アスカモデル シャーマン 5c ファイアフライ 1/35 プラスチックモデルキット 35-009 プラモデル

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シャーマン 5c ファイアフライ

販売価格

6,050円 5,445円(税込)

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「シャーマン 5c ファイアフライ (プラモデル) (アスカモデル 1/35 プラスチックモデルキット  No.35-009 )」です


●第2次世界大戦後期におけるイギリス軍の中戦車「シャーマン 5C ファイアフライ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●「17ポンド砲」を搭載した「シャーマン ファイアフライ」シリーズの中で、1944年秋までの主力を占めた「シャーマン 5C ファイアフライ」を再現、延長された車体を持つ「M4A4」をベースに、長大な主砲を備えた独特のスタイルを表現した内容となっています

【 「シャーマン 5C ファイアフライ」について 】


●イギリス軍は大戦初期において、主力の対戦車砲や戦車砲として「2ポンド砲 (口径40mm)」を装備、この砲はドイツ戦車に対して非力さが目立ったために、代わって「6ポンド砲 (口径57mm)」が配備されるようになります

●この「6ポンド砲」は口径の割りには高い装甲貫通能力を持っていましたが、将来、この砲でも撃破出来ない敵戦車が登場することが予想され、より大型の対戦車砲の開発が進められ、その結果、1942年8月に完成したのが「17ポンド砲 (口径76.2mm)」です

●この「17ポンド砲」は、「6ポンド砲」と同じく口径の割りには高い装甲貫通能力を持っていましたが、
当時のイギリスは火砲開発技術が世界トップクラスで、更に高い威力を発揮する為に高性能の砲弾も開発されました
●まず、登場したのが「APCBC(被帽式高速徹甲弾)」で、この砲弾は1000mの距離で140mm厚の装甲板を貫通する能力を持ち、1944年の夏頃に登場した「APDS(装弾筒付き徹甲弾)」においては、同距離にて195mm厚の装甲板を貫通する能力を誇り、これはドイツ軍の「88mm対戦車砲PaK43」(71口径型)に匹敵する程のものでした

●「17ポンド砲」は開発当時から車載化も考慮された設計で、砲尾部分はコンパクトな構造となっており、早速戦車に搭載する計画が進められましたが、肝心のイギリス戦車の中ではターレットリング径の関係から搭載できる戦車はありませんでした

●そこで、イギリス軍はアメリカから供与された「M4中戦車」シリーズに注目、この「M4中戦車」は将来的に大きな砲を搭載できるようにターレットリングが大きめに設計されており、「17ポンド砲」を搭載することが可能となっていました
●ただし、イギリス軍は生産時期の関係から「75mm砲」を搭載するタイプに「17ポンド砲」を搭載、さすがに「75mm砲」を搭載する小型の砲塔にそのまま「17ポンド砲」を装備することは困難で、砲塔後部にあった無線機は撤去され、砲塔後部に新設されたカウンターウェイトを兼ねる箱に無線機が搭載されています
●また、大型化した砲弾に対応するように、前方機銃は廃止、その空いたスペースに弾薬庫が設けられました

●この「17ポンド砲」を搭載した「M4 中戦車」シリーズは「シャーマン ファイアフライ」(もしくは「ファイアフライ」)と呼ばれ、「ノルマンディ戦」から実戦参加、ドイツ軍の「パンター中戦車」や「タイガー重戦車」の正面装甲を突き破ることができる当時では唯一の連合軍戦車でした

●この「シャーマン ファイアフライ」は、イギリス軍で導入された「M4 中戦車」シリーズの中の「M4」や「M4A4」に搭載されており、「M4 中戦車」シリーズのイギリス軍の名称によって、「シャーマン 1C ファイアフライ」、「シャーマン 5C ファイアフライ」と呼称されました
 ・ イギリス軍では「M4」を「シャーマン 1」、「M4A1」を「シャーマン 2」、「M4A2」を「シャーマン 3」、「M4A3」を「シャーマン 4」(ただし、極少数が供与されたのみ)、「M4A4」を「シャーマン 5」と呼称しました
 ・ また、搭載する火砲によって記号が付けられており、「75mm砲」搭載型は記号無し、「76mm砲」は「A」、「105mm榴弾砲」は「B」、「17ポンド砲」は「C」となります
 ・ つまり「シャーマン 5C」とは、「M4A4」をベースとした「17ポンド砲」搭載型を表しており、「M4A4」車体の「ファイアフライ」を意味しています

●一方、アメリカ軍では、30気筒式のエンジンを搭載する「M4A4」は整備上の観点から嫌われており、訓練用車輌の他は、そのほとんどが供与向けとなりました
●そのため、イギリス軍には「M4A4」が多く装備され、「シャーマン ファイアフライ」も同車体を使用した「シャーマン 5C ファイアフライ」の割合いが多くなります
 ・ イギリス人はアメリカ人よりも機械に精通しており、アメリカ軍で嫌われた「M4A4」もイギリス軍将兵からは扱い易いという評価を受けています

●ただし、アメリカ軍では、1943年中頃から「M4中戦車」シリーズの見直しと大幅な改良が行われ、「M4A4」の生産は1943年8月で終了、他の「M4中戦車」シリーズの生産は「後期型車体」へと移行します

●このため、新規の「M4A4」の車体が入手できなくなったイギリス軍は「ファイアフライ」の車体として「M4」の「後期型車体」(前部が鋳造式となった「コンポジット・ハル」)を選び、1944年秋頃からはこの「シャーマン 1C」が徐々に割合を増やして行きました

●ただし、既存の「シャーマン 5C ファイアフライ」も引き続き運用され、その強力な火力によってドイツ戦車キラーとして活躍、重戦車の正面装甲をも貫くその能力はドイツ軍にとって恐怖の的となりました
●「シャーマン 5C ファイアフライ」は、中戦車というよりも駆逐戦車のような働きをみせ、ドイツ軍戦車と正面から戦闘できる戦車として連合軍を勝利へと導く存在となったのでした


【 「シャーマン 5c ファイアフライ」のキット内容について 】


●このイギリス軍の中戦車「シャーマン 5C ファイアフライ」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●アスカモデル社のディテール表現力と高いリサーチ力により「シャーマン 5C ファイアフライ」を再現、同社「シャーマンシリーズ」として実車のフォルムを捉えながら、そのディテールを追求した内容となっています

●ディテール表現として全体は細分化されたパーツで構成されながらも、ただ闇雲にパーツ数を増やすのではなく、組み易さとパーツ同士の合いをしっかりと考慮、更にエッチングパーツは必要最小限もしくはプラパーツとの選択式となっており、アスカモデル社らしい堅実さによって「シャーマン 5C ファイアフライ」の魅力とディテールとが表現されています


●「シャーマン 5C ファイアフライ」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています

【 砲 塔 】
●砲塔は、イギリス軍オリジナルとなるフック、装填手ハッチ、無線機収納ボックスなどの「ファイアフライ」仕様を再現、表面には滑らかな鋳造肌が表現されています

●「17ポンド砲」の砲身は左右分割式となっています
 ・ 先端部のマズルブレーキは別パーツで、左右分割式です
・ 防盾部は1パーツで構成され、同軸機銃は別パーツです
 ・ 防盾は、基部に内蔵されるポリキャップにより、上下に可動します

●砲塔は、実車の鋳造構造の分割ラインに合わせた上下分割式となっています
 ・ 装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ 車長用の直接照準器(アメリカ軍式)がパーツ化
 ・ 砲塔側面の排莢ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ イギリス軍仕様の特徴的なアンテナ基部は1パーツで構成
 ・ 砲塔左側面の小フックを再現するエッチングパーツが付属しています
 ・ 砲塔右側面に付けられる追加装甲のパーツが付属、装着の有無を選択できます

●車長キューポラは砲塔とは別パーツで、取り付け位置を自由に選択できます
 ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ ペリスコープ及び蓋がパーツ化
 ・ ペリスコープガードはエッチングパーツです

●後部の無線機収納ボックス、雑具箱は、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
 ・ 無線機収納ボックスは、3種のタイプが付属、選択して使用します

【 車体上部 】
●車体上部は5分割式となる前面装甲を持つ「M4A4」の車体レイアウトを再現、その前面装甲を初め、各部の溶接跡が繊細なタッチで彫刻され、刻印も表現されています

●車体上部はエンジンデッキ、後部パネルを除き、一体成型されています
 ・ エンジンデッキ部は、前後方向に3分割されています
 ・ サイドスカート取り付け基部はエッチングパーツとなります 
 ・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
 ・ ハッチ部分のペリスコープガードを再現するエッチングパーツが付属
 ・ 前方機銃を塞ぐ蓋のパーツが付属、2つのタイプが用意され、選択して使用します
 ・ 前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツが付属
 ・ ライトガードはプラパーツとエッチングパーツとが付属、選択して使用します
 ・ 追加装甲がパーツ化、装着の有無を選択できます
 ・ 後部の吸気口のメッシュを再現したエッチングパーツが付属しています

●サイドスカートは前後方向に3分割式となっています
 ・ 中央部分のみを付けた状態とすることができます

【 車体下部 】
●車体下部は「M4A4」としての延長された車体構造を再現、サスペンションはパーツ構成の妙により実物と同じ動きとなる可動式とすることができます

●車体下部は各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
 ・ 後部の点検ドアは別パーツです
 ・ 牽引装置、スモークエミッター、ディフレクターがパーツ化
 ・ 車体後部の吸気口のメッシュを再現するエッチングパーツが付属

●デファレンシャルカバー(ギアハウジング)は3ピースタイプを再現
 ・ ボルト止め部分は左右分割式で、その分割ラインを再現しています

● 「VVSS」サスペンションは、リターンローラーの支持架が水平状態となった中期型が再現されています
 ・ 各サスペンションユニットは14個のパーツにより細かく再現されています
 ・ サスペンションのアーム部分は可動式で、内蔵させる特殊なゴムシートによりスムーズ且つ反発性の有る動きが再現されています
 ・ サスペンション部は左右分割式で、サポートローラーと垂直式バネ、ゴムシートなどを挟み込み、これにサスペンションアームを取り付けるパーツ構成となっています

●起動輪、誘導輪、転輪は左右分割式となります
 ・ 内蔵させるポリキャップにより回転可動します
 ・ 転輪、誘導輪はプレスタイプ、起動輪は肉抜き穴が斜めに付いている「クライスラー型」となっています

【 履 帯 】
●履帯は接着、塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています
 ・ 履帯は、イギリス軍オリジナルとなる滑り止めパターンが緩やかなラインとなる鋼製履帯「T62」を再現、モデルカステン製「M4シャーマン戦車用履帯 T62型 (可動式)」がこれに対応しています


【 フィギュア 】
●戦車長のフィギュアが1体付属しています
 ・ 片腕をハッチ部分に置き、前方を見て佇んでいるポーズです
 ・ 服装は、野戦服を着用、ベレー帽を被った姿です
 ・ 服の皺の表現はスケールに沿ったものとなっており、服の縫い目などのディテールは繊細のモールドで彫刻されています
 ・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です


●ペリスコープや前照灯のガラス部などを再現するクリアーパーツが付属
●吸気口のメッシュ、ペリスコープガード、ライトガード、砲塔の小フックなどを再現するエッチングパーツが付属しています


【 塗装とマーキング 】
●「シャーマン 5C ファイアフライ」のマーキングとして、イギリス軍及びイギリス連邦軍仕様となる4種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ 第8機甲旅団 第24槍騎兵連隊 (ノルマンディ / 1944年6月)
 ・ 第27機甲旅団 スタッフォードシャー義勇騎兵連隊 (ノルマンディ / 1944年7月)
 ・ ポーランド第1機甲師団 第10騎兵旅団 第2連隊 (イギリス / 1944年春)
 ・ ニュージーランド第4機甲旅団 第20機甲連隊 (イタリア / 1945年4月)

●説明書の塗装例の基づく国籍マーク、部隊番号、車台番号、砲身部の迷彩などを再現したデカールが付属しています


【 「シャーマン 5c ファイアフライ」のパッケージ内容 】


 ・ シャーマンVc ファイアフライ ×1
 ・ 戦車兵フィギュア ×1体
 ・ エッチングシート ×1枚
 ・ デカールシート ×1枚



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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