1/35 AFVモデル イギリス QF 6ポンド対戦車砲 w/英砲兵 Riich Models (リッチモデル)

「イギリス QF 6ポンド対戦車砲 w/英砲兵 プラモデル (リッチモデル 1/35 AFVモデル  No.RV35042 )」です

●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の対戦車砲「6ポンド砲」と対戦車砲兵4体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●低く構えて獲物を狙う「6ポンド砲」と、砲を射撃中の対戦車砲兵を再現しています

●リッチモデル社製「イギリス オードナンス QF 6ポンド 対戦車砲 Mk.4」に、新規パーツの対戦車砲兵のフィギュアを追加したバリエーションキットです

【 「6ポンド砲」について 】

●第2次世界大戦の開戦時、イギリス軍では主力対戦車砲として口径40mmの「2ポンド砲」を装備していましたが、将来的には性能不足となるものと考え、1938年にその後継となる新型火砲「6ポンド砲」の開発を開始します

●当初「6ポンド砲」は順調に開発が進んだものの、独仏戦において派遣されたイギリス軍が重装備をほとんど失ってしまい、この穴埋めとして従来の「2ポンド砲」の生産を優先したため、生産開始は1941年の後半となりました

●「6ポンド砲」は、口径57mmの対戦車砲で、当時の対戦車砲としては決して大きいものではありませんでしたが、対戦車用の砲弾として被帽付き徹甲弾「APCBC」などを用意、「6ポンド砲」の装甲貫通能力は75mm砲クラスに匹敵する威力を誇りました
　・ 後になると装弾筒付き徹甲弾「APDS」が支給され、その装甲貫通能力はさらに向上しています

●最初の生産型である「6ポンド砲 Mk.1」は少数しか造られず、続く「6ポンド砲 Mk.2」が実質的に最初の量産型となります
●この「6ポンド砲 Mk.2」は、1942年中頃から北アフリカ戦線に投入、従来の「2ポンド砲」と比べて破格の攻撃力を持つ「6ポンド砲」は戦車キラーとして活躍、枢軸国軍にとって極めて脅威となる存在でした

●その後、「6ポンド砲」シリーズは、北アフリカ戦線で登場したドイツ軍の重戦車「ティーガー 1」に対抗するために、砲身長42.8口径の「6ポンド砲 Mk.2」から、装甲貫通能力を向上させた45口径の「6ポンド砲 Mk.4」へと移行、ヨーロッパ戦線では主にこの「6ポンド砲 Mk.4」を使用しました
　・ 「6ポンド砲 Mk.2」はマズルブレーキを装備していないのに対して、「6ポンド砲 Mk.4」ではマズルブレーキを装備しているのが外観上の最大の特徴となります
　・ 「6ポンド砲」シリーズは「Mk.1」から「Mk.5」の5種が作られ、「6ポンド砲 Mk.3」は「6ポンド砲 Mk.2」の車載型、「6ポンド砲 Mk.5」は「6ポンド砲 Mk.4」の車載型に相当します

●これと平行し、「6ポンド砲」の後継として、ドイツ軍の「88mm砲」並みの威力を誇る「17ポンド砲」が1941年という早い時期に完成、部隊配備は1943年にズレ込んでしまいますが、「ティーガー 1」や「パンター」などのドイツ軍の重装甲車両の前面装甲を軽く貫く能力でイギリス軍の対戦車砲部隊の主軸兵器となります
●しかし、この「17ポンド砲」は大型の火砲ゆえに重量があり、移動には牽引車両が必要で、車両から陣地への設置の際には多くの人力と時間が掛かり、歩兵部隊を密接に支援する対戦車砲としては好ましいものではありませんでした

●このような事情から「6ポンド砲 Mk.4」も引き続いて運用が行われ、小型で汎用性が高い「6ポンド砲 Mk.4」はドイツ戦車相手に活躍、イギリス軍の対戦車砲の代表的な存在となったのでした

【 「イギリス QF 6ポンド対戦車砲 w/英砲兵」のキット内容について 】

●この第2次世界大戦時におけるイギリス軍の対戦車砲「6ポンド砲」と対戦車砲兵を再現したプラスチックモデル組立キットです

●リッチモデルの堅実なフィギュア造形力でイギリス軍の対戦車砲兵を再現、細分化したパーツ構成によりディテール再現に重きを置いた「6ポンド砲」と、陣地に布陣した対戦車としての本来の姿を楽しむことができる内容となっています


【 6ポンド砲 】
●「6ポンド砲」は、リッチモデル社製「イギリス オードナンス QF 6ポンド 対戦車砲 Mk.4」と同一となります
　・ 砲のパーツ構成やアクセサリパーツなどについては「イギリス オードナンス QF 6ポンド 対戦車砲 Mk.4」の個別ページを参照して下さい

【 フィギュア 】
●「6ポンド砲」を射撃中の対戦車砲兵のフィギュアが4体付属しています

●フィギュアの内訳は、砲手1体、指揮官1体、弾薬手2体の合計4体です

●服装は、「野戦服」を着用、レギンスと短靴を履き、偽装網、偽装布を付けたヘルメットを被った姿です

●服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、服の縫い目などの細部はシャープなモールドで再現しています

●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツに分割したオーソドックスなパーツ構成となっています

【 「イギリス QF 6ポンド対戦車砲 w/英砲兵」のフィギュアのポージングについて 】

●セットされているフィギュアのポーズは4体、4種類
　・ 砲手は、片膝を付いた状態で照準器を覗いているポーズ
　・ 指揮官は、片膝を付いた姿勢で双眼鏡を覗いているポーズ
　・ 弾薬手は、片膝を付いた姿勢で砲弾を持って装填しようと構えているポーズ
　・ 弾薬手は、片膝を付いた姿勢で砲弾を持っているポーズ
　となっています

【 フィギュアランナーに付属している装備品類 】
　・ 拳銃ホルスター ×1
　・ 偽装網、偽造布付きヘルメット ×4
　・ 双眼鏡 ×1
　・ 双眼鏡ケース ×1
　・ 水筒 ×4
　・ マガジンポーチ ×4
　・ エントレンチツール ×3
　など

【 「イギリス QF 6ポンド対戦車砲 w/英砲兵」のパッケージ内容 】

　・ 6ポンド砲 Mk.4 ×1
　・ 砲弾 ×5
　・ 空薬莢 ×1
　・ 砲弾ケース ×3
　・ 砲弾箱 ×2
　・ ロープ ×1
　・ 対戦車砲兵フィギュア ×4
　・ フィギュアの装備品類 一式
　・ 組立て説明書 ×1


●2014年 フィギュアランナー完全新金型