1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ イギリス軍 空挺兵 自転車セット タミヤ模型

「イギリス軍 空挺兵 自転車セット プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ  No.333 )」です

●第2次世界大戦時における「イギリス空挺部隊」用の「自転車」2台と、それを使用する「空挺部隊」の兵士のフィギュア2体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●イギリス空挺部隊用の自転車とそれを使用している兵士を再現、「レッド・デビル」と言われ、敵陣後方に降下して活躍したイギリス空挺部隊と、あらゆる物を活用するというイギリス人気質から生まれた空挺部隊用の自転車とが織り成す独特の空気感を再現した内容となっています

【 「イギリス空挺部隊用の自転車」について 】

●第2次世界大戦時、自転車は軽便な移動車両として各国の軍隊で使用されました

●自転車は積載能力が低く、実質上路面しか走ることができないため、運用されるのはもっぱら戦線後方であり、前線において本格的に使用されたのは、大戦末期のドイツ軍の祖国防衛戦、日本軍の南方への侵攻作戦と登場機会は限られています

●第2大戦開始後、イギリス軍では西方電撃戦でのドイツ軍の空挺部隊の活躍の影響を受けて、本格的な空挺部隊の創設と練成を開始、1942年のチュニジア戦頃から実戦に参加しました

●空挺部隊は、敵の戦線後方に部隊のみが降下するので、重装備を持って行くことができず、降下後の移動手段が問題となります

●特に、空挺降下は夜間に行われるために高度な航法システムと練度の高いパイロットが必要であり、それも敵の対空砲火や気象により実際の降下地点が予定地点よりも数km離れてしまうことが頻繁に発生しました
●車両などの重装備を輸送できるグライダーも存在していましたが、地形によってはグライダーが着陸できない場合があり、グライダーを使用しないパラシュートで投下できる車両が必要とされます
　・ イギリスの空挺部隊は、「パラシュート降下兵」と「グライダー降下兵」とで区別されており、「グライダー降下兵」は戦場への輸送手段としてグライダーを使用するという意味合いが強く、パラシュート降下の訓練は受けませんでした
　・ パラシュート降下とグライダー降下とは、事故を避けるために同地点への降下は行わないものとされました

●そこで、空挺部隊が注目したのが「自転車」と「オートバイ」で、「自転車」は空挺部隊用として開発された折り畳み式のタイプが採用、この「自転車」はパラシュート投下用として、フレームなどの強度の強化と徹底した軽量化が図られ、自転車としては最小限の機能に絞られています

●この「自転車」を装備したイギリス空挺部隊は、ドイツ占領下のフランスに降下、ドイツ軍のレーダー基地への偵察任務などで活躍しています

【 「イギリス軍 空挺兵 自転車セット」のキット内容について 】

●このイギリス空挺部隊用の自転車と、それを使用する空挺部隊の兵士を再現したプラスチックモデル組立キットです

●タミヤのミリタリーミニチュアシリーズ初となる「イギリス空挺部隊」の兵士と空挺部隊用の自転車を再現、その存在自体がユニークな空挺部隊用の自転車と、その勇猛果敢さと数々の特殊作戦で名を挙げたイギリス空挺部隊兵士のワンシーンを表現した内容となっています

●空挺部隊用の自転車は、タミヤのミリタリーミニチュアシリーズのフォーマットに従い、パーツ数を抑えながらもメリハリのある彫刻とポイントを押さえた造形力により実感ある造形で再現、空挺部隊の兵士のフィギュアとの組み合わせによりキットのみで「絵」になるシーンが演出できることでしょう

●自転車とフィギュアはパーツ数が少なく、短時間で組み上げが可能、フィギュアの世界を楽しむモチーフとして、簡単な地面を付けたビネットとして、そして演習地であるイギリスの田舎や、実戦でのフランスの地方などを想定したジオラマ化など、様々な楽しみ方が広がるキットです


【 イギリス空挺部隊用の自転車 】
●イギリス空挺部隊用の自転車は、ディテールを重視しながらもパーツ数を抑えて再現、6パーツで構成されています

●「自転車」を折畳んだ運搬・降下時の形態を、フレームパーツに加工することで再現することができます

●自転車は、メインフレーム、タイヤ、スポーク、サドルが一体成型されています
　・ 折り畳んだ状態とする場合にはフレームの中央部をカットして使用します
　・ サイドフレームは別パーツで、展開した状態用と折り畳んだ状態用の2種が付属
　・ チェーンはサイドフレームに一体成型されています
　・ ハンドル、ペダル、サドル下部のバッグがパーツ化


【 イギリス空挺部隊のフィギュア 】
●イギリス空挺部隊の兵士を再現したフィギュアが2体セットされています

●「イギリス空挺部隊 兵士」の1体は自転車に跨って地図を見ているポーズ、もう1体は手で自転車を押さえながら前方を指差しているポーズです （地図は説明書に印刷されています）
　・ 服装は、「野戦服」の上に空挺部隊用の「迷彩スモック」を着用した姿です
　・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部は繊細なモールドで彫刻されています
　・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成です

●イギリス空挺部隊兵士の頭部パーツは2種類セット、選択して使用することができます
　・ 頭部パーツ部は、ヘルメットを被った状態（ヘルメットは別パーツ）と、ベレー帽を被った状態の2種
　・ ヘルメットを被った状態の頭部パーツには、ヘルメットの顎紐が一体成型されています


【 付属している装備品類 】
　・ リー・エンフィールドライフル ×2
　・ 大型背嚢 ×2
　・ 背嚢 ×2
　・ ヘルメット ×2
　・ マガジンポーチ ×4
　・ 水筒 ×2
　・ エントレンチングツール ×2
　など

【 「イギリス軍 空挺兵 自転車セット」のパッケージ内容 】

　・ 空挺部隊用自転車 ×2
　・ イギリス空挺部隊兵士フィギュア ×2体
　・ フィギュア用 ヘッド ×4 （フィギュアに使用する2個を含む）


●2013年 完全新金型