ハセガワ 日本重巡洋艦 衣笠 1/700 ウォーターラインシリーズ 348 プラモデル

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日本重巡洋艦 衣笠

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2,420円 2,178円(税込)

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「日本重巡洋艦 衣笠 (プラモデル) (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ  No.348 )」です


●太平洋戦争時における日本海軍の重巡洋艦「衣笠」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●「古鷹型」の拡大改良型として建造された重巡洋艦「青葉型」の2番艦「衣笠」を再現、9,000tクラスの船体に連装砲を3基搭載した、均整の取れた姿を再現した内容となっています

【 「日本重巡洋艦 衣笠」のキット内容について 】


●日本海軍の重巡洋艦「衣笠」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●ハセガワ社のウォーターラインシリーズのフォーマットに沿って、ディテール表現を重視しながらも、コレクション性に配慮してパーツ数を抑え、重巡洋艦「衣笠」を再現、1/700スケールの艦船モデルとしてバランスが取れた内容となっています

●重巡洋艦「衣笠」は、1937年に近代化改装を行っており、本キットでは近代化改修後から最終時までの姿を再現しています

●喫水線部分から上の部分を再現した洋上モデルです


●「衣笠」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」の各ブロックごとに分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます

●船体上部は左右に分割したパーツ構成
 ・ 左右分割した船体を組み立る際、船体パーツの間に歪みを防ぐための「桁パーツ」を挟みこむ構成となっています
 ・ 船体下部のバルジを再現しています
 ・ 舷側の「舷窓」「塵捨て管」「梯子」「副錨」などのディテールをモールドで再現しています
 ・ 舷側の「鋼板継ぎ目」を繊細なモールドで再現
 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツも付属

●上甲板は、全通状となった一体成型のパーツで再現
 ・ 「青葉型」の特徴である「波型船体(甲板)」の形状は、舷側パーツのラインを波型に、それに合わせて上甲板パーツも波型にする事によって再現しています
 ・ 甲板上には、主砲塔台座、リノリウム押さえ、滑り止め、航空機軌条などの基本構造の他、「リール」「ボラード」「アンカーチェーン」などの細かなディテールをモールドで再現しています

日本重巡洋艦 衣笠の商品画像

「衣笠」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 艦橋は7層で構成、各層を積み上げることで艦橋を完成させます
 ・ トップの主砲射撃指揮所は別パーツ化して再現しています
 ・ 「艦橋窓枠」は「窓ガラス」の部分を一段凹んだ状態で再現し、立体感を演出しています
 ・ 艦橋に装備する、「1.5m測距儀」(×2)、「94式高射装置」(×2)などを別パーツ化しています

●メインマスト
 ・ メインマストは単檣型で、一体成型のパーツで再現

● 煙突
 ・ 第1、第2煙突は左右に分割したパーツ構成で、トップは別パーツ化して再現しています

●後檣
 ・ 後檣は三脚檣型、トップは1本の単檣となっています
 ・ 後檣は三脚檣部分は前後に分割したパーツ構成で、上部の単檣は一体成型のパーツで再現しています
 ・ クロスツリー部は3層のパーツで構成
 ・ クレーンは別パーツ化して再現、トラス構造をモールドで再現しています

●機銃台座部
 ・ 機銃台座は、上部の台座と下部の2本の支柱との3パーツで再現
 ・ 台座に装備する、「25mm連装機銃」(×4)、「110cm 探照灯」(×1)などを別パーツ化しています

●探照灯台座部
 ・ 探照灯台座は、フラットと支柱の2パーツで再現
 ・ 支柱にはトラス構造を凹凸ある彫刻で再現しています
 ・ 台座に装備する、「110cm 探照灯」(×2)を別パーツ化しています

●後部艦橋
 ・ 後部艦橋は本体と射撃指揮所部分の2パーツで構成

●航空機作業甲板
 ・ 航空機作業甲板は一体成型のパーツで再現、上部には滑り止め表現の他に、「航空機軌条」と「ターンテーブル」を繊細なモールドで再現しています

●カタパルト 「呉式 2号5型射出機」 ×1
 ・ カタパルトは一体成型のパーツで再現

●主砲塔部 「50口径 3年式 20cm連装砲 C型」 ×3
 ・ 砲塔は一体成型のパーツで再現、砲身は1本づつ独立したパーツとなっています
 ・ 砲身部分には防水カバーを再現
 ・ 測距儀は別パーツ化しています

