ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲
「ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲 （プラモデル） (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G011 )」です
●「ソビエト陸軍 B-4 203mm榴弾砲」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の重砲「203mm榴弾砲 M1931（B-4）」を再現したキットです
●侵攻するドイツ軍に痛打を与え、敵前線を突破するための破城槌として用いられた「203mm榴弾砲 M1931」の大口径且つ長大な迫力の在る姿を再現、牽引用の履帯を装備した特徴的なシルエットを楽しむ事ができる内容となっています
●ソ連軍は伝統的に砲兵火力を戦闘の重点とし、陸軍戦力の中核と位置付けしていました
●第2次大戦において、ソ連陸軍の対地上用火砲は主に、対戦車戦闘を行なう「45mm対戦車砲」、間接射撃や対戦車戦闘も行なう万能砲である「76.2mm野砲」、間接射撃を行なう「122mm、152mm、203mm重砲」及び「迫撃砲」「ロケット砲」で構成されていました
●「203mm榴弾砲 M1931」は、軍団砲兵もしくは軍直轄の砲兵部隊の主力重砲であり、最大射程18kmという長射程と、絶大な威力を持つ203mmの大口径火力により砲兵支援に活躍しました
●同砲は、その18tという大重量を牽引するために通常の装輪式では無く、装軌式となっているのが特徴で、これにより雪原やロシアの悪路に対応しました
・ これは、牽引用であり、自走はできません
●また、砲弾重量だけで99kgもの大重量が有り、装填を補助するための小型のクレーンも装備されました
●そのため、装填に時間が掛かり、発射速度が3分に1発程度と低いのが欠点でしたが、前述のように砲弾の炸薬量による威力は絶大で、ソ連軍の攻勢作戦時の火力支援に活躍、ハリコフ、チェルカッシイ、ケーニヒスベルク、ダンツィヒ、ポーゼン、ベルリン戦などの主な戦いに参加しています
●この「203mm 榴弾砲 M1931」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、大きく太い砲身、長大な砲脚、特徴的な履帯などの同砲の特徴が捉えられ、またリベットが多く使用された主構造物、火砲独特なメカニカルな構造など、機械的なその特異な姿を楽しむ事ができる内容となっています
●キットは、射撃状態と、リンバーを装着した牽引状態とを選択できます
●砲身は左右分割式で、砲口部分は右側パーツに一体成型されています
・ 砲口は開口処理されており、内側のライフリングを再現するエッチングパーツが付属
・ 砲身後部、駐退複座装置は左右分割式です
・ 砲尾は前後分割式となっており、閉鎖器は別パーツで開閉状態が選択できます
・ 砲身部は上下可動式です
●砲架は中央部と側面部分の3ブロックで構成されています
・ 側面部分は左右分割式で、これに操作ハンドルや照準器などを取り付ける構成となっています
・ 中央部前に装着されるリールが再現
・ 砲架前部に取り付けられる移動時の座席は細かなパーツ分割で再現
●砲脚部分は、前部、中央両側面部、後部の4ブロックで構成されています
・ 前部は一体成型、中央両側面部はそれぞれ左右分割式、後部は上下分割式となっています
・ 表面上のリベットが細かく表現されています
・ 砲脚後部に装着される駐鋤は上下分割式で、牽引状態と射撃状態とを選択します
●装軌式の走行装置は、本体部分が左右分割式で、これに転輪部を挟み込む構造となっています
・ 履帯は1枚ずつが分割されたプラパーツによる接着連結式です
●装填用の砲弾カートが2個付属、選択して取り付けます
●リンバーは、複雑な躯体構造を再現、内蔵式の牽引装置などが表現されています
・ 車輪は、ホイール部とゴムの部分が別パーツとなっており、ゴムの部分はラバー製となっています
●砲口のライフリングや座席、ステップなどを再現するエッチングパーツが付属しています
●アクセサリーパーツとして砲弾2個が付属
●砲兵を再現した立像のフィギュアが5体付属しています
●フィギュアの服装は、オーバーコートを着用し、上部が尖った形状の帽子を被った大戦初期の姿が再現されています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、脚部のパーツ構成で、コートの裾の部分は別パーツにより立体感有る造形となっています
●各「フィギュア」について
・ 指揮官のフィギュアは、両腕で地図を見ているポーズ
・ 操作員のフィギュアの2体は、それぞれ片手で操作ハンドルを持ち、もう一方の手で何かを合図しているポーズ
・ 砲手のフィギュアの2体は、装填のための「ラマー」を持っているポーズとなっています
●マーキングは、1種類の塗装例が説明書に記載されており、それに基づくスローガンを再現したデカールが付属しています
●2011年 完全新金型
