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ミリタリー・クラシックス Vol.66

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「ミリタリー・クラシックス Vol.66 (雑誌) (イカロス出版 ミリタリー クラシックス (MILITARY CLASSICS)  No.066 )」です


●現代ではなく、第2次大戦以前の時代に遡り、各国で用いられた特定の陸海空の兵器や戦史などにスポットを当て、幅広い知識を裏づけにした情報をわかりやすく整理して解説する季刊誌「ミリタリー・クラシックス」です。

●「ミリタリー・クラシックス Vol.66」では、太平洋戦争を通じて日本陸軍の主力戦車として奮闘し、多くの派生型を生み出した「九七式中戦車 チハ」を巻頭で大特集。
●また第二特集では、フランス海軍最強にして最後の戦艦「リシュリュー級」を取り上げます。

●連載では「水上偵察爆撃機 瑞雲」「Mk.4 菱形戦車」「イタリア戦車エース」「ローマ時代の海戦」など、様々なトピックをお届けします!

【 ミリタリー・クラシックス Vol.66 (イカロス出版 ミリタリークラシックス MILITARY CLASSICS) の特集 】


■ 巻頭特集 : 東亜に吼えた鋼鉄の獅子 九七式中戦車 チハ
●日本陸軍は昭和12年(1937年)、八九式中戦車の後継車として、比較的大型で高価な4人乗りの「チハ」と、小型で安価な3人乗りの「チニ」の2車種を試作しました。
●検討の結果、「チハ」が「九七式中戦車」として採用され、結局、昭和16年に勃発した太平洋戦争の全期間を通じて日本陸軍の主力戦車として戦う抜くことになりました。
●「チハ」の主砲は短砲身57mm榴弾砲で、最大装甲厚は25mm、速度は38km/h、機動戦に向いた快速の歩兵支援戦車でしたので、対戦車戦闘を意識した設計ではありませんでした。

●その後、昭和14年の「ノモンハン事件」の戦訓を受けて、装甲貫徹力の大きい主砲の開発が求められると、九七式中戦車をベースに、「九七式中戦車改」や「新砲塔チハ」と呼ばれる長砲身47mm砲を搭載したバリエーション車両を開発、これらは「チハ」と共に太平洋戦争開戦後に実戦投入されます。

●九七式中戦車は中国大陸の戦いや大戦緒戦の米英戦では大きな活躍を収めましたが、M3軽戦車など対戦車戦闘力に優れた米英戦車には苦戦を強いられました。
●太平洋戦争後半は九七式中戦車改が主力になりますが、強力なM4中戦車との相性は最悪で、頼りにすべき後継戦車も実戦には間に合わず、日本戦車部隊は最後まで悲壮な戦いを強いられることになったのです。

●それでも、快速歩兵支援戦車という設計コンセプトを体現した「チハ」は、優れた設計を反映して一式中戦車や三式中戦車をはじめ、日本陸軍の多くの装甲戦闘車輌のベースとなるほど発展性に優れた車輌で、日本戦車隊の屋台骨を支えた最大の功労車だったことは間違いないでしょう。

●本号巻頭特集では、良くも悪くも日本陸軍の戦車を象徴する「九七式中戦車 チハ」を様々な視点から詳解します。

■ 第2特集 : 奇抜な艦形で高性能を実現したフランス最強最後の高速戦艦 リシュリュー級戦艦
●1930年代前半にドイツ海軍が「ポケット戦艦」ドイッチュラント級を建造すると、フランス海軍はそれに対抗して「ダンケルク級」戦艦を建造。するとドイツ海軍は「シャルンホルスト級」、イタリア海軍は「リットリオ級」の建造を開始します。
●これらに対しフランス海軍もダンケルク級の拡大版「リシュリュー級」戦艦2隻の建造を決定します。

●「ダンケルク級」は艦前部に33cm四連装砲2基8門を集中装備して防御区画を局限していましたが、「リシュリュー級」もこれを踏襲し、艦前部に38cm四連装砲2基を集中配置しています。
●この配置により「リシュリュー級」は基準排水量4万トンの船体に、38cm砲8門と強固な装甲、そして30ノットを発揮できる15万馬力の機関を備えることができたのです。
●「リシュリュー級」は、同世代の欧州戦艦であるドイツの「ビスマルク級」、イタリアの「リットリオ級」、イギリスの「キング・ジョージⅤ世級」と比べても勝るとも劣らない、強力な戦艦だったのです。

●しかし1939年9月の第二次大戦開戦時、1番艦「リシュリュー」は艤装途中、2番艦「ジャン・バール」は進水すらしておらず、仮想敵であった独伊の戦艦と矛を交えることはありませんでした。
●それどころか2隻は、かつての友、アメリカ・イギリス海軍と戦うことになります。

●その後「リシュリュー」は連合軍に参加しアメリカで完成、インド・太平洋方面の作戦に参加。
●「ジャン・バール」は戦後の1949年にようやく完成し、「史上最後に完成した戦艦」となりました。

●本号の第2特集では、フランス最強にして最後戦艦リシュリュー級について多角的に紹介していきます。

【 ミリタリー・クラシックス Vol.66 (イカロス出版 ミリタリークラシックス MILITARY CLASSICS) 内容目次 】


■ 巻頭特集 : 東亜に吼えた鋼鉄の獅子 九七式中戦車 チハ
●特集トビラページ
●九七式中戦車 名シーンセレクション
 ・ スリム殲滅戦 戦車第六連隊 昭和17年1月6日~8日
 ・ ルソン戦車戦 戦車第七連隊 昭和20年1月16月~2月6日
 ・ 占守島防衛線 戦車第十一連隊 昭和20年8月18日
●これが熱血バトルタンク 九七式中戦車チハだ!
●九七式中戦車チハの塗装とマーキング
●日本陸軍 戦車部隊のマーキング
●九七式中戦車のメカニズム
●九七式中戦車 開発史
●九七式中戦車の編成と運用
●九七式中戦車の各型と派生型
●九七式中戦車の戦術・戦法
●忠勇の轍 - 九七式中戦車チハの戦闘記録
●大東亜に疾駆した鉄馬を駆る侍たち - 九七式中戦車関連人物列伝
●チハと共に駆けた青春 - 九七式中戦車搭乗員インタビュー (吉留一利)
●九七式中戦車の車長になってみよう!
●まけた側の良兵器集 九七式中戦車チハ編
●九七式中戦車と他国の戦車比較論
●九七式中戦車 ランダムアクセス

■ 第2特集 : 奇抜な艦形で高性能を実現したフランス最強最後の高速戦艦 リシュリュー級戦艦
●「リシュリュー」と「ジャン・バール」
●特集トビラページ
●リシュリュー級戦艦の塗装&艦型図
●リシュリュー級戦艦のメカニズム
●フランス戦艦の整備計画
●リシュリュー級戦艦の建造経緯
●リシュリュー級戦艦の運用と艦隊編成
●自由へのエクソダス - リシュリュー級戦艦の戦歴
●リシュリュー仮想戦記 - リシュリューvsビスマルク もし戦わば
●他国新戦艦との性能比較 - 大戦艦リシュリュー、欧州筆頭なるか
●リシュリュー級戦艦 ランダムアクセス

■ 連載・特別企画
●第二次大戦全戦史 (堀場亙)
 ・ 第27回 スターリングラード戦の決着
●クラシック軍装研究室 (文:村上和久 / イラスト:姫島香吉)
 ・ case64 : 第二次大戦のイギリス軍 - 英連邦軍の軍装 カナダ陸海空軍
●WW1 兵器名艦 (文:すずきあきら / イラスト:みこやん)
 ・ 第17回 : Mk.2/3/4 菱形戦車 (イギリス)
●Benvenuti! 知られざるイタリア将兵録 (吉川和篤)
 ・ Vol.27 : 熱砂の戦場に散った雄羊たち
●奮闘の航跡 この一艦 (文:松田孝宏 / 図版:田村紀雄)
 ・ SERIES 65 : 護衛空母 ネイボブ
●陸海軍航空隊 蒼天録 (文とイラスト:野原茂)
 ・五拾九之巻 : 水偵 瑞雲 比島の夜空で孤軍奮闘
●海外から見た日本艦 (本吉隆)
 ・ 第10回 妙高型/高雄型重巡洋艦 3

●まけた側の良兵器集 (イラスト・解説:こがしゅうと)
 ・ 九七式中戦車チハ編 (巻頭特集内に収録)
●マンガ 世界の艦戦戦史 (ヒサクニヒコ)
 ・ 第16回 : 地中海の覇権をめぐるガレー船の戦い (紀元前~)
●帝国軍人 MMK (ホリエ カニコ)
 ・ 第58回 モンゾセレクション 受賞戦艦 大和

●特殊作戦行動 (白石光)
 ・ Mission59 : 「ロングクロース」作戦、チンディット、日本軍の戦線後方を攪乱せよ!
●ミリタリー人物列伝 (有馬桓次郎)
 ・ 第63回 : 黒木為楨大将 (日本陸軍)
●イスラム教徒の枢軸軍 (内田弘樹)
 ・ 第7回 : アラブ人義勇兵 中東への帰還を目指して
●栄光なき敗者の栄光 (松田孝宏)
 ・ 第63回 : 伊・仏海軍の熱き2週間
●世界の軍用銃 in WW2 (白石光)
 ・ 第17回 : STEN短機関銃 (ステンガン)
●歴史的兵器小解説
 ・ M2 軽戦車
 ・ ポーター級駆逐艦
 ・ フェアチャイルド C-82 パケット / C-119 フライング・ボックスカー
●世界の仮想戦記 オルタナティブ・ワールド (文:印度洋一朗)
 ・ 第50回 : DC:ニューフロンティア

●MC放送局
●読者プレゼント
●読者のページ 最前線にて
●妄想日仏企画 俺が考えた九七式中戦車とリシュリュー級
●次号予告

【 ミリタリー・クラシックス Vol.66 (イカロス出版 ミリタリークラシックス MILITARY CLASSICS) 奥付 】


●版型 : AB版 / ソフトカバー
●全170ページ
●発売日 : 2019年7月20日
●発行日 : 2019年9月1日
●発行所 : イカロス出版株式会社
●刊行種別:季刊
●コード : 4910184410990



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