ドイツ G4 高官用 6輪乗用車 ダイムラーベンツ社製 1935年型
「ドイツ G4 高官用 6輪乗用車 ダイムラーベンツ社製 1935年型 (プラモデル) (ICM 1/24 カーモデル No.24011 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の最高級大型乗用車「メルセデス・ベンツ G4」を1/24スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●その重厚なフォルムによりドイツの象徴として知れ渡った「メルセデス・ベンツ G4」を再現、ロングボディにトレッドパターンの深い6輪式のタイヤが醸し出す迫力と、豪華な内装を持つ独特なスタイルが表現されています【 「メルセデス・ベンツ G4」について 】
●「メルセデス・ベンツ G4」は、1934年から1939年の間に57台が生産された6輪式の高級大型乗用車です
・ この「メルセデス・ベンツ G4」は、高級車のため注文により生産が行なわれており、1台ずつが微妙に仕様が異なっています
●同車は、後部4輪が駆動、3.5tもの車重を持つ車体を、5.4Lの100馬力(後期では110~115馬力)エンジンにより最高時速67km/hを発揮する能力を発揮しました
●「メルセデス・ベンツ G4」は、なんと言っても豪華な内装を持っているのが最大の特徴で、大型の車体がかもし出す威圧感と伴に、ヒトラーやナチス幹部のパレードにおいて、ナチス政権の権威・権力の象徴として多用され、国の内外にドイツの国力と技術を見せ付けました
●また、一部の軍関係者にも使用されましたが、その豪華さと贅沢さ故に、政権中枢に近い、軍の首脳幹部クラスに使用が限られていたと言われています【 「ドイツ G4 高官用 6輪乗用車 ダイムラーベンツ社製 1935年型」のキット内容について 】
●このドイツの高級大型乗用車「メルセデス・ベンツ G4」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ICM社のAFVモデルなどにおいて培われた成型技術により「メルセデス・ベンツ G4」を再現、押しの強い独特のフォルムと、オープンカーモデルとしての豪華な内装とが表現されています
●ICM社製1/35スケール「ドイツ G4 高官用 6輪乗用車 ダイムラーベンツ社製 1939年型 + 乗員4体」に範を取りながらも、1/24スケールの自動車モデルとして同車を捉えており、シャーシ部分を中心としてパーツ数は1/35スケールキットよりも抑えられ、クリアーパーツ、メッキパーツ、タイヤのラバー製パーツなどにより質感表現に焦点をシフトした内容となっています
●フロントグリル、エンブレム、フロントウィンドーの枠、ホイール中央部、ドアノブ、幌枠、各部のライト本体などはシルバーメッキパーツです
●「メルセデス・ベンツ G4」は、「シャーシ及びフェンダー」「エンジン」「ボンネット部」「キャビン部」の4ブロックで構成されています
【 シャーシ及びフェンダー 】
●シャーシ部分は自動車モデルに準じたパーツ構成となっており、外側から見える部分は詳細に再現しながらも、シャーシのフレーム部分などの奥まった箇所は一体成型が多用されています
●シャーシのメインフレームはフェンダーと一体成型されています
・ メインフレームとフェンダーの成型色はブラックとなっています
・ リーフ式サスペンションは各1パーツで再現
・ 後部のデファレンション及びサスペンションは29パーツで構成
・ 前輪のステアリングは固定式(任意の位置で固定することは可能と思われます)
・ マフラーは、付け根の蛇腹部分はメッキパーツ、その他は成型色パーツとなります
●タイヤは、ゴムの部分とホイール部分との分割式です
・ ゴムの部分はラバー製パーツ
・ ホイール部分は、外側と中央部分に分割され、中央部分なメッキパーツです
【 エンジン 】
●エンジンは16パーツの構成により、エンジン本体、トランスミッション、冷却ファン、ファンベルト、発電機などが細かく表現されています
【 ボンネット部 】
●ボンネットは、その特徴である重厚な造りを再現、フロントグリル、ヘッドライト及び支柱はメッキパーツにより「メルセデス・ベンツ G4」の雰囲気が演出されています
●ボンネットは、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ ボンネットの天板部分は一体成型されていますので、ボンネットを開放する場合には中央のラインでカットする加工が必要となります
・ フロントグリルはメッキパーツで、前面のグリル部分は繊細なモールドで彫刻されています
・ フロントグリル上部のエンブレムもメッキパーツとなっています
・ ヘッドライト、ヘッドライトの支柱、旗用のポールはメッキパーツ、ヘッドライトのガラス部はクリアーパーツです
【 キャビン部 】
●キャビンは左右分割式で、これに床面、後部トランク、サイドウィンドー、内装などを取り付ける方式となっています
・ 側面のドアは、モールドで再現
・ 側面の内装パネルは別パーツで、独特の内装模様が彫刻されています
・ フロントウィンドーの枠部分にはメッキパーツで、ワイパーが一体成型されています
・ フロントウィンドーのガラス部はクリアーパーツ
・ サイドウィンドーはブロックごとに成型され、クリアーパーツとなっています(枠の部分はモールドにて再現)
・ 幌は畳んだ状態となっており、畳んだ状態の幌枠は一体成型で、メッキパーツです
・ キャビン横のサーチライトはメッキパーツで、ガラス部はクリアーパーツです
●運転席部分は、メーターパネル、ハンドル、各種ペダル、変速レバー、サイドブレーキレバーがパーツ化されています
・ メーター部分を再現するデカールが付属
●内装部分の各座席は個別にパーツ化されています
・ 後部座席は5パーツで構成
・ 中央座席は左右で分割されており、各7パーツで構成
・ 前部座席は8パーツで構成
●各ウィンドー、ヘッドライト及びサーチライトのガラス部などを再現するクリアーパーツが付属
【 塗装とマーキング 】
●「メルセデス・ベンツ G4」のマーキングとして、2種類の塗装例が説明書に記載されており、ナンバープレート、ナチス党の旗などを再現するデカールが付属しています
・ ナチス党の旗には、中央部の鍵十字はプリントされていません
●成型色
・ 車体の主要部分 : グレー
・ シャーシ及びフェンダー : ブラック
・ フロントグリル、フロントウィンドー枠、ヘッドライトなど : シルバーメッキ
●2013年 完全新金型
---------------------------------------------------【 「ドイツ G4 高官用 6輪乗用車 ダイムラーベンツ社製 1935年型」のワンポイント 】
●前述のように、このキットはAFVモデルとしてではなく、カーモデル的な解釈により「メルセデス・ベンツ G4」を再現しています
●ただし、ICM社は自動車モデルを商品展開していない関係から手馴れてはおらず、自動車モデルユーザーから見ると、若干手が掛かるかもしれません
●問題となるのはキャビン部分の左右分割式であり、フロントウィンドー前面からボンネット部分にかけて接合ラインが生じます
●この箇所は目立つ部分ですので、充分に整形した後に塗装をするようにして下さい