単行本 （直販書籍） タイフーン作戦 ゲンブンマガジン編集室

「タイフーン作戦 本 (ゲンブンマガジン編集室 単行本 （直販書籍）  No.63041 )」です

●1941年秋に開始されたモスクワ攻撃作戦「タイフーン作戦」における独ソ両軍の兵士の戦いを描いた劇画集です

●フィクションではなく、実際の戦闘記録や戦記などに基づいて劇画として書き起こされたもので、一兵士が体験したことから将軍、将校クラスの指揮の様子が描かれ、大局的な流れから前線における過酷な現実まで「タイフーン作戦」の姿に迫った内容となっています

【 「タイフーン作戦」について 】

●1941年6月、ドイツは独ソ不可侵条約を破棄してソ連領に軍事侵攻を開始、西方電撃戦でその威力を発揮したドイツ軍の突破力は緒戦において如何なく示され、ドイツはソ連領内奥深くまで進出します

●ドイツ軍では、それまでの電撃戦の経験から2、3ヶ月でソ連を屈服させることができると考えられていましたが、それまでに戦った国とは異なる広大な国土を持つソ連ではドイツ軍の進撃に補給が追い付かず、戦力的にも徐々に先細りとなって行きました

●ドイツ軍は戦略的な目標をソ連の首都「モスクワ」と定めて、1941年9月にモスクワ攻撃作戦「ターフーン作戦」を発動、戦力を集中させてモスクワ占領を目指します

●ソ連軍はシベリア方面に展開していた兵力を投入して頑強に抵抗、更に例年よりも早い冬の訪れがソ連軍に味方し、冬季装備が不足していたドイツ軍はモスクワ前面において力尽きてしまい、戦況はソ連軍有利へと傾いたのでした

【 「タイフーン作戦」の内容について 】

●戦記劇画の第一人者「小林源文」氏による、実話に基づいた「タイフーン作戦」での出来事を描いた劇画集です

●各ストーリーは、前線での一兵士から指揮官、将軍クラスまで及び、一つの短いストーリーが繋がることで「タイフーン作戦」の全貌が掴めるようになっています

●「タイフーン作戦」は1941年12月の作戦中止命令により終了しましたが、本書ではその後のモスクワ前面におけるドイツ第9軍の包囲戦闘までが描かれ、酷寒の地での過酷な戦闘模様が描画されています

●各ストーリーの要部には作戦図も挿入され、大局的な戦況や投入された戦力などが図示、この作戦図により各ストーリーの置かれた状況が分かり易くかつ奥深いものとなっています

●巻末には、ドイツ歩兵師団の編成表も収録されています

【 「タイフーン作戦」の内容目次 】

●「タイフーン作戦」
●ドイツ歩兵師団編成表
●ドイツ軍の各師団の師団記章及びその編成

【 「タイフーン作戦」の奥付 】

●版型 ： B5版 / ソフトカバー
●全156ページ / モノクロ
●著者 ： 小林源文
●発行日 ： 2013年12月31日
●ISBNコード ： 4960331630414