破格の防御力を誇りました
 ・ この装甲厚に匹敵する能力を持つ当時の戦車としては、ソ連軍の「KV-1」が存在するのみでした

●しかし、その優れた防御力の結果、機動性が犠牲となり、最大速力は24km(路上)という低速でしたが、歩兵を支援するという役割からイギリス軍内においては問題視されませんでした

●「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」は、1940年の「フランス戦」において初めて実戦に参加、その強力な防御力によりドイツ軍の対戦車砲は全く効果が無く、無敵ぶりを発揮します
●ただし、「フランス戦」に投入された「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」は23両のみであり、諸兵連合によって優れた作戦を展開するドイツ軍に対しては蟷螂の斧の状態となり、各個撃破されてしまいます

●「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」が最も輝いた戦歴を残したのが北アフリカの戦いでした
●同戦線に投入された「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」は、当初イタリア軍相手に無敵の状態であり、「戦場の女王」(この「女王」とはチェスの「クイーン」を指しており、極めて強力な駒という比喩です)と呼ばれて、イギリス将兵から絶大な信頼を得ます

●1941年2月、北アフリカ戦線にドイツ軍が到着、当時のドイツ軍の主力対戦車砲「37mm対戦車砲 Pak35/36」どころか、「3号戦車」に装備された最新火砲「42口径 50mm戦車砲」に対しても「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」の装甲の優位は全く崩れず、ドイツ軍を恐怖に陥れます
●それに対して、ドイツ軍は「88mm高射砲 Flak18/36」で対抗、視界の広い北アフリカの地において、長射程と強力な装甲貫通能力を持つ同砲は戦場を支配、「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」の優位性は大きく揺らぎました
●しかし、「88mm高射砲 Flak18/36」はあくまでも防御用の兵器であり、「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」などを中核とするイギリス戦車部隊とドイツアフリカ軍団との間のシーソーゲームが繰り広げられることとなります

●「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」は、1943年8月までに約3000両が生産、北アフリカ戦線の後半以降は強力な主砲を持つアメリカ製戦車に取って代わられましたが、太平洋戦域においては終戦まで使用されています

イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4の商品画像

【 「イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4」のキット内容について 】


●このイギリス軍の「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」をタミヤタッチによりシャープかつ表情豊かに再現、独特のフォルム、表面の鋳造表現、メカニカルな足周りなど、同車の魅力が表現された内容となっています

●大スケールキットから小スケールキットへの展開する際の「お手本」とも言えるパーツ構成の変更はお見事と言える内容、同社1/35シリーズのキットの縮小版としてではなく、AFVモデル初心者でもストレスなく組立ることができる1/48スケールシリーズのフォーマットを踏襲しながらパーツ構成を簡略化、それでありながら完成後は戦車としてのメカニカルな魅力を持つ実感溢れるキットとなっています

●いたずらに細分化したパーツ数を誇るのではなく、ポイントをしっかりと押さえながら実車の雰囲気を捉えてキット化されており、戦車模型初心者から上級者に至るまで広く「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」の姿を楽しむことができるでしょう

イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4の商品画像
●「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」は「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています

●「2ポンド砲」は、一体成型となっており、砲口が開口処理されています
 ・ 砲身は先端部がラッパ状になった「初期型」を再現
 ・ 防盾は1パーツで再現、上部の格子部分がモールドされています
 ・ 砲身(防盾)は内蔵させるポリキャップにより上下可動します

●砲塔は上下分割式で、砲塔前面部分は別パーツです
 ・ 表面上には、イギリス戦車らしい仕上げの良い鋳造肌が再現
 ・ キューポラは、砲塔上部に一体成型されています
 ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ 車長ハッチの開閉装置がパーツ化
 ・ 砲塔側面のフック、直接照準器、雑具箱、アンテナ基部などがパーツ化
 ・ スモークディスチャージャーは、基部と本体との2分割式で、本体先端部は開口処理されています
 ・ 砲塔側面に搭載されるキャンバスシートが付属、上下2分割式です(キャンバスシート無しとすることは出来ません)
 ・ 砲塔は左右旋回が可能です

イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4の商品画像
●「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」の車体上部はフェンダーも含めて一体成型されています
 ・ 側面の装甲スカートは別パーツです
 ・ エンジンデッキの前部のルーバーは1つずつがパーツ化
 ・ エンジンデッキ後部のルーバーは、排気管も含めて一体成型されており、排気管には防熱用の布が巻かれている状態を再現
 ・ 車体後部の排気管本体は5パーツで構成、
 ・ 前照灯は前後2分割式で、固定用支持架を挟み込む方式で組み立てます
 ・ 車載工具類、予備履帯がパーツ化されています

●車体下部は、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
 ・ 模型に重量感を与える金属のウエイトが付属、その装着を選択できます
 ・ 下部のサスペンション部分は転輪も含めて左右2分割式です
 ・ 起動輪、誘導輪は左右分割式、起動輪は内蔵させるポリキャップにより可動します

●履帯は、プラパーツによる一部連結式履帯が付属しています
 ・ 履帯は、上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は2枚が繋がったパーツとなっています


●戦車長を再現した半身像のフィギュアが1体付属しています
 ・ 車長キューポラから上半身を出し、マイクロフォンを持っているポーズです
 ・ 服装は、熱帯地用のシャツを着用し、ベレー帽を被っている姿です
 ・ 服の皺の表現、顔の造りなど、スケールに沿ったものとなっており、細部のモールドもシャープです
 ・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です


●「歩兵戦車Mk.2 マチルダ」の車体マーキングとして、イギリス軍仕様の3種類の塗装例がリーフレットに記載されています
 ・ 第1機甲旅団 第42王立戦車連隊 所属車両 (北アフリカ / 1941年)
 ・ 第32機甲旅団 所属車両 (リビア / 1941年)
 ・ 第35機甲旅団 第49王立戦車連隊 所属車両 (イギリス / 1942年)

●リーフレットの塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、重量表記、部隊マークなどを再現したデカールが付属しています

●実車の解説が書かれたリーフレットが付属

イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4の商品画像

●2012年 完全新金型

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【 「歩兵戦車Mk.2 マチルダ」の型式について 】


●イギリス戦車は、~戦車の後に「Mk.○」が付き、名称の後にも型式の違いによって「Mk.○」が付くという紛らわしい表記となります
●更に、「歩兵戦車Mk.1」と「歩兵戦車Mk.2」とが同じ「マチルダ」という名称を共有しているために、より複雑化しており、ここで型式名を整理しておきます

●「歩兵戦車 Mk.1 マチルダ」は、型式が1つしかなく、通称「マチルダ 1」とも呼ばれます

● 「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」は、改良により以下の型式に細分化されています
 ・ マチルダ Mk.1 : 最初の量産型、同軸機銃に水冷式タイプを装備していたため、防盾に円筒状の装甲スリーブが付いている(正式には「歩兵戦車 Mk.2 マチルダMk.1」となります)
 ・ マチルダ Mk.2 : 同軸機銃を水冷式から空冷式へと変更、防盾形状がスッキリとしたデザインとなる(この改良のために歩兵戦車の表示の後に「A」の文字が付くようになり、正式名称は「歩兵戦車 Mk.2A マチルダMk.2」)
 ・ マチルダ Mk.3 : エンジンを従来の「ACE」社製から「レイランド」社製のタイプへと変更、外観上に大きな変更は無し(正式名称「歩兵戦車 Mk.2A マチルダMk.3」)
 ・ マチルダ Mk.4 : Mk.3の「レイランド」社製エンジンを改良したタイプ、Mk.3との外観上の違いは無し(正式名称「歩兵戦車 Mk.2A マチルダMk.4」
 ・ マチルダ Mk.5 : Mk.4のギアボックスを変更したタイプ(正式名称「歩兵戦車 Mk.2A マチルダMk.5」)

●「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」シリーズは、「歩兵戦車 Mk.1 マチルダ」との区別を付けるために「マチルダ 2」とも呼ばれます

タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュア シリーズ 「イギリス 歩兵戦車 マチルダ Mk.3/4」
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2,090円 1,881円(税込)

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