M4用 T51型キャタピラ (可動式)
「M4用 T51型キャタピラ (可動式) (プラモデル) (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ (キャタピラ) No.AF35026 )」です
●「M4用 T51型キャタピラ (可動式)」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカの「M4 中戦車」シリーズ、その車体を利用した「M7」や「M10」などの自走砲に用いられた履帯1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、接地部がラバー製の初期型タイプ「T51」が表現されています【 「T51」履帯について 】
●「T51」履帯は、別名「フラットラバータイプ」と呼ばれるアメリカの「M4 中戦車」シリーズ用の履帯で、鋼鉄製の骨組みに平面状のラバーが貼られているのが特徴です
・ この方式のために戦車が被弾炎上した場合に、この履帯の中央部は骨組みのみが残りました
●この「T51」は、垂直式のバネを装備した「VVSS」懸架装置用の履帯で、「M3 中戦車」の前身である「M2 中戦車」から使用され、そのまま「M3 中戦車」「M4 中戦車」に採用されています
●「M3 中戦車」、「M4 中戦車」が最初に登場した北アフリカ戦では、そのほとんどがこの「T51」履帯を装着しており、シシリー戦、イタリア戦、そして北部ヨーロッパ戦域と年代が進むにつれ、他の履帯が使用される場合が多くなって行きましたが、大戦末期においてもこの履帯の装着例が見られます
●また、接地圧を低くするために側面にエンドコネクター「ダッグビル」が用意され、必要に応じて装着されました【 「M4用 T51型キャタピラ (可動式)」のキット内容について 】
●この「T51」履帯を再現したプラスチックモデル組立てキットで、1枚ずつが分割された連結可動式です
●中央部のブロックに側面にのコネクター部を差し込んで連結する方式で、接着剤不要により可動式とすることができます
●キットには、エンドコネクター「ダックビル」のパーツが付属、その装着状態を選択して使用できます
●模型で使用する場合は、戦車本体のキットの長さと良く摺りあわせて使用すると良いでしょう
●パッケージ内容
・ 履帯中央部 168パーツ
・ 履帯コネクター部 336パーツ
・ 「ダックビル」 120パーツ
●適応車両
・ 「M3 リー」
・ 「M3 グラント」
・ 「M4 シャーマン」
・ 「M4A1 シャーマン」
・ 「M4A2 シャーマン」
・ 「M4A3 シャーマン」
・ 「M4A4 シャーマン」
・ 「M7 プリースト」
・ 「M10 駆逐戦車」
・ 「M12 キングコング」
・ 「M36 ジャクソン」
・ 「セクストン自走砲」
・ 「アキリーズ対戦車自走砲」
など
-----------------------------【 「M4用 T51型キャタピラ (可動式)」のキットのワンポイントアドバイス 】
・ キットは可動式となっていますが、キットをそのまま組むと側面のコネクターが抜けてしまいます
・ これを防ぐためには中央部パーツの軸の部分をペンチで軽く変形させて、抜け難くする方法が有ります( ただし、破損の恐れがありますので、作業は慎重に行ないましょう)
・ また、可動式として使用せずに、接着式として組むことも可能です
・ このキットの構造上、側面のコネクターの向きがチグハグとなる場合がありますから、履帯のラインに平行となるように注意すると、よりリアルとなります