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ザク ファーストレビュー  HGUC MS-06S シャア専用ザク 攻略 〜


 
バンダイ 1/144 HGUC MS-06S ザクU(シャア専用)1/144スケール、HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー) 「RX-78-2 ガンダム」の発売以来、HGUCシリーズでの「ザク」の発売が待たれていました。「HGUCガンダム」発売から、約1年を経て「HGUC MS-06S ザク」の登場です。この「HGUC ザク」、キット内容は「満を持して発売!」と表現するのにふさわしほど、非常に充実したものになっています。
 今回は、「ザク ファーストレビュー」と称して、この「HGUC ザク」のストレート組み、後ハメ工作の工夫等を紹介していきます。
 これからキットを作ってみようと思われる方、「ザク チャレンジ」に挑まれる方、ほんの参考程度にご覧になって下さい。プラモデル製作の工夫は人それぞれです、自分なりに楽しんで下さい^^
 もちろん説明書どおり、そのまま組み立てても大丈夫!後の塗装等にもしっかりと対応したパーツ構成となっています^^

 

 キットを説明書どおりにストレート組み、無塗装状態の正面及び背面です。

 全体的に丸っぽく、TV設定に近いボディラインとなっています。
 頭部パーツは、リニューアル設定のザクにみられるようなメンテナンスハッチ開閉ギミックはありません。 腰のスカートも、より丸いラインキープしようとしているのがわかります。
 全くの無塗装状態で、この色分けです。丁寧にパーツを切り離し、ヤスリで処理してから、クリアースプレーで仕上げちゃうだけで設定色どおりのザクを簡単に再現できます^^

 ギミックの大きなポイントは2つ。肩関節の前後可動と足首の3重間接です。
 左右両方の肩関節が前後に大きくスライドする事ができ、今までのキットでは再現しにくかったマシンガンを正面に構えるポージングを楽々と再現できます。L字型ジョイントとポリキャップを併用したこの間接部、HGUCシリーズでは最初に「ガンダム」でこれを採用されていましたね。
 またスネ部分のパーツに隠されて見えませんが、足首は3重間接の構造となっています。この間接構造のおかげで、大きく開脚した際に足の外側の「ヘリ」が浮いてしまう事を防ぐ事ができます。両足の底がしっかりと地面につくようにポージングができるんです^^



 スカートは前・左・右・背部の4つのパーツで構成されているため、大胆な脚部の開閉ポーズを可能としています。これも、HGUC発売当初のキット「グフ」と異なる大きなプラスポイントと評価する事ができると思います。
 背面もほとんどTV設定どおりの再現をしています。
 バックパックが単純に見えるのは、MG(マスターグレード)、FG(ファーストグレード)等のリニューアル設定を見慣れちゃったからでしょうか?でも、このバックパックデザイン、ザクのシンプルさを好まれる方には結構好評です^^
 動力パイプは、軟質プラスチック。「色がのらないのでは?」と心配していましたが、プライマーやサーフェイサーを塗ることなしに、このままの状態で塗装可能です。塗装の剥げを防ぐため、一応プライマーを塗ってもいいかもしれませんね。

 武装は、「ザク・マシンガン」「ザク・バズーカ」「ヒートホーク」が付属します。引き出し式の肩関節のおかげでザクマシンガンを両手持ち、バズーカを背部マウントラッチで保持して、このようなポージングを取る事が可能です。
マシンガン、バズーカとも右手で持つ取っ手は折りたたむ事ができます。
 ヒートホークにはマウント用のパーツが付属しています。


〔ワンポイント ステップアップ 1〕
 バックパックが「少し寂しすぎるかな?」とお考えの方、及び「軟質の動力パイプもヤスリをかけるとケバだつからなぁ…」とお考えの方へ、簡単なデティールアップの方法を一つ。
 「FG(ファーストグレード) ザク(S型及びF型)」のバックパックと動力パイプパーツが測ったようにぴったりとマッチします。FGのバックパックはよりリアルっぽいデ
ティールが施されていますし、動力パイプはキット付属のものよりも一回り大きなサイズになっています。ぜひお試し下さい^^

 


 ザク全体を大まかに分割するとこんな感じになります。
 頭、ショルダーアーマー、シールド、腕、胴体、脚部ですね。
 胴体から腰にかけて一体のパーツ。腰を回転させる事はできませんが、脚部の可動範囲の広さで、かなり広範囲のアクションポーズを再現する事が可能です。

 上の画像でおわかりになると思いますが、シールド部の裏側は別パーツで構成されています。
 また、シールド、ショルダーアーマーはポリキャップで保持するようになっていますので、肩の動きにあわせて色々な角度を取る事ができます。

 足裏のモールドもきっちりと再現していますね。肩関節ギミックや足首の3重間接という設計を、このキットへ盛り込んだ事実は、すぐ目につく所なので誰もが高い評価をされると思います。一方、見逃しがちになってしまうのですが、この足裏のような隠れた部分へのこだわりを見ると、手抜きせずにキットを設計されているなという事がよくわかります^^

 


 胴体部をバラバラにしてみました。一旦ストレートに組み上げてから、ここまで分ける事ができますので、塗装派の方も安心ですね。
 胸部中央の装甲板も別パーツ。塗り分けにマスキングテープを使う必要もなく「らくちん♪」です。

 上でも言及したとおり、腰のスカート部のパーツは、前・右・左・背部の4つのパーツで構成。更に、前スカート部のパーツの押さえ兼動力パイプの接合用のパーツが別になっています。前スカート部のパーツは真ん中で切断するだけで、左右別々に可動させることが可能になりそうですね。このテクニックはHGUCガンダムの作成の際に実行していますが、ガンダムのパーツに比べると、切断す部分がやや太いのでカッターナイフやデザインナイフではなく、モデリングソー(薄刃のこぎり)を使用した方が失敗しなくていいでしょう。

 また、画像では再現していませんが、前腰部分のふんどし(?)上のパーツ(A6)も別パーツ化されています。ただ、塗装にあたっては分割しておく必要はないでしょうから、そのまま接着して下さい。
(このA6パーツが別パーツ化されているのは、MSVキット等と2個イチ改造する時に非常に助かります^^)

 


〔ワンポイント ステップアップ 2〕
 胴体部のパーツは、引き出し式の肩関節を仕込んでしてから、接着して継ぎ目を消してしまえばいいかと思います。肩関節部はほぼ隠れてしまいますので、塗装しなくてもそれほどめだたないでしょう。
 FG(ファーストグレード)の動力パイプパーツへの変更でも、「まだ満足できない!もっと作りこみたい!」とお考えの方は、ブラスパイプMAXやモビルパイプ(コトブキヤ)を、ひとつひとつはめ込んでみてもいいかもしれませんね(ちょっと難しいですけど^^;;)。

 

 


 これが噂の(笑)引き出し式の肩関節です。このギミックにより、マシンガンを正面に構えるポーズが簡単に再現できます。
 「HGUC ガンダム」には採用されているのですが、「HGUC ジム」や「HGUC グフ」等には採用されていません。まずは、「HGUC ガンダム」もしくは「HGUC ザク」でそのギミックの構造を理解して(簡単です^^)、「ジム」や「グフ」等のキットへこの引き出し式の肩関節ギミックの再現にチャレンジして下さい。

 ヒートホークホルダー(?)は初出の「設定」でしょうか?(私はよく覚えていません^^;;;)
 このヒートホークホルダーのパーツ化もプラスのポイントとしてあげる事ができるでしょう。MG(マスターグレード)等では、ヒートホーク上のでっぱりを腰のポリキャップに差し込むだけでした。ホルダーにヒートホークを差し込むだけでリアルなイメージが高まります。ホルダーはポリキャップで保持されていますので、前後好きな角度向きを変える事ができます。ホルダーによるヒートホークの保持が少し甘めなので、ポロっと落ちやすいのはご愛嬌でしょう^^気になる方は瞬着やクリアーボンドの点付けで固定すればよいかと思います。

 

 

 足首の3重間接です。ここまで足のパーツを引き出す事が可能です。足の軸受けはポリキャップ、軸はボールジョイントになっていますので、当然左右に回転させることができます。余裕があれば他のHGUCキットにも組み込みたいギミックですね^^
 スネから足にかけてののパーツは、ここまで分割できますので、塗装の際に困る事はないでしょう。


 下の画像は、どうしてもチャレンジして欲しい後ハメ工作のひとつ。腿(もも)とスネとの接合する際に、ポリキャップ間接隠しのパーツ(C13)への後ハメ加工です。

 

 説明書のままに作りますと、腿パーツで挟み込んでしまい、後からの塗装をする際に塗り分けが大変になります。
 左の画像に示したとおり、間接隠しパーツ(C13)の片側を開口してしまうだけ(左側の赤で塗った部分です)。これで後ハメが簡単にできるようになります。ただ、このC13パーツ、かなり肉厚でタフにできていますので、モデリングソー(のこぎり)で切り込んでからカッターやヤスリで成型する方がいいでしょうね^^

 
 腕部の構成については、問題はないでしょう。説明書のままストレートに組み立ててしまえばいいと思います。
 上腕部をくりぬき上の一体パーツにして、幅広いポージングの確保と、塗装のしやすさを両立させたこのパーツ構成、既に見慣れてしまってますけど、改めてお見事と言うしかありません。
 またポリキャップ隠し用のパーツもちゃんと付属しています。


手首パーツはアニメ設定を意識して、ちょっと大きめになっています。武器パーツを保持するため、握り手中央の空間がやや広めに設けられているのは仕方ないところですね。
 握り手(×2)及びマシンガン・バズーカ保持用の手首(×2)の4個の手首が付属しています。それぞれ五指のモールドはしっかりしています。つなぎあわせる部分に間接モールドが入っていますので、しっかりと接着した後(接着しないと、完成後接合部に空間が空いたりします^^;;)、間接部分を黒を混ぜたシャアレッドで塗り分けてしまえば、手首パーツ接合部のラインは目立たなくなります。

 

 
 頭部パーツの分解画像です。
 モノアイベース(A22)となるパーツは回転(!)しますので、好きな方向にモノアイを動かす事が可能です。

 鼻(口?)にあたるダクトパーツは別パーツになりました。
 頭部パーツ全体を左右分割にし、ダクト内側のスリットにパーツ接合ラインが入ってしまうのを防ぐための新設設計ですね^^別パーツ化することによって新たにできてしまう、頭部パーツとダクトパーツとの接合ラインは、動力パイプが走るラインのふくらみを上手に利用して目立たないようになっています。この部分は、下手にパテ埋めするよりも、綺麗にヤスリがけを行うだけで充分だと思います。 本当によく考えられたパーツ構成ですね^^

〔ワンポイント ステップアップ 3〕
 
モノアイベースとなるパーツ(A22)は、上下の頭部パーツで包み込んでしまうような構成となっていますので、説明書通りに組み立てると、モノアイベースのパーツを先に塗装しなければなりません。
 この部分は、頭部を構成する下側にあたるパーツ(B17)を左の画像のようにくりぬくことによって後ハメができるようになります。くりぬいた後も、モノアイベース(A22)が、胴体の頭部接合用のポリパーツとぴったりとマッチして、頭部の保持に支障は起こりません。
 くりぬく際にはパーツの裏側(見えなくなる方から)の方から、ピンバイスでいくつもの穴を開けてカッターで切り落とす方法がいいでしょう。

 また、シャア(隊長)機の証、ブレードアンテナは全体をヤスリがけして、シャープにするだけでグッと格好よくなります。
 モノアイはホイルシールとなっていますので、ぜひ「H・アイズ」に交換してほしい所です!その効果たるや絶大なものがありますよ^^(ザクチャレンジのご案内の塗装済みザクをご参照下さい)

 


 〔 最後に。。。〕
 ザク ファーストレビュー」いかがでしたでしょうか?
 1000円という値段、キットの組み立てやすさ、今までダラダラと(笑)指摘してきたポイント、それらを総合してみると文句のつけようのないキットと言えると思います^^
 「可動範囲の広さ(引き出し式の肩関節とか3重構造の足首等のギミック)」や「塗装のしやすさ(後ハメ加工が最小限で済む)」というキットのパーツ構成が持つ特性は、もちろん「ベスト」だと思います。
 でもそれ以外、言葉にできない所に、このキットの持つ一番の魅力があるような気がします。
 プラモ製作にあたって一番大事な事、「製作へのモチベーションの高さ」や「プラモ製作への情熱を刺激するキット」だったというのが、私の思うこのキットの一番の魅力です。

 もちろん、「それはザクというキャラクターが元来持つ魅力だよ」と言えるかもしれません。

 私は、後ハメ加工が誰にでも簡単にできるといった点からは、「このキットでガンダム系プラモデルの製作のコツをつかんで下さい」といったメッセージを、(画像を掲載する事はできませんでしたが)バックパックをFGのものへ簡単に交換してデティールアップできるという点からは、「このキットでプラモ作りを楽しんで下さい」といったメッセージが込められているような気がして仕方ないのです(「HGUC ガンダム」からも、これと似た感触を得る事ができました)。


 既に「ザク チャレンジ」用として、MSVキットと2個イチにして改造した作品が「M’s PLUS」の店内にあります^^「MSV ザク マンレイヤー」のキットからバックパックパーツを転用し(このパーツがぴったりと合うんです^^)、塗装を替えるだけで「改造した作品」が完成します。
 設計にあたり、「これまでに発売された「ザク」のキットとの整合性を考えて、充分にパーツ構成を練りこんで作ったのではないのかな?」と深読みしてしまうほど、汎用性の高いキットだと思います。

 第一次ガンプラブームをご経験された方、「How to build GUNDAM」に夢中になった事のある方は、300円のキットを「ああでもない、こうでもない」といじくりまわした楽しさをぜひ思い出してください。
 この「HGUC ザク」はプラモデルをいじくりまわす楽しさを味わえるキットです^^ (2002/08/11 文責:上田 / 協力:プラ男さん さとみさん(サード)

 


後ろ向きでゴメンナサイ(笑)

 おまけ 1  あのアクションシーンも、ちゃんと再現できます!(…あ、マシンガン持たせるの忘れた。。。笑)

 

 

 おまけ 2  「HGUC ザク」と「MG ガンダム」を使って、ちょっとした遠近感を演出してみました(笑)

 

 



 【目次】
 
1. 「ザク チャレンジ!」のご案内
 2. ザク ファーストレビュー(HGUC MS-06S シャア専用ザク 攻略) (このページです)
 3. 参加作者の作品一覧(ただいま製作中)



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