ハセガワ 三菱 局地戦闘機 雷電 21型 1/48 飛行機 JTシリーズ JT045 プラモデル

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三菱 局地戦闘機 雷電 21型

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「三菱 局地戦闘機 雷電 21型 (プラモデル) (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ  No.JT045 )」です


●「三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電 21型」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
 ・ 「雷電」の機体バリエーションのうち、「火星23型甲」エンジンを搭載し、主翼に合計4門の「99式 20mm機関銃」を装備した主生産型の「21型」を再現した内容となっています。

【 三菱 局地戦闘機 雷電 21型 (JT45) 概要 】


●プラスチックパーツ : ハセガワ
●付属兵装
 ・ 250リットル増槽 ×1
 ・ 60キロ爆弾 ×2
●塗装パターン : 2種
 ・ オマケ : バラ数字のデカール
●デカール : ハセガワ (OFS)
●1996年 新金型

【 三菱 局地戦闘機 雷電 について 】


●「局地戦闘機 雷電」は、堀越技師を始めとるするチームが、日本海軍の計画案に基づいて開発した戦闘機です。

●日本海軍は、陸上の基地や施設へ敵機が来襲した際、いち早く敵機に向かう事ができる速度と上昇力、そして、交戦時には一撃で致命傷を与える事ができる射撃兵装を備えた機体が必要になることを、太平洋戦争開始以前から推察していました。

●海軍ではこのような迎撃・防空戦闘に長け、陸上基地での運用を前提とした機体を「局地戦闘機」と定義、三菱重工へと試作を内示し、1940(昭和15)年から海軍の要求に従った「14試局地戦闘機(雷電の原型)」の開発が進められる事になります。

●海軍の主たる要求は、高度6,000mで時速600km、高度6,000mまでの上昇時間を5分30秒以内とするもので、堀越技師を中心とするチームは、「12試艦上戦闘機(零戦の原型)」の実用化の準備をしながら、この要求を満たすべく設計にとりかかります。

●しかしながら、海軍の要求を満たすような高速と上昇力を兼ね備えた戦闘機用のエンジン(発動機)が見つからず、止むなく大型攻撃機用に開発された「火星13型」を選定します。

●1940(昭和15)年から量産化された「火星10系エンジン」は、当時日本最大馬力(1,400馬力)の出力を持っていましたが、零戦21型に搭載された「誉エンジン」と比べて直径が20cmほど大きな130cm余りのサイズとなっており、当時の日本での単発戦闘機の設計セオリーからは規格外と言えるものでした。
 ・ ちなみにアメリカの「F4U コルセア」や「P-47 サンダーボルト」に搭載された「P&W R-2800系エンジン」の直径は132cmほどで、単発戦闘機用のエンジンサイズとして規格外と言えるものではありませんでした。

●この大径「火星エンジン」を搭載することで、必然的に太くなるであろう機首及び機体の空気抵抗を減らすために採用されたのが「紡錘型」フォルムです。
 ・ 当時の日本における航空技術理論に従って設計された紡錘型のフォルムは、機首から40パーセントに当たる部分の直径が一番太くなるようにデザインされ、空気抵抗を減らすためカウル先端を絞り込み、エンジンの配置はカウル内側奥、胴体側に接し、延長軸を使ってプロペラを回す機構を採用しています。
●また、空気抵抗を少なくする試みとしてコクピットを低く配置、「雷電」の原型機となる「14試局地戦闘機」ではコクピットは機体内に埋め込まれるような形で配置されていました。

●このような経緯で設計された「雷電」は、「零戦」など従来の日本機には見られなかった独創的なフォルムとなり、原型機の「14試局地戦闘機」は無事初飛行を行いますが、「紡錘型フォルム」の採用に伴った様々な問題が生じることになります。
●1942(昭和17)年に完成した試作1号機「14試局地戦闘機」は、機体に埋め込まれたキャノピーからの視界が充分でなかったため、座席位置を約50cmかさ上げし、幅を8cm増したキャノピーへと改修することにで前方視界を確保しました。
 ・ 太い胴体から突出したキャノピー内は、日本機としては異例に広い操縦席となり当時の関係者をして「(コクピット内で)宴会が開ける」とまで言われました。

●前方視界の改良が改善されたとはいえ、「試作1号機」以降にも課題が残されており、その中でも特に問題視されたのが、延長したプロペラ軸から発生するエンジンの振動により飛行が不安定となってしまうことでした。
 ・ このエンジンの振動を抑制するため、執念とも言える対策が次々採られ、この問題の解決を得るまで1年以上の歳月を要してしまいます。
●結局、エンジン振動を抑制する問題は最後まで「雷電」の飛行特性に影響を与えたと言われ、このほかにも失速する危険性をはらんでいたことから「雷電」のコクピットには緊急脱出用として「パラシュート」が標準装備されていました。

●様々な問題に一応の決着をつけ、「雷電」が量産体制に入ったのは1943(昭和18)年9月、実に仕様書が起こされてから3年半の月日を要したことになります。
●量産型となった「J2M2 雷電 21型」は、出力を強化した「火星23型甲エンジン」を搭載、プロペラも4翅のものへと変更され、武装は主翼内に20mm機銃を4挺装備しています。

●難産の末誕生した「雷電」は、当初の目論見どおり対爆撃機戦闘でその性能の高さを発揮しますが、量産時期の遅れが致命的で、「雷電」の総生産機数は1,000機に届いていません。

●1944(昭和19)年3月、現実味を帯びてきた本土空襲に対して首都圏防空を専門とする「第302 海軍航空隊」が新編されましたが、この時点ではまだ「雷電」は主力機ではなく、「零戦」や「月光」などとの混成部隊の1機種として配備が始まりました。
●まもなくアメリカ陸軍は中国大陸から「B-29」による日本本土爆撃を開始、日本海軍は性能的に旧式化した「零戦」では全く歯が立たない事、そして対抗できるのは「雷電」だけであることを思い知らされます。
●一躍「最後の希望」として脚光を浴びた「雷電」は本土防空の主役として首都圏から九州までの広い範囲で防空任務を担当、「B-29」を相手に大活躍を演じ、特に昼間、高高度から飛来する「B-29」に対しては日本軍戦闘機中で最大の戦果を上げています。

●終戦後、「雷電」はアメリカ軍による評価試験を受けることになります。
 ・ 「雷電」が持つ広く快適なコクピットはアメリカ兵に好評で、エンジンの振動については、アメリカ軍の「F4Uコルセア」などにも同じような問題が存在していた事ため、特に問題視されることはありませんでした。
●アメリカ軍による試験の際には高オクタン価の燃料を使い、プラグやパッキンといった消耗品を高品質なアメリカ製に変更された「雷電」は日本側のカタログデータをのきなみ更新し、「高速で優秀なインターセプター」との評価を得ました。

●歴史に残る名横綱と同じ「雷電」の名を持つ本機は、まさに「横綱」のシルエットと猛烈な「突進力」で格上のアメリカ爆撃機たちと「がっぷり四つ」の戦いを繰り広げ、終戦と共に「本土防空」という「土俵」を去ったのでした。

三菱 局地戦闘機 雷電 21型の商品画像

【 三菱 局地戦闘機 雷電 21型 (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ JT45) プラモデルの内容 】


●この「三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電 21型」を再現したプラスチックモデル組立キット。
 ・ 「雷電」の機体バリエーションのうち、「火星23型甲」エンジンを搭載し、主翼に合計4門の「99式 20mm機関銃」を装備した主生産型の「21型」を再現した内容となっています。

●「雷電 21型」の機体胴体部は左右分割のパーツで構成、主翼部、水平尾翼部は別ブロック化されています。
 ・ 機体パーツには、パネルラインなどがハセガワらしい繊細な凹ラインで再現されています。
 ・ 「翼端灯」や「尾灯」などはクリアパーツで再現されています。

●エンジンカウルは前半の延長軸部分を一体成型で再現。
 ・ 本機の特徴でもあるエンジン延長軸部分をメカニカルに再現、外からは見えない「火星」エンジンは省略されていますがカウリング開口部から覗く「強制冷却ファン」など、「見える部分」を的確に再現しています。
 ・ 推力式単排気管はカウルフラップの間に個別に取り付ける形となっています。
 ・ プロペラ部はスピナー部、4翅ブレードの2パーツで再現。
 ・ ブレード用のパーツは「中高度用」と「高々度用」の2種類がセットされており、選択して組立てることができます。

●主翼は上下分割、水平尾翼は一体成型のパーツで構成され、パネルラインやリベット跡、補助翼、機銃カバーなどがスケール感を損なわぬような凹凸のモールドで再現されています。
 ・ 動翼部分は構造材の浮き上がった微妙な凹凸をデリケートな造形により質感充分に再現しています。
 ・ 主翼に装備された「99式 20mm機関銃」は、長砲身の「2号機銃」のみ銃身が別パーツとして再現されています。

●主脚部は脚柱、タイヤ、脚カバーをそれぞれ独立したパーツで再現。
 ・ 尾輪も独立したパーツで再現、尾輪本体・カバー部を分割したパーツとなっています。

●キャノピーは1ピースのクリアパーツで再現。
 ・ キャノピーには窓枠のラインが彫刻にて再現されています。
 ・ コクピットは別ブロック化したパーツ構成となっており、バスタブ式に形成されたコクピットブロックを機体胴体パーツで挟み込む形で組み立てます。
 ・ コクピット部は、「シート」「防弾ガラス」「計器盤」「操縦桿」「通信機材」「レバー類」「フットペダル」「隔壁」などが繊細なパーツで再現されています。
 ・ 「21型」に装備されていた「照準機」は「98式」をセット、全体がクリアパーツで成型されており、投影部のガラスを塗り分けにより再現することが出来ます。
 ・ 計器盤パーツにはメーター類の細かな部分まで精密な彫刻で再現されています。
 ・ 計器盤のメーター類を再現したデカールも付属していますので、塗装・デカールいずれかを選択することが可能です。

●「雷電 21型」の機外装備として
 ・ 250リットル増槽 ×1
 ・ 60キロ爆弾 ×2
 が付属しています。

【 三菱 局地戦闘機 雷電 21型 (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ JT45) 塗装とマーキング 】


●組立説明書内に2種の機体マーキング例がモノクロで記載しています。
 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。
 ・「局地戦闘機 雷電 21型」の機体各部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各組立工程中にて指示しています。

●マーキング・塗装図。
 ・ 第302海軍航空隊 第1飛行隊 伊藤進大尉乗機 厚木基地 1945年 3月 (ヨD-152)
 ・ 第302海軍航空隊 第1飛行隊 厚木基地 1944年 秋 (ヨD-1140)
 のうち、いずれか1機種を選択して再現することが可能です。

●分隊長機を示す胴体後部の黄帯と垂直尾翼の桜を模した撃墜・撃破マーク(ヨD-152)、垂直尾翼上部の黄色いペイント(ヨD-1140)機体標識、白縁の日の丸、注意表記、製造プレート等をデカールで再現しています。
 ・ 第302海軍航空隊を示す「ヨD」と0~9までのバラ数字が2セット付属しておりますので、お手持ちの資料を基に説明書のバリエーション以外の機体も再現可能となっています。


【 三菱 局地戦闘機 雷電 21型 (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ JT45) パッケージ内容 】


 ・ 局地戦闘機 雷電 21型 ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立説明書 ×1

【 三菱 局地戦闘機 雷電 21型 (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ JT45) 製品仕様 】


●プラスチックモデル組立キット
●局地戦闘機 雷電 21型のパーツ数 : 82
●製品素材 : PS
●パーツ成型色 : ライトグレー

●「局地戦闘機 雷電 21型」の完成時のサイズ
 ・ 全長:約202mm
 ・ 全幅:約225mm

●日本製
●1996年 新金型

ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ 「三菱 局地戦闘機 雷電 21型」
販売価格

2,640円 2,376円(税込)

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