●高角砲 「45口径 10年式 12cm単装高角砲」 ×4
 ・ 高角砲は、シールド部分と砲身の2パーツで再現
 ・ 高角砲のスポンソンを別パーツ化しています

●魚雷発射管 「92式 61cm 4連装発射管 1型」 ×2
 ・ 魚雷発射管は一体成型のパーツで再現

●対空機銃 「25mm連装機銃」 ×4
 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 11m内火艇 ×2
 ・ 9mカッター ×2

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 錨
 ・ 菊花紋章
 ・ 予備魚雷装填装置
 ・ スキッドビーム
 ・ パラベーン
 などをセットしています

●艦載機
 ・ 94式水上偵察機 ×1
 ・ 零式水上偵察機 ×1
 が付属しています
 ・ 艦載機は、胴体、上部翼、フロートに分割したパーツ構成となっています


●静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」のランナーが1枚付属しており、機銃、艦載機、カタパルト、カッターなどは同ランナーのパーツを使用します

●艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいている状態の2種)、艦載機の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています


【 「日本重巡洋艦 衣笠」のパッケージ内容 】


 ・ 重巡洋艦 衣笠 ×1
 ・ 94式水上偵察機 ×1
 ・ 零式水上偵察機 ×1
 ・ 「大型艦兵装セット」ランナー ×1
 ・ デカールシート ×2
 ・ 組立て説明書 ×1


【 「重巡洋艦 青葉型」について 】


●第1次世界大戦後、日本海軍は水雷戦隊の旗艦用として5500t型軽巡洋艦を建造します

●しかし、当時のアメリカ海軍の7500トン級の軽巡洋艦「オマハ級」は、15cm砲を12門を装備しており、日本海軍の5500t型軽巡洋艦の火力では「オマハ級」に対抗できないと考えられていました

●そこで、このアメリカ海軍の「オマハ級」や英国海軍の「ホーキンス級」などの軽巡洋艦の火力を圧倒し打ち勝つ事ができる巡洋艦、さらには1万トン級の巡洋艦とも互角に戦うに対抗する事ができる巡洋艦として建造されたのが「古鷹型」です
 ・ 「古鷹型」は7100トン級の小柄な船体に、日本の巡洋艦としては初めて20cm砲を搭載、さらに同船体に高角砲や魚雷発射管などの重装備を収められたのは、新機軸となった「波型船体」を初めて採用した事が大きな要素となっています
 ・ 「波型船体」は、艦首から艦尾にかけて上甲板が次第に低くなるように、上甲板ラインを波型に配置した構造で、これにより船殻重量を軽減、余剰になった重量分を兵装配置に回す事ができるというメリットがあり、7100トン級の巡洋艦にどれだけ重兵装を詰め込む事ができるかにチャレンジして生まれた日本独特の船体ラインでした

●本来は実験的な艦としての意味合いが強い「古鷹型」は、建造後のロンドン軍縮会議の定義付けに従い、20cm砲を搭載していたため重巡洋艦に区分され、当時の重巡洋艦としては最も小型となりました
●この軍縮条約による重巡洋艦の定義付けとして、排水量10,000tという大きさも決められ、この条件に基づいて「古鷹型」を拡大したタイプとして建造が行われたのが「青葉型」です
 ・ 「青葉型」では排水量を8,300tへと拡大、これは近代化改修を施され最終的には9,000tにまで拡大しました
 ・ 「古鷹型」は竣工時には人力装填による単装砲を装備していたのに対して、「青葉型」では自動装填装置を備えた連装砲へと変更、これにより砲撃力は大幅に向上しています
 ・ 船体を大型化したことで、「青葉型」と「古鷹型」は細部でかなり様相の異なる艦となっています

