フジミ 日本海軍 高速戦艦 金剛 フルハルモデル 1/700 特EASY SPOT SPOT-002 プラモデル

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日本海軍 高速戦艦 金剛 フルハルモデル

販売価格

4,400円 3,960円(税込)

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「日本海軍 高速戦艦 金剛 フルハルモデル (プラモデル) (フジミ 1/700 特EASY SPOT  No.SPOT-002 )」です


●太平洋戦争時における日本海軍の戦艦「金剛」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●高速性能を活かして機動部隊の直衛から艦隊戦まで、常に第一線で戦い続けた日本海軍の戦艦「金剛」を再現、巡洋戦艦譲りのスマートな船体に積み上げ状の艦橋構造物を備えた、均整の取れた姿を再現した内容となっています

【 「日本海軍 高速戦艦 金剛 フルハルモデル」のキット内容について 】


●日本海軍の戦艦「金剛」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●フジミ社製「特EASYシリーズ」として戦艦「金剛」を再現、船体は建造された海軍工廠に合わせたグレー、艦載機などは艦載機色となる濃いグリーン、というランナーごとに色分け、木甲板、煙突のトップ部分、艦橋窓、主砲塔の防水カバー部などを再現したシールを使用することで、組み立てるだけで塗装を行わなくても実艦に近い雰囲気を楽しむことができる内容となっています
 ・ フルハルモデル用として新たにセットされている「推進軸」「スクリュー」「舵」はグレーの成型色となりますので、「舵」と「推進軸」の艦底部分は「艦底色」、「推進軸」のシャフト部分は「銀色」、「スクリュー」は「金色(真鍮色)」などで塗装すると、よりリアルな雰囲気となるでしょう

●フジミ社製「日本海軍 高速戦艦 金剛」をベースに、艦底部分などを「日本海軍高速戦艦 金剛 1944年10月 (フルハルモデル)」へと変更したバリエーションキットです
 ・ 無塗装仕上げだけでなく、通常どおり塗装を施して仕上げることも可能です

●「金剛」は太平洋戦争開戦後に度々対空兵装の増強が行なわれており、キットは1944年10月の「レイテ沖海戦」時における最終時の姿を再現しています

●艦体喫水線以下の部分も再現したフルハルモデルです


●「金剛」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」を、それぞれブロック化して分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます

●船体は、喫水線のラインで分割した、船体と船底の2パーツで構成
 ・ 船体には、副砲塔甲板とバルジ部分を一体成型化しています
 ・ 船体には、「舷窓」「閉塞した舷窓」「舷外電路」「フェアリーダー」「アンカーレセス」「梯子」などのディテールをモールドで再現しています
 ・ 「舷窓」の上部には繊細なモールドで「雨樋」を再現しています
 ・ 船底の「舵」(×2)、「推進軸」(×4)、「スクリュー」(×4)を別パーツ化して再現、各パーツは全てグレーの成型色となります

●上甲板は、一体成型のパーツで再現、航空機作業甲板は別パーツとなっています
 ・ 甲板上には、主砲塔台座、木甲板表現などの基本構造の他、単装機銃の「防御板」、「アンカー導板」「ボラード」「昇降口」「リール」「ボート架台」「通風筒」などの細かなディテールをモールドで再現
 ・ 増設した機銃座のブルワークや「弾薬箱」もモールドにて再現
 ・ 航空機作業甲板には、リノリウム押さえ表現の他、「航空機用軌条」「ターンテーブル」をモールドで再現しています


「金剛」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 艦橋は9層のパーツで構成、トップの「94式方位盤」「94式測距儀」は別パーツとなっています
 ・ 艦橋構造物の各艦橋の窓枠は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています
 ・ 艦橋を構成するための「前檣楼支柱」(3本)を別パーツ化しています
 ・ 艦橋部分に装備する、「21号電探」(×1)、「22号電探」(×2)、「94式4.5m測距儀」(×2)、「25mm連装機銃」(×2)、「25mm 3連装機銃」(×4)、「60cm探照灯」(×2)などを別パーツ化しています

● 煙突
 ・ 本体部分は左右に分割したパーツ構成で、上部の雨水カバー金網は別パーツとなっています
 ・ 雨水カバー金網は開口しています
 ・ 各副管は別パーツとなっています
 ・ 煙突部の探照灯、高角砲、機銃の各台座は、ブロックごとにパーツ化しています
 ・ 探照灯、機銃台座の支柱部分は、シャープなモールドによりトラス構造を再現、ヌケた状態で開口しています
 ・ 煙突部に装備する、「110cm探照灯」(×4)、「25mm連装機銃」(×2)、「25mm 3連装機銃」(×4)を別パーツ化して再現

●測距儀台座部
 ・ 艦体中央部の測距儀台座部は、台座部分を5パーツで構成、台座の支柱のトラス構造を再現しています
 ・ 「測距儀」は別パーツにて再現

●後部艦橋
 ・ 後部艦橋は左右に分割したパーツで再現、機銃台座や「方位盤」は別パーツ化して再現しています
 ・ 側面には「舷窓」「扉」などをモールドで再現しています
 ・ 後部艦橋に装備する、「25mm 3連装機銃」(×2)を別パーツ化して再現

●後檣
 ・ 後檣は、下部が3脚檣型、上部は単檣型で、3脚檣部分は前後に分割したパーツ、単檣部分は一体成型のパーツで再現、中央のクロスツリーは別パーツ化しています
 ・ 下部の高角砲台座を別パーツ化
 ・ 前方に取り付ける「クレーン」は、滑車やフックなども再現しています
 ・ 後檣に装備する、「12.7mm連装高角砲」(×2)、「13号電探」(×1)を別パーツ化して再現

●カタパルト 「呉式2号5型射出機」 ×1
 ・ カタパルトは一体成型のパーツで再現、側面のトラス構造は凹凸あるモールドで再現しています

●主砲塔 「45口径 毘式 36cm連装砲」 ×4
 ・ 主砲塔は上下に分割したパーツで構成、砲身キャンバス受けなども再現しています
 ・ 「測距儀」は別パーツとなっています
 ・ 砲身は1本ずつの個別にパーツ化、スライド金型を使用して砲口は開口しており、基部には防水布をモールドで再現しています

●副砲 「50口径 毘式 15cm単装砲」 ×8
 ・ 砲塔と砲身を含めて一体成型のパーツで再現、砲身基部には防水布を再現しています

●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲 (A1型)」 ×6(後檣部含む)
 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体との2パーツに分割して再現、砲身部分は連装状に一体成型となったパーツで再現しています
 
●対空機銃 「25mm連装機銃」 ×4(艦橋、煙突部に配置)、「25mm 3連装機銃」 ×20(艦橋、煙突、後部艦橋部を含む)、「25mm単装機銃」 ×29
 ・ 各機銃は一体成型のパーツで再現

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 12m内火艇 ×2
 ・ 12m内火ランチ ×2
 ・ 9mカッター ×3

●艦載機として
 ・ 零式水上観測機 ×2
 が付属

 ・ 艦載機は、「胴体」「プロペラ」「フロート」に分割したパーツで再現しています

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 錨、副錨
 ・ 菊花紋章
 ・ 応急舵
 ・ クレーン
 ・ 塵芥投棄管
 ・ 舷梯
 などをセットしています


●木甲板部分、航空機作業甲板や艦橋甲板のリノリウム貼り表現、艦橋窓、カッター類の甲板部、煙突の黒い部分、探照灯のガラス部、旗竿に掲げられる軍艦旗、艦載機の日の丸マークなどを再現したシールが付属
 ・ 木甲板とリノリウム貼り表現のシールは、甲板の表面部分の構造物に合わせてカットしています

●展示用のディスプレイスタンドが付属しています


●「日本海軍 戦艦 金剛 フルハルモデル」の成型色
 ・ 船体、上甲板、上部構造物、主砲など : グレー(佐世保海軍工廠標準色)
 ・ 艦載機、探照灯など : 濃いグリーン
 ・ 船底部 : レッド
 ・ 内火ランチのキャンバス部 : ホワイト
 ・ 舵、推進軸、スクリュー : グレー


【 「日本海軍 高速戦艦 金剛 フルハルモデル」のパッケージ内容 】


 ・ 日本海軍 戦艦 金剛 1944年 (特EASYフルハルモデル) ×1
 ・ 零式水上観測機 ×2
 ・ シールシート ×1
 ・ ディスプレイスタンド ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●スポット生産品


【 「戦艦 金剛型」について 】


●日露戦争以降、日本海軍が新造する艦艇は日本国内で建造していました

●しかし、1906年に竣工したイギリスの戦艦「ドレッドノート」は、主砲、副砲、中間砲という多種の砲を搭載する従来の戦艦形式とは異なり、主砲を主体とした武装配置により高い攻撃力を持ち、この艦の登場により、それまでの艦は一挙に時代遅れとなります
 ・ これまでの戦艦は「前ド級艦」、「ドレッドノート」と同等な性能の艦を「ド級艦」、そして主砲を中心線に配置して砲撃力をさらに向上した艦を「超ド級艦」と呼びます

●日本海軍はこの事態を踏まえ、「超ド級艦」の建造技術の獲得を図るために、1911年に新型の巡洋戦艦「金剛」の建造を当時同盟関係にあったイギリスへと発注、1913年に竣工しました
 ・ イギリスから取り寄せた「金剛」の設計図を元にして、日本国内でも「榛名」「霧島」「比叡」の3隻の「金剛型巡洋戦艦」の建造が行われています
●建造が終わり運用の始まった「金剛型巡洋戦艦」の4隻は、当時世界最強の艦隊と言われ、第1次世界大戦においては、イギリス海軍から借用の要請があったほどです
 ・ 「巡洋戦艦」は、一般的には戦艦よりも格下に見られがちですが、当時は「戦艦の火力」と「巡洋艦の速力」を兼ね備えた、戦艦よりも上位の艦に位置づけられていました

●しかしながら、当時の軍艦の建造技術の発達は著しいものがあり、1920年から1930年にかけて「金剛型巡洋戦艦」は第1次近代化改装を実施、これにより主砲の射程が伸び、防御力を強化し、機関出力も向上しましたが、速力は低下したため巡洋戦艦から戦艦へと艦種を変更しました
●そして、1933年からの第2次近代化改装では、大幅な機関出力の増強と艦尾の延長を行い、30ノットの速度を発揮する高速戦艦として生まれ変わります
●この高速性能は、空母機動部隊の護衛や、作戦運用上から駆逐艦との連携が行いやすく、太平洋戦争では実質的な戦艦戦力の主力として奮戦したのでした

【 「戦艦 金剛」について 】


●戦艦「金剛」は、超ド級の巡洋戦艦としてイギリスで建造、1913年に竣工しました

●太平洋戦争が開戦すると、「金剛」は僚艦「榛名」と共に南方攻略作戦の支援部隊の主力として行動、フィリピンなどの上陸作戦の支援に当たります
●その後、機動部隊に編入が行われてインド洋方面に進出し「セイロン島沖海戦」などに参加、この海戦では戦艦「金剛型」の4隻が揃った最後の舞台となりました

●「ミッドウェー作戦」での「金剛」は、ミッドウェー島への「攻略部隊」として参戦、しかし、先鋒としての空母機動部隊が壊滅したことで作戦は中止となり、「金剛」は帰路の途に着きます

●1942年10月、「金剛」は「榛名」と共に挺身攻撃隊としてガダルカナル島沖へと突入、同島のヘンダーソン飛行場に砲撃を加えて、同飛行場の機能を一時的に機能停止に陥れ、アメリカ軍側に大きな損害を与えました
 ・ 同年11月に同様な作戦によってガダルカナル島沖に突入した僚艦「霧島」「比叡」は、アメリカ艦隊と壮絶な夜間砲撃戦を展開、3日間の戦闘でアメリカ艦隊に大きな損害を与えますが、両艦共に戦没してしまいます

●「金剛」は、その後に空母機動部隊の直衛艦となりますが、肝心の空母は艦載機の損失が大きく、戦力の補充と搭乗員の練成に時間が取られ、出撃の機会もないままに時は過ぎて行きました
 ・ この間、「金剛」は対空兵装の増強などの改装を受けています

●1944年3月、日本海軍がその持てる航空兵力の全てを投入した「マリアナ沖海戦」が発生、「金剛」も機動部隊の護衛として参加します
●しかし、彼我の戦力の差は圧倒的で、海戦は完全な日本軍側の敗北となり、多くの艦隊航空戦力を失いました

●1944年10月には、フィリピンのレイテ島にアメリカ軍が上陸、フィリピンを失うことは南方からの物資の輸送路を失うことを意味しており、日本陸海軍は総力を挙げてアメリカ艦隊の撃滅を図ります
●この時期には日本海軍は「マリアナ沖海戦」での損失から艦隊航空兵力では決戦を挑む力は無く、空母機動部隊は囮として行動、敵機動部隊の注意を惹き付けている間に砲撃艦隊がレイテ島沖に突入し、アメリカの上陸艦隊の撃滅を狙いました

●「金剛」は、砲撃部隊の主力である「栗田艦隊」へと編入、同艦隊は数度の空襲と潜水艦の攻撃による落伍艦を出しながらもレイテ島沖に到達、遂に護衛空母から成るアメリカ機動部隊を捉えました
●アメリカ機動部隊は、煙幕を展張しながら回避、艦載機を緊急発進させて必死に防戦に努めますが、「金剛」が中心となって護衛空母「ガンビア・ベイ」を撃沈します
●しかし、アメリカ機動部隊の護衛の駆逐艦による捨て身の攻撃や、航空機による攻撃により損害が続出、散々となった艦隊を集合した「栗田艦隊」はUターンして戦場を離脱しました
 ・ このUターンの理由は諸説有りますが、現在では、護衛空母を正規空母と誤認し、更には煙幕を展開して逃走するアメリカ艦隊から戦果を大きく見たという説が有力です

●「栗田艦隊」は一旦、ブルネイに帰投すると、内地に向けて出航しますが、台湾沖にてアメリカ潜水艦の攻撃を受けます
●「金剛」は、2発の魚雷が命中、当初は通常に航行していましたが、浸水により徐々に傾斜、遂には転覆を起こし、その栄光の生涯を閉じたのです



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