ハセガワ 日本海軍 甲型駆逐艦 磯風 スーパーディテール 1/350 Z帯 40069 プラモデル

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日本海軍 甲型駆逐艦 磯風 スーパーディテール

販売価格

9,020円 8,118円(税込)

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「日本海軍 甲型駆逐艦 磯風 スーパーディテール (プラモデル) (ハセガワ 1/350 Z帯  No.40069 )」です


●太平洋戦争時における帝国海軍の「陽炎型駆逐艦 (甲型駆逐艦)」の12番艦「磯風」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット

●帝国海軍が抱く艦隊型駆逐艦の理想形として建造された「陽炎型駆逐艦」を再現、帝国海軍の駆逐艦としては大型の船体を持ち、背負い式に砲塔を配置した均整の取れたシルエットが表現されています

【 「日本海軍 甲型駆逐艦 磯風 スーパーディテール」のキット内容について 】


●帝国海軍の甲型駆逐艦「磯風」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●太平洋戦争の主要な海戦全てに参加し、「戦艦 大和」の終焉にも立ち会った「駆逐艦 磯風」をハセガワ社の1/350シリーズのフォーマットによって再現、同スケールの解像度を活かして駆逐艦ならではの細かな艤装や、船体部分のディテールが表現された内容となっています

●「磯風」は、太平洋戦争中において対空兵装の増強が繰り返し行われており、本キットでは
 ・ 1940年の竣工時
 ・ 艦橋前に機銃座を装備した1943年の姿
 ・ 第2番主砲塔を撤去して対空機銃を装備、更に単装機銃を多く搭載した「天一号作戦」時(最終時)の姿
 の3つの状態の中から1つを選択して作製することができます

●「スーパーディテール」版として「磯風」専用のエッチングパーツ、金属製砲身などがパッケージされています

●喫水線以下も再現されたフルハルモデルとなっています


●「磯風」の船体は左右分割式となっています
 ・ 船体には、フェアリーダー、舷外電路、舷窓、梯子の他、側面の鋼板の継ぎ目が繊細なモールドで彫刻されています
 ・ 船体の歪みを防ぐ桁のパーツが付属
 ・ 船首のフェアリーダーは別パーツです
 ・ 船底部のビルジキール、スクリュー、舵、推進軸などは別パーツです(スクリューはメッキパーツ)

●上甲板は船首楼甲板と中央甲板、後部甲板とに分割されています
 ・ 甲板上には、リノリウム押さえ、滑り止め、魚雷運搬用レール、ボラード、リール、アンカー導板などがモールドで再現
 ・ アンカーチェーンは、付属の金属製チェーンを使用します

●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます


「磯風」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
「艦橋」
●艦橋は、艦橋下部、羅針艦橋部、艦橋天板の3層で構成、トップの方位盤と測距儀は別パーツです

●艦橋下部は、羅針艦橋下部が一体成型されており、前面パネルは別パーツです
 ・ 最終時に使用する艦橋下部は一体成型で、艦橋下部の防弾板が再現されています
 ・ 前部、側面の舷窓などが再現
 ・ 羅針艦橋の窓はクリアーパーツとなっていますす
 ・ 羅針艦橋後部の、双眼鏡類がパーツ化
 ・ 上部パーツは、窓を表現するためにクリアー成型されています
 ・ 艦橋内の双眼鏡などが別パーツで再現

●艦橋に装備された、測距儀、94式方位盤がパーツ化されています

●1943年時と最終時に装備される艦橋前の機銃座はスポンソンと支柱で構成、同機銃座に装備される「25mm 3連装機銃」(×1)が付属しています

「メインマスト、後檣」
●メインマストは前部分割式で、下部のV字形の支柱は別パーツです
 ・ マストに装備される信号灯が付属しています
 ・ 最終時に装備される「22号電探」(×1)も付属しています

●後檣は前後分割式で、後部に装備された表示灯がパーツ化されています
 ・ 最終時に装備される「13号電探」(×1)も付属しています

「第1煙突・第2煙突」
●煙突本体は左右2分割式で、トップ部は別パーツ化となっています
 ・ 前後の副管は一体成型されています
 ・ 側部の大型の副管は別パーツです
 ・ トップの雨水カバー金網は開口処理され、その構造を立体的に再現
 ・ 煙突のベース部分となる中央構造物は上甲板に一体成型されています

「機銃台座」
●第2煙突前部の機銃台座は別パーツとなっており、滑り止めパターンが彫刻されています
 ・ 機銃台座に装備される「25mm連装機銃」(×2)が付属
 ・ 最終時に装備される「25mm 3連装機銃」(×2)が付属、機銃台座はブルワーク付きとなります

「探照灯台」
●探照灯台は下部構造物が煙突部分に一体成型され、ブルワーク部分がパーツ化
 ・ 探照灯は本体とレンズ部との2分割式で、レンズ部はクリアーパーツとなっています
 ・ 探照灯台に装備された方位測定器は1パーツにて再現

「後部構造物」
●後部構造物は、基本躯体が上甲板に一体成型され、これに各面のパネルを貼り合わせる方式となっています
 ・ 構造物上部の通気口、測距儀などが別パーツにて再現
 ・ 最終時に装備される2つの機銃座は個別にパーツ化、機銃座に搭載される「25mm 3連装機銃」(×2)が付属

「主砲」
●主砲塔部「50口径 3年式 12.7cm連装砲 C型」 ×3
 ・ 砲塔の本体部分は上下分割式で、窓、ステー、照準口などがモールドされています
 ・ 主砲砲身は1本ずつのパーツで、砲身基部のキャンバスカバーが一体成型されています
 ・ 砲塔は船体部に内蔵させるポリキャップにより左右旋回が可能です

「魚雷発射管」
●「92式 61cm 4連装魚雷発射管 2型」 ×2
 ・ 魚雷発射管は、発射管及びシールド部と、魚雷部分の2分割式となっています
 ・ 魚雷部分は4本が一体成型されています
 ・ 発射管及びシールド部には、窓、扉、ステーなどがモールドされています
 ・ 発射管は内蔵させるポリキャップにより左右旋回が可能です

「対空機銃」
●「25mm連装機銃」 ×2(竣工時)
●「25mm 3連装機銃」 ×1、「25mm連装機銃」 ×2 (1943年時)
●「25mm 3連装機銃」 ×5、「25mm単装機銃」 ×16 (最終時)
 ・ 連装及び3連装機銃は、銃身部と銃架部との2分割式で、3連装機銃の防盾は別パーツです
 ・ 銃身部の上部には弾倉、銃架部には側部の照準席が再現されています 
 ・ 単装機銃は各1パーツで再現

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 8m内火艇 ×2、 7mカッター ×2(竣工時、1943年時)
 ・ 8m内火艇 ×1など(最終時)

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 錨
 ・ キャプスタン
 ・ スキッドビーム
 ・ 通気筒
 ・ ダビッド
 ・ 爆雷装填台
 ・ 爆雷発射機
 ・ パラベーン
 ・ 通気口
 ・ 小煙突
 ・ 単装機銃用防弾板
 ・ 機銃用弾薬箱
 などがセットされています


付属しているエッチングパーツ
●各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています

●エッチングパーツのディテールアップポイント
 ・ 船体部や艦橋、機銃座などの各種手摺り(脚付きタイプ、一部弛み表現付き)
 ・ 艦橋窓枠
 ・ 方位測定器
 ・ 梯子
 ・ 通気筒のメッシュ
 ・ 13号電探
 ・ 防水扉
 ・ ラッタル
 ・ カッター用オール
 ・ 爆雷装填台
 ・ 砲塔上の空中線支柱
 ・ 爆雷投下器
 ・ 爆雷投下軌条
 ・ 逆探
 など

付属している金属製パーツ
●金属製の砲身と爆雷、アンカーチェーンを再現する金属製チェーンなどが付属しています

●金属製パーツの内容は
 ・ 金属製砲身 ×6本(先端は開口処理済)
 ・ 爆雷 ×1(爆雷装填台用)
 ・ 爆雷 ×6(爆雷投下器用)
 ・ 金属製チェーン ×1本(アンカーチェーン用)


●船体側面と艦尾の艦名表記、船体側面の喫水表記、カッター類の艦名表記、艦尾の旗竿に掲げられる軍艦旗、艦首の旗竿に掲げられる日章旗、煙突の白線などを再現したデカールが付属しています
 ・ 船体側面と艦尾の艦名表記は、「磯風」「陽炎」「浜風」「不知火」の4種が付属

●フルハルモデル用の展示台が付属しています


●2008年 一部新金型


●限定品

日本海軍 甲型駆逐艦 磯風 スーパーディテールの商品画像

【 「陽炎型駆逐艦」について 】


●帝国海軍では、戦艦などの砲撃力を重視する一方、日露戦争からの戦訓から砲撃で大型艦を沈めるのは難しいことを認識しており、戦闘艦に対し魚雷によるの能力が有効であると、高い評価していました
●そのため、魚雷を主兵装とする駆逐艦の能力を引き上げることを重視、設計と建造が行われ、徐々に大型化と強力化が図られます

●ところが、1930年のロンドン軍縮会議において駆逐艦などの補助艦艇に保有制限が設けられたことから大型化に歯止めが掛かり、排水量を抑えた小型の「駆逐艦 初春型」が建造されました

●しかし、「初春型」はその小型の船体に従来通りの兵装を搭載するという方式により、トップヘビーが顕著となって復元性が低く、艦としては多くの問題点を抱えるものとなってしまいます
 ・ 特に、帝国海軍では魚雷の次発発射機能(兵装名は「予備魚雷格納庫」)を重視しており、船体上部に存在する魚雷発射管に装填された魚雷と予備魚雷により、日本の駆逐艦は他国の駆逐艦よりも艦の重心は高くなる傾向がありました
●そのため、その後の駆逐艦は軍縮条約を下敷きとしながら大型化が進められ、「白露型」「朝潮型」へと進化、より実戦的な艦としての能力を高める工夫を行います
●ただし、この「白露型」「朝潮型」は条約下で建造されたことにより、帝国海軍が理想とする「駆逐艦」の能力は欠けており、条約明けに建造された「陽炎型」は、これら「白露型」「朝潮型」の艦よりも大型となり、この「陽炎型駆逐艦」において理想が具現化したものとなりました

●「陽炎型」は、12.7cm連装砲を背負い式に3基装備、船体の中央部分には4連装の魚雷発射管を2基搭載し、強力な砲撃力と魚雷攻撃力を誇っています
●最大速度は35ノットで、船体の大型化による燃料搭載量の増大で航続距離も従来の艦よりも長く、艦隊型駆逐艦として充分な能力を擁していました

●「陽炎型」は1941年9月までに19隻が建造、太平洋戦争では最新鋭艦として常に最前線に投入、多大な戦果を挙げながらも損害率も多く、終戦時までに現存したのは8番艦の「雪風」のみとなっています

【 「駆逐艦 磯風」について 】


●駆逐艦「磯風」は「陽炎型駆逐艦」の12番艦として1940年11月に竣工しました

●太平洋戦争の開戦時、「磯風」は機動部隊の直衛艦としてハワイ奇襲作戦に参加、同作戦後はそのまま空母に随伴してポートダーウィン空襲や、セイロン沖海戦に参加します

●1942年6月の「ミッドウェー海戦」では同様に空母の護衛として参加しましたが、航空攻撃により4隻の空母は壊滅、「磯風」も至近弾により損傷するも空母の乗員の救助活動を行っています

●1942年8月にアメリカ軍はソロモン海域のガダルカナル島に上陸、両軍の戦いの焦点は同海域となり「磯風」も戦線に投入され、数度の輸送任務と「第2次ソロモン海戦」「南太平洋海戦」などの参加し、アメリカ艦隊との死闘を繰り広げました
●1943年に入ると、帝国陸海軍はガダルカナル島からの撤退を決定、「磯風」はその撤退作戦に従事します
●ところが、その撤退作戦時に航空攻撃によって爆弾1発を被弾、大きな損害を受けて一時航行不能に陥りものの、懸命な復旧作業によりトラック島へと帰還することができました

●内地での修理後、「磯風」は再びソロモン海域へ派遣され、「第1」及び「第2ベララベラ海戦」に参加、その後は輸送任務や護衛任務などに従事します

●1944年6月の「マリアナ沖海戦」では機動部隊の直衛として、1944年10月の「レイテ沖海戦」では主力の「栗田艦隊」の護衛として参加、それらの戦いで空母「大鳳」、戦艦「武蔵」の乗員の救助を行い、そして「レイテ沖海戦」後は雷撃によって戦没した戦艦「金剛」の乗員の救助を行っています
●更に内地へと帰還した「磯風」は空母「信濃」の護衛任務に就き、潜水艦の雷撃により沈み逝く「信濃」の乗員の救助にもあたっています

●1945年4月、戦艦「大和」による沖縄特攻作戦「天一号作戦」が決行されました
●「磯風」は護衛としてその任に就きましたが、数度に渡る空襲により「大和」はもとより、護衛戦隊の旗艦だった「矢矧」も命中弾を受け、「磯風」は戦隊司令部を移乗させるために「矢矧」に接近を行います
●しかし、「磯風」自身も爆撃や機銃掃射によって損傷を受け、航行不能に陥ってしまい、漂流状態となってしまいました
●乗員の必死の復旧作業にも関わらず、同艦は回復の兆しが見られず放棄が決定、乗員は僚艦「雪風」に移動し、「雪風」の砲撃によって「磯風」は処分され、武運に優れた同艦はその栄光の生涯を閉じたのでした



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