●「青葉型」は、「古鷹型」と同じく、1937年から近代化改装を実施、主砲の様式の変更などの大掛かりな改装を受けた「古鷹型」に比べて「青葉型」の改装は小規模なものでした
●この改装によって性能がほぼ同一となった「青葉型」と「古鷹型」の4隻は太平洋戦争開戦後、行動を共にすることが多く、特に第1次ソロモン海戦は「青葉型」と「古鷹型」が活躍した舞台となったのでした

【 「重巡洋艦 衣笠」について 】


●重巡洋艦「衣笠」は、「青葉型」の2番艦として1927年9月に竣工しました

●太平洋戦争開戦時、「衣笠」は同型艦「青葉」、そして準同型艦「古鷹」「加古」と共に「第6戦隊」を編制、この4隻はほぼ性能が同一であったことから、常に行動を共にして行くことになります

●「衣笠」は、「第6戦隊」の一員として「グアム島攻略作戦」「ウェーク島攻略作戦」に参加、その後もソロモン海域を中心とした各攻略作戦に従事しています

●1942年5月、「衣笠」は「ポートモレスビー攻略作戦」に参加、攻略部隊の主力として小空母「祥鳳」と陸軍部隊を乗せた輸送船団と行動を共にしますが、アメリカ機動部隊の猛攻を受けて「祥鳳」は戦没、作戦も中止となりました

●1942年8月、アメリカ軍はガダルカナル島への上陸を開始、日本海軍は「第6戦隊」を含む「第8艦隊」を同島に急行させます
●「第8艦隊」は、夜間においてガダルカナル島に突入、「第1次ソロモン海戦」が発生しました
●「第8艦隊」は、油断していた連合軍艦隊に襲い掛かり、小規模の艦隊を各個に撃破、最小限の損害と引き換えに大きな戦果を挙げ、「衣笠」もこの戦果に貢献する活躍をみせました
●しかし、その帰路において「第8艦隊」から分離した「第6戦隊」はアメリカ潜水艦の攻撃を受けて「加古」が戦没、これにより「第6戦隊」は3隻となってしまいます

●ガダルカナル島に上陸したアメリカ軍に対して、日本軍は上陸部隊及び増援部隊の輸送、そしてその補給を行い、更にはアメリカ軍飛行場への砲撃を行うために、艦隊を突入させますが、アメリカ軍は艦隊及び航空機でこれを防ぎ、ガダルカナル島を巡る戦いは双方に大きな消耗を強いりました

●1942年10月、「青葉」「衣笠」「古鷹」から成る「第6戦隊」と護衛の駆逐艦は、ガダルカナル島のアメリカ軍飛行場砲撃のために同島に突入、待ち構えていたアメリカ艦隊との間で「サボ島沖海戦」が発生します
●アメリカ艦隊はレーダーによる索敵から日本艦隊に対して先制砲撃を開始、旗艦「青葉」は大破、「古鷹」が戦没してしまうという大きな被害を受けます
●しかし、「衣笠」は駆逐艦と共に反撃を行ってアメリカ艦隊にも大きな打撃を加える戦果を挙げました

●「サボ島沖海戦」により、実質的に「第6戦隊」は「衣笠」1隻となってしまい、「第6戦隊」は解隊、「衣笠」は「第8艦隊」の直属艦として、その後もガダルカナル島への輸送及び砲撃任務に従事します

●1942年11月、日本海軍による飛行場への砲撃を行う艦隊とこれを阻止するアメリカ艦隊による「第3次ソロモン海戦」が発生、この海戦は「第1夜」と「第2夜」という2回の海戦に分けられますが、この「第1夜」と「第2夜」の間にも日本海軍は小規模な艦隊による飛行場砲撃を行いました
●「衣笠」はこの砲撃の護衛として艦隊に随伴、砲撃が完了して戦線離脱中に航空機による攻撃を受けます
●「衣笠」は、この攻撃によって爆弾及び魚雷を被弾、大破して航行不能に陥るも航空機による波状攻撃は続き、その身を波間に消したのでした

ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ 「日本重巡洋艦 衣笠」
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2,420円 2,178円(税込)